北の大地の動物たちが住む森を　日本中の子どもたちの力で守りたい

子どもたちの「生き物大好き！」から始まる環境づくり

はじめまして。ＮＰＯ法人子ども環境ネットワークと申します。

私たちは「将来の地球環境を創るのは、未来の世界で生活する子どもたち自身だ」という考えのもと、活動に取り組んでいます。おとなが進める未来への環境づくりは、子どもたちが本当に望んでいるものなのか、住み続けたい地球になるのか、そんな思いから始めた活動。そして、その活動の中から、子どもたちが、近所の林がソーラーパネルに代わり、鳥や虫がいなくなったことが心に残っていることを知りました。また、海洋プラスチックで傷ついたり死んでいく動物を知り、地域の大人に思いを伝える姿を見ることができました。

子どもたち自身が創る未来こそが、世界が求める多様な生物と共生できる地球ではないかと考えています。子どもたちが「大切な景色（環境）を見つけ」「守ることを考え」「行動を起こす」ことを支援し、子どもたちが考えた行動が実現する仕組みづくりを行っています。

今回、北海道の子どもたちが守りたい生き物を、まだ知らない子どもたちに知ってもらい、動物たちが住む森を守る活動に、できるだけ多くの子どもたちに参加してもらいたく、楽しく「見つけ」「考える」ことができるオンラインゲームを作りたいと思っています。

 

＜スキーム　子どもたち自身が大切にしたい環境を守る仕組みづくり＞

これまでの活動１　環境保全支援

★昔いたホタルを呼び戻したい　（京都　高瀬川）★

 

地域の方の努力で少しづつ昔の美しさが戻ってきた高瀬川に子どもたちの活動が加わり、ホタルが住む自然豊かな高瀬川になることを目指しています。

               

これまでの活動２　学習支援

★海の生き物のために　プラスチックを減らそう 　（京都　元町学区）

 

海から遠い京都の町でも、プラスチックごみで苦しむウミガメやクジラのためにできることがある～子どもたちがプラスチックごみを減らす暮らしを考え、地域に呼び掛けました。

   

 

これまでの活動３　環境意見交換会

★京都市内小学校５年生と北海道釧路市内小学校５年生でのオンライン環境意見交換会★

 

京都、北海道の子どもたちで自分の大切にしたい環境について意見を交えました。北海道の子どもたちから、クマゲラやシマフクロウなど、初めて聞く動物に京都の子どもたちも驚いていました。

 

　

 

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

　京都ー北海道意見交換会実施後、私たちも北海道の子どもたちが大切にしたい動物たちの森を、地域の子どもたちと一緒に守りたい考え、昨年より釧路湿原周辺で活動の立ち上げに取り組んでいます。しかし北海道の自然は広大で、一部の地域の子どもたちや住民、地域団体だけでは解決できない問題がたくさんあります。

 

＜北海道の森で起きている問題＞

森や湿原周辺での不法投棄や散乱した産業廃棄物

ソーラーパネルや風力発電の乱立と大規模な森林伐採

外国資本による開発や水源林の乱獲

 

＜子どもたちの力で北海道の森で起きている問題を解決したい＞

　これらは、それぞれ土地を保有・管理する人の考え方や、自然を大切にするルールを守らない人たちによって起きるため、理解してもらうことが難しいです。地域住民や行政、自然保護団体等だけでは解決できません。

 

　そこで、シマフクロウやクマゲラ、エゾモモンガたちがこれからも生き続ける原生林を守るために、日本中の子どもたちが北海道の森にすむ生きものを守るために行動し、社会を動かし、課題解決を目指すプロジェクトを立ち上げました。

 

 

▼プロジェクトの内容

　このプロジェクトでは、日本中の子どもたちに北海道に住む生きものを知ってもらい、子どもたち同士で話し合い、守るためのアイデアを協働して実践し、大人に考えを発表できるネットワーク基盤を制作したいと考えています。

 

　プロジェクトの第一弾として、北海道に住む生きものの魅力を伝え、今起きている課題を知り、遠い所に住んでいても課題解決につながる行動を、SDGｓも織り込みながら考えられるオンラインゲームのプロトタイプ製作を計画しております。このクラウドファンディングでは、ゲーム製作にかる費用についてご支援いただきたく、どうぞよろしくお願いいたします。

 

＜オンラインゲーム内容＞

　北海道の生きものを紹介する動画と、３つのカードゲームで構成しています。

　

 

 

 

 

 

　このオンラインゲームを北海道、横浜、京都の小学校や地域コミュニティ（児童館や子ども食堂）でテスト的に実施し、改良をして全国に展開する予定です。最終的には、このゲームに参加した子どもたちが話し合い、自分のアイデアを発表するネットワーク基盤を制作する計画になっています。

 

＜プロジェクトの流れ＞

▼プロジェクトの展望・ビジョン

　私たちは、このプロジェクトから、子どもたちが北海道の森林を守るために考えた活動を広め、企業や周辺地域団体、NPO法人などに、子どもたちからの自然保護活動のアイデアを紹介し、協同して実現させていきたいと考えています。いつか出会いたい北海道の生きもののために動く子どもたちの姿や、自然保護活動によって、釧路湿原や阿寒の森など北海道に豊かな森があり続けることを目指しています。

 

　将来的には、このネットワークを通して、子どもたちが自分の地域の大切にしたい環境や行動を話し合い、日本全体、地球全体で子どもたちが住みたい地球環境を描き、それに近づけていくために様々な団体や企業と協働していきたいと考えています。

 

　大きな展望の最初の一歩を踏み出したいです。どうぞ子どもたちの「自然が、生きものが大好き！」の力で創る環境に、ご賛同、ご支援いただけますよう、よろしくお願いいたします。