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児童労働ゼロの世界へ!ACE SDGsプロジェクト2019

児童労働ゼロの世界へ!ACE SDGsプロジェクト2019

寄附総額

5,880,000

目標金額 5,000,000円

寄附者
357人
募集終了日
2019年7月24日
プロジェクトは成立しました!
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2019年06月16日 10:11

6/16はアフリカ子どもの日。子どもが動いたとき、おとなは?

 

ACE SDGsプロジェクト2019を立ち上げて1週間となりました。

これまで123名の方に2,275,000円のご支援をいただいています。

ご支援をいただき、ありがとうございます!

 

本日、6月16日はアフリカ子どもの日です。

そこで今日は少しこの日にまつわる話を紹介させてください。

 

【児童労働が最も多い地域、アフリカ】

 

実はアフリカは、児童労働者が最も多い地域。

世界1億5200万人のうちの、全体の47.6%、7千210万人が、アフリカの児童労働者です。

世界の子どもの10人に1人が児童労働者にあたるのですが、アフリカでは5人に1人の割合と、抜きんでて割合が高くなっていること、また児童労働者数が全体では減少傾向にある中、アフリカでは増加していることが、懸念されています。

 

アフリカ連合(AU)では、この事態を受け、現在、児童労働撤廃に向けた10年アクションプランを議論中、今年中に決定する予定です。世界の児童労働問題が解決できるかどうかは、アフリカの進展にかかっているといっても過言ではありません。

 

【6月16日がアフリカ子どもの日に制定された背景とは?】

 

この6月16日がなぜ「アフリカ子どもの日」に制定されたか、なんとなくは知っていたのですが、その背景を今回もう少し調べてみると、そこには差別と教育を受ける権利のために闘った子どもたちがいたことがわかりました。

 

まだアパルトヘイトがあった1976年の南アフリカで事件は起きました。

発端は、黒人の学校だけ、英語とアフリカーンス語を教科ごとにわけて半分つづ使うよう強要するAfrikaans Medium Decree(条例?)が、何の相談もなく施行されたことです。

 

算数や社会をアフリカーンス語でやることになったわけですが、子どもたち自身はその言語にそこまでなじみがなく、授業の中身より言語を理解することに神経をさかなくてはならなくなりました。

 

そんな状況に耐えかねた子どもたちが立ち上がり、「平和的に行動する」ことを約束した子どもたちに教師も支持し、6月16日の朝からソウェトで行われたマーチに対し、警察が銃撃をしたのです。

 

平和的にマーチをしている15歳や13歳という年齢の子どもたちが警察に撃たれた、ということ自体が衝撃ですが、10000人から20000人ともいわれる参加者の中から173人の子どもが亡くなり、1000人以上がけがをしたそうです。

 

警察に撃たれ、いま命を落とした友達を抱きかかえ、その妹と歩く少年の姿を捉えた写真とこのニュースは世界を巡り、アパルトヘイトへの非難も高まり、国連でもこれを非難する決議が採択されました。

 

そのような歴史をうけ、1991年にこのソウェトで立ち上がった子どもたちへの敬意と、アフリカの子どもたちの教育について関心を高めるため、この日がアフリカ子どもに日とされました。

 

【子どもたちが自分の権利を知り、行動したら、おとなはどう受け止める?】

 

実はACEのガーナのプロジェクト地でも、子どもたちが、教室が足りていないこと(2学年が1つの教室を前と後ろでシェアするような状態)に対し、村長の家までデモ行進をしたことがあります。

 

その結果、ようやくおとなたちが重い腰をあげ、仮教室の建設がはじまりました。そして教室が足りなくなった要因であった、中学校の新設については、その数年後に新しい立派な校舎が出来ました(現地パートナー団体が申請した在ガーナ日本大使館の支援を受けて)。

 

子どもたちが自分たちのニーズを、一人ではなく多数で、マーチという形で表明できたのは、子どもの権利クラブの活動を通じて、子どもたち自身で話し合ったりする機会をプロジェクトの中で作ってきたからもあったと思います。

 

子どもが自分と同じような生きにくさとニーズをもつ子どもと「つながる」こと、そこに会話が生まれる「スペース」があること、そしてそれを表明する「手段」を知っていること。と同時に、その声を聴く、きちんと受け止めるおとなの姿勢が重要だと思います。

 

1998年に6カ月間行われた児童労働に反対するグローバルマーチでも、マーチの先頭を歩くのは、児童労働から解放された子どもたちでした。子どもたちは自分の経験を語り、いまなおその状況にある他の多くの子どもたちに意識を向けるよう、おとなに語りかけました。

 

そしてその結果、それまでは「児童労働」の定義についてばかり議論になってしまい、なぜ起きるのか、どう対応すべきかの話までいけなかった状況から、国際的な共通の定義をもたらす新しい条約が出来て、児童労働はたとえ貧しくともなくしていかなくてはいけないという決意が生まれました。この「最悪の形態の児童労働条約」が出来てから、今年でちょうど20年です。

 

【貧困がなくならないと、児童労働はなくならない?】

 

実は私はこの新しい条約の議論の場面に居合わせたことがあります。

その時、途上国政府代表が表明した意見のひとつは、「貧困がなくならないと、児童労働はなくせない」というような意見でした。今でも、そう思っている人は多いかと思います。

私はこれはひとつの「思い込み」だと思っています。

 

この考え方だと「貧困はなくならないから児童労働もなくせない」となるのですが、「貧困⇒児童労働」ということなのですが、「児童労働」は貧困の原因であり結果なのです。「貧困⇔児童労働」だと思っています。

 

児童労働と貧困は、教育の機会など他の様々な要因とともに、ループでつながっていて、そのループは世代を超えて、貧困層を固定化していまっているのです。

 

この構造の上に、グローバル経済が浸透し、その中に児童労働が組み込まれ、事態をより複雑にしています。

 

 

【100年もなくならない児童労働】

 

なぜ児童労働が、はじめて国際的に問題になった1919年から、100年もなくならないのか。

 

この問題の複雑性とともに、もうひとつのは、この当事者の声が十分に届いていないこともあるのではないかと思いました。

 

国の予算配分を決める場面や、どの政策を優先させるかを決める意思決定の場面に、子どもたちや家族はいない、そのか細い声は直接は届かず、その声を代弁する人も、そこにはいない、ということではないでしょうか。

 

当事者である子どもたちの声が、十分に聴けていない

そしてその声が届けられていない

そしてその声を、おとなが聞いていない

(あるいは聞こえていないふりをしている、聞こえてるけど無視してる)

そういう構造が続いているからではないかと思いました。

 

子どもたち自身だけでなく、貧困に苦しむその家族の声も、聞こえていません。

 

ただでさえ大変な毎日に、そんな声をあげる気力なんてなく、こういうものなのだ、仕方がないとあきらめている子どもや家族もたくさんいると思います。

 

ACEのパーパスは「子ども、若者が自らの意志で人生や社会を築ける世界をつくるため、子ども・若者の権利を奪う社会課題を解決する」です。

 

子どもたちに、自分の人生をあきらめてほしくない。

 

だからこそ、子どもたちと、親の声をもっと、もっと聴かなくちゃいけない、とこの6月16日に想いをあらたにするのでした。

 

長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

 

 

 

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