難治性血液がんをCAR-T細胞の力で治すため、充実した治療環境を!

寄付総額

26,679,000

目標金額 10,000,000円

寄付者
530人
募集終了日
2024年3月21日

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プロジェクト本文

 

NEXT GOALを達成いたしました。ありがとうございます!
本プロジェクト開始直後からたくさんのご賛同と、支援者の皆様の温かくそして心強いご支援をいただき、第二目標の2,000万円を期間内に達成することができました。現時点で462名を越える皆様から、本プロジェクトへのご賛同をいただきました。本当にありがとうございました。


このプロジェクトを通じて、私たちがとても嬉しく感じたのは、患者さんやそのご家族、静岡県を中心とした地域の皆さんや企業の皆様から、多くの温かいコメントをいただいたことです。そのメッセージが私たちの背中を後押しし、皆さんとここまで頑張ってこられたのだと感じています。この場を借りてスタッフ一同、心より御礼申し上げます。


ここで、本プロジェクト実行者である小野孝明より、皆様へご挨拶をさせていただければと思います。

 


実行者 小野孝明より皆様へ:
本プロジェクトにたくさんのご声援とご支援をいただき、皆様に心より感謝申し上げます。
 

今回のプロジェクトでお預かりした皆様からのご支援と診療態勢の充実への期待をしっかりと形にしていかなければなりません。現在、本プロジェクト開始直後より、CAR-T細胞療法の実施件数も昨年と比較して増えてきております。本プロジェクトの達成を受けて、一層診療態勢を充実させるとともに、適応のある患者さんに、タイミング良くCAR-T細胞療法を届けられるようにしていきたいと思っています。


 クラウドファンディングは、皆さんもご存じのように単なる資金集めではありません。本プロジェクトを通じて、このCAR-T細胞療法という治療をより多くの皆様に知っていただき、血液がん治療に頑張られている患者さんやサポートしているご家族を支える仲間を増やすことも大きな目標だと思っています。


つきましては、次のネクストゴールとして、さらなる金額目標ではなく、新たに「ご支援者500名達成!」を目指し、ぜひがん治療を支えるコミュニティをさらに広げていきたいと考えています。本プロジェクトは3/21日まで続き、終了まであと8日となりました。引き続き、支援の輪を広げていくため、スタッフ一丸となり全力で邁進してまいりますので、皆様の温かいご声援をよろしくお願いいたします。



2024年3月13日 追記
浜松医科大学医学部附属病院
輸血・細胞治療部 部長 小野孝明

 

抗がん剤治療でも完治しない、血液がんの患者さんの命を救いたい。

 

血液がんの患者さんの中には、抗がん剤治療を受けても、完治しない方々がいらっしゃいます。
そのような患者さんにとって、「CAR-T細胞療法」は、がん免疫療法として有効性が期待される治療*です。現在、当院はCAR-T細胞療法を実施しており、静岡県全域と愛知県東部エリアを中心に対象となる患者さん(小児から成人)を受け入れています。

 

CAR-T細胞療法を成功させる鍵は、患者さんの元気なリンパ球をタイミング良く採取し、リンパ球からつくった「CAR-T細胞(免疫の力でがん細胞を攻撃してくれる細胞)」を患者さんへ迅速に戻すことです。この体制の実現には、リンパ球採取に用いる「遠心型血液成分分離装置」が不可欠です。

 

しかし、この装置は、CAR-T細胞療法以外でも使用するにも関わらず、当院には1台しかありません。リンパ球採取の予定が重なったり、他の治療での使用予定が重なったりすると、患者さんにとってベストなタイミングでリンパ球を採取できず、CAR-T細胞治療が遅れてしまう可能性があります。また装置のトラブルが起こると、その日のうちにリンパ球採取ができない可能性もあります。そこで、多くの患者さんに最適な対応ができるように、2台目の本装置購入に向けてクラウドファンディングの実施を決意いたしました。

 

 

新型コロナウイルス感染症への対策費用や、急激な物価高騰、高額医療機器の購入などが重なり、病院内で本装置購入の予算を捻出することが厳しい状況になっております。当院の血液がんの診療に関わる医師(小児科、血液内科)は、高度な専門性を要するCAR-T細胞療法を行い、患者さんの命を守る役割を担い続けたいと考えています。

 

つきましては、誠に恐縮ではございますが、是非とも本プロジェクトの趣旨にご理解、ご賛同いただき、格別のご寄付を賜りますようお願い申し上げます。

 

*「CAR-T細胞療法」について
 

がん免疫療法として有効性が期待される反面、重篤な副反応が起きる可能性があります。また実施可能な病気の適応については、CAR-T細胞製剤により異なるため、現在診療を受けている主治医の先生とよく相談することが重要です。

 

 

少しでも多くの患者さんを完治に導く、という想いとともに

 

浜松医科大学医学部附属病院は、大学附属病院として高度で難易度の高い医療を担ってきました。特に血液がんのように発症頻度が少なく、治療が難しい白血病や悪性リンパ腫、多発性骨髄腫などの難治性血液がん患者さんを多く受け入れてきました。

 

さらに、そのような患者さんに対して骨髄移植などの移植治療を行うだけでなく、移植後の就労支援などの生活の質を重視する診療を心かげており、日本造血・免疫細胞療法学会が認定する移植施設として「カテゴリーI」(質の高い移植治療を行える施設だと証明する認定基準)の認定を受けています。さらには、今回のクラウドファンディング実施を決意することになった、がん免疫療法である「CAR-T細胞療法」の実施施設として、厳しい基準をクリアして2021年3月に認定を受けています。

 

現在、当院は、**悪性リンパ腫、***B細胞性急性リンパ芽球性白血病(CAR-T細胞療法実施時に25歳以下)、****多発性骨髄腫に対する「CAR-T細胞療法」を実施しており、静岡県全域や愛知県東部エリアなどからの患者さん(小児から成人)を受け入れています。

 

 
医学生時代から、がん患者さんの治療に携わりたいという強い思いがありました。将来の専門領域を迷う中で、診断から病気の告知、治療(抗がん剤治療や移植治療など)の選択すべてに最初から関わって、患者さんに寄り添うことができる血液内科の診療にやりがいを感じ、専門とすることに決めました。

血液がんの分野では、今回の遺伝子治療であるCAR-T細胞療法のような治療方法が開発されつつあります。そのような治療を駆使し、「少しでも多くの患者さんを完治に導きたい」という信念をもって日々、診療を行っています。 

(浜松医科大学医学部附属病院 輸血・細胞治療部 小野孝明)

 

 

CAR-T細胞療法について

 

最近、今までの抗がん剤や移植治療でも完治しない、再発難治性の悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、B細胞性急性リンパ芽球性白血病(CAR-T細胞療法実施時に25歳以下)の患者さんを治癒に導ける可能性がある「CAR-T細胞療法」という治療方法が話題になっています。

 

第一段階:患者さんご自身のリンパ球(T細胞)を取り出します。

 

第二段階:がん細胞への免疫力を高めたリンパ球 (CAR-T細胞) が病気の細胞を攻撃することにより、完治を目指します。

 

CAR-T細胞療法の対象となる疾患について

1 悪性リンパ腫

 悪性リンパ腫は、白血球の中のリンパ球ががん化する血液がんです。首やわきの下、股の部分などにあるリンパ腺から病気が発症することが多いですが、胃や皮膚などのリンパ腺以外からも病気が見つかる場合があります。治療としては薬物療法(抗がん剤治療など)を行いますが、完治しない場合は、造血幹細胞移植(ほとんどが自家移植)やCAR-T細胞療法を行う事があります。悪性リンパ腫には多くのタイプがあるため、それぞれ治療が異なります。CAR-T細胞療法も、どのようなタイプの患者さんに実施するか、適応が厳格に決まっています。

 

2 B細胞性急性リンパ芽球性白血病

 B細胞性急性リンパ芽球性白血病は、白血球の中のBリンパ球になる前の若い細胞ががん化して骨髄の中で白血病細胞となって増殖する血液がんです。特に小児がんの中では一番多い病気です。抗がん剤治療に良く反応しますが、中には再発を繰り返して完治しない患者さんもいます。その場合、他人から造血幹細胞を移植する同種造血幹細胞移植(骨髄移植や臍帯血移植など)やCAR-T細胞療法(CD19抗原が陽性の場合)が適応になる場合があります。

 

3 多発性骨髄腫

 多発性骨髄腫は、白血球の中のリンパ球のうち、B細胞から成長した形質細胞ががん化する血液がんです。60歳から70歳以上の比較的高齢の方に多くみられる病気です。骨の中で病気が増えるため、骨折を起こしやすくなります。また貧血や腎臓機能の低下、感染症にかかりやすくなったりします。治療としては、分子標的薬(病気の特定の部分に作用する治療薬)にステロイドなどの薬を組み合わせた治療が多く行われます。年齢や体の状態などによっては、造血幹細胞移植(ほとんどが自家移植)が選択肢になることもあります。CAR-T細胞療法は、複数の分子標的薬を使用しても効果がない場合に実施しますが、適応が厳格に決まっています。

 

 

 

クラウドファンディング立ち上げの背景

 

最適なタイミングで、一人ひとりの患者さんの治療を進められる体制を

 

CAR-T細胞療法を成功させる鍵は、病気の状態を確認してからタイミング良く、患者さんの血液から「遠心型血液成分分離装置」を使用して、元気なリンパ球を採取することです。そして免疫の力でがん細胞を攻撃してくれるCAR-T細胞に変えた後、患者さんへ迅速に戻すことが重要になります。

 

今回は、徐々に増えてきている紹介患者さんにタイミング良く、元気なリンパ球を採取するための充実したCAR-T細胞療法の受け入れ体制を実現したいと考えています。

 

 

CAR-T細胞療法には、厳格な適応基準があるため、紹介元の病院との連携が必要になります。当院では、静岡県から愛知県までの小児科や血液内科の医師が参加するメーリングリストを作成して、患者さんの事を気軽に相談できるようにしています。このような取り組みを行うようにしてから、患者さんの紹介が徐々に増えるようになりました。

 

CAR-T細胞療法を希望されて紹介される患者さんは、みなさん今までの治療には効果がなく、病状の進行がみられる方も多くいらっしゃいます。正式な紹介状が届く前に、患者さんの病状について当院と紹介元の病院で共通の認識を持つようにし、受診やリンパ球採取のタイミングを逃すことがないように心がけています。

 

リンパ球採取に用いている遠心型血液成分分離装置

 

しかしながら、リンパ球採取に用いている遠心型血液成分分離装置は、当院に1台しかなく、採取予定日が他の患者さんと重なったり、他の治療による本装置の使用予定が入っていると患者さんにとってベストなタイミングでリンパ球を採取できず、CAR-T細胞の作成や投与自体が遅れてしまう原因にもなってしまいます。

 

CAR-T細胞療法の期間短縮へ:最近の研究からわかってきたこと

CAR-T細胞を作成のためには、患者さんから採取したリンパ球を米国(製剤によっては国内)の製造工場に送らなければなりません。製造工場でリンパ球をCAR-T細胞に変える処理は、製剤によって異なりますが、おおよそ1ヶ月から1ヶ月半かかります。その後、CAR-T細胞は治療施設に搬送され、投与まで液体窒素の中で保管されます。患者さんは、CAR-T細胞が到着してから、タイミングをみて入院します。入院後は、弱い抗がん剤投与を数日受けてから、CAR-T細胞を患者さんの体内へ点滴します。

 

最近、CAR-T細胞療法の成績は、リンパ球採取からCAR-T細胞投与までの期間が短い方が良好であると認識されるようになっています。また投与までに時間がかかると、病気自体が進行してしまい、CAR-T細胞療法が実施できないこともあります。このため、患者さんが紹介された後に、ベストなタイミングでリンパ球を採取して、可能な限り迅速にCAR-T細胞を投与することが重要になってきます。

 

 

クラウドファンディングの詳細について

 

そこで、もう1台の遠心型血液成分分離装置を購入しようと2年程前から病院と協議を重ねてきたのですが、行く手を阻んだのが、長引いた新型コロナウイルス感染症流行への対策費用や電気代を含めた急激な物価高騰でした。また、より緊急度の高い高額医療機器の更新購入などもあり、本機器購入のための予算を捻出することが予想以上に難しい状況になってしまいました。

 

今回のクラウドファンディングでは、本機器購入金額の一部である1,000万円を募ることにしています。

 

プロジェクト概要

 

運営主体

浜松医科大学医学部附属病院

 

プロジェクト概要

リンパ球採取に必要な機器である「遠心型血液成分分離装置」を1台購入し、当院におけるCAR-T細胞療法の治療および環境整備のために使用させていただきます。

 

寄付金の使途(内訳)

●目標金額の内訳:1,000万円

・「遠心型血液成分分離装置」1台の購入費用の一部

・クラウドファンディング手数料など

なお、期間内に目標金額以上のご寄付をいただくことができた場合には、本装置の購入費用全額との差額、および当院のCAR-T細胞療法を含めた血液疾患治療の院内整備のために使用させていただく予定としています。

 

導入までのスケジュール(予定)

2024年12月頃まで:浜松医科大学医学部附属病院への遠心型血液成分分離装置の導入

※進捗状況次第では、スケジュールが前後する可能性がございます。

 

 

浜松医科大学医学部附属病院・難治性血液がん治療の「これから」を支えてください

 

当院の血液がんの診療に関わる小児科および血液内科の医師は、今回のCAR-T細胞療法のような高度な専門性を要する医療を静岡県全域在住の患者さんに幅広く提供して、命を守る重要な役割を担っていくことを使命だと思っています

 

今回のクラウドファンディングを通して、小児から成人までの難治性血液がん治療に関わる医療の必要性を知っていただき、命を守る活動にご理解いただけることを切に願います。リンパ球採取に必要な機器である遠心型血液成分分離装置の2台目を購入することで、CAR-T細胞療法をより多くの患者さんにタイミング良く提供したいと考えています。

 

ご賛同いただいた皆様のお気持ちに応えるため、更に静岡県全域や周辺地区の皆様の期待に応えられる「CAR-T細胞療法」実施施設を目指してまいります。ご寄付、応援の程よろしくお願い申し上げます。

 

 

実行メンバーからのメッセージ

小野 孝明 
浜松医科大学医学部附属病院/ 輸血・細胞治療部 部長/准教授・造血細胞移植センター センター長

当院は、2021年3月に再発または難治性の白血病と悪性リンパ腫の一部を対象としたがん免疫遺伝子治療である「CAR-T細胞療法製剤」の提供可能施設となりました。その後、2023年9月には、再発または難治性の多発性骨髄腫に対する「CAR-T細胞療法製剤」も提供可能となっています。これらの2製剤のCAR-T細胞療法は東海地区でも実施施設が限られており、紹介患者さんの増加とともに診療実績が徐々に積み上がってきています。一方、当院では、リンパ球を採取する遠心型血液成分分離装置を1台しか所有していないため、採取予定日が他の患者さんと重なるなどした場合、ベストタイミングで採取ができず、CAR-T細胞の作成や投与自体の遅延につながる可能性があります。血液がんの治療は、日々進歩しているものの、一定の患者さんは病気を完治させるために「CAR-T細胞療法」を必要としています。本プロジェクトにご賛同いただける方は、当院のCAR-T細胞療法の診療環境を充実させるため、是非、ご協力いただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

 

坂口 公祥
浜松医科大学医学部附属病院 / 造血細胞移植センター 副センター長・小児科外来医長

白血病と言われると、みなさまの中には「不治の病」と考えられる方もいらっしゃると思います。医療の進歩によって子どもの急性リンパ性白血病の患者さんの8割以上は普通の治療で普通に治すことができる時代になっています。それでも2割の患者さんはみなさまの考える「不治の病」のままです。このような患者さん達が助かるための方法の一つとしてCAR-T細胞療法があります。しかし、CAR-T細胞療法が受けられる病院は名古屋市から横浜市までの間で当院しかありません。CAR-T細胞療法を必要とする子どもが適切な時期に治療を受けられるよう、みなさまのお力を貸していただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

 

永田 泰之
浜松医科大学医学部附属病院 / 血液内科 診療科長

悪性リンパ腫や多発性骨髄腫などの血液の病気では、治療が効きにくい難治性の患者さんに対して、若年の患者さんでは自家末梢血幹細胞移植が行われてきました。患者さん自身の血液中の造血幹細胞をあらかじめ採取・保存し、大量抗がん剤治療後に患者さんに戻してあげる治療です。近年、CAR-T細胞療法が登場し、自家末梢血幹細胞移植の適応とならない患者さんも治療を受けられる機会が増えました。一方で、リンパ球採取は造血幹細胞採取と同様に遠心型血球成分分離装置を用いるため、採取時期を調整する必要が出てきています。適切なタイミングで患者さんが治療を受けられるよう環境を整えるためにも皆様のご協力をお願い致します。

 

大場 香里
浜松医科大学医学部附属病院 / 8東血液内科看護師長

当院では、難治性血液がんの治療「CAR-T細胞療法」を提供できる施設となっております。実際にこの治療は、これまでの治療法に比べ、QOL(生活の質)を保つことが期待できるようになりました。しかし、CAR-T細胞を採取する装置が1台しかありません。そのため、装置の不具合が生じた時には、治療計画が変更となってしまい、患者さんの今後に関わってしまいます。最善の医療を必要な患者さんに、適切なタイミングで提供できるよう、他職種と連携し全力でサポートして参りますので、何卒、あたたかい応援とご協力を賜りますようお願いいたします。

 

三井梢
浜松医科大学医学部附属病院 / 造血細胞移植コーディネーター

「CAR-T細胞療法」は、血液がんの治療として期待されています。この治療が行える環境が整うことは、患者さんたちにとって幅広い治療選択へとつながり、”生きていく道”が広がる一歩へとつながっていくと考えています。一人でも多くの患者さんに、この治療がタイミング良く届けられるように、少しでも早く治療環境を整えていきたいと考えています。適切なタイミングで患者さんが治療を受けられる環境を整えるためにも、皆様の温かなご支援と応援をよろしくお願い申し上げます。

応援コメント

松山 幸弘 
浜松医科大学医学部附属病院 / 病院長、整形外科学教室 教授


CAR-T細胞療法とは、患者さんの血液から作ったCAR-T細胞と呼ばれる細胞を用いた「がん」の治療方法のことです。CAR-T細胞は患者さんから採取した血液のうち、リンパ球のT細胞に遺伝子導入を行うことで作られ、がん細胞を選択的に攻撃できるようにしたものです。CAR-T細胞は患者自身の血液を元に製造施設で作られ、点滴で再び患者さんに投与されます。一度投与されたCAR-T細胞は患者の体内で増殖してがん細胞への攻撃を続けるため、1回の投与で治療が完了する画期的な治療法です。

CAR-T細胞療法で使用されるCAR-T細胞治療製剤は、B細胞性リンパ腫などの血液がんのうち、従来の化学療法や造血幹細胞移植では効果を示さない患者さんに対して用いられています。 当院では、静岡県全域から小児から成人までの血液がん患者さんが紹介されてきます。 リンパ球を採取する装置が1台しかなく、適切な時期に患者さんへ投与できない状況になっております。大変高価な装置であるため、病院の光熱費や電気代の高騰でなかなか購入できません。

是非少しでも多くの血液がん患者さんを救いたいと思いますので、このクラウドファンドへご協力ください。当院血液内科はもちろんのこと、病院全体として、どうかよろしくお願いいたします。

 

前川 裕一郎
国立大学法人浜松医科大学内科学第三講座 / 教授

浜松医科大学内科学第三講座(循環器・血液・免疫リウマチ内科学分野)の前川 裕一郎です。浜松医科大学医学部附属病院は、静岡県で唯一の大学附属病院として他の病院では出来ない治療を実践する役割を担っています。今回のプロジェクトは、がんの中でも治療の専門性が高い、血液がんの治療に関するものです。 一人でも多くの血液がんの患者さんの命を守るために本プロジェクトにご協力頂ければ幸いです。皆様の温かなご支援と応援を宜しくお願い申し上げます。

 

税制上の優遇措置について

浜松医科大学医学部附属病院へのご寄付については、税制上の優遇措置が受けられます。

 

寄付金領収書

寄付金領収書は、2024年5月〜6月末にかけて送付いたします。領収書の日付は、READYFOR株式会社を通じて浜松医科大学医学部附属病院へ寄付金が入金される2024年5月の日付になります。

 

個人の皆様

■所得税の控除

所得控除

寄附金額(総所得金額等の40%を上限とする)から2,000円を除いた額について、所得税の課税所得金額から控除できます。

 

【所得控除による還付金額の計算の仕方】

(寄附金額-2,000円)×税率(収入により異なる)=還付金額

 

■個人住民税(県民税・市町村民税)の控除

 

都道府県または市区町村が、条例により指定した寄附金(条例指定寄附金)について個人住民税の税額控除の対象となります。

 

住民税の控除額=

年間の寄附金合計額(総所得金額等の30%が限度-2,000円)×控除率

県民税の寄附金控除

静岡県にお住まいの方(寄附された翌年の1月1日現在)は、県民税の寄附金控除が受けられます。

静岡県外にお住まいの方は、お住まいの都道府県の税務担当へお問い合わせの上、申告手続きをしてください。

 

市町村民税の寄附金控除

お住まいの市町村の条例で本学の寄附が寄附金税額控除の対象に指定されている場合は、 市町村民税の寄附金税額控除も併せて受けられますので、お住まいの市町村の税務担当へお問い合わせの上、申告手続きをしてください。

 

法人様

寄附金の全額を損金算入することができます。

 

免責事項等

▽寄付金領収証のお名前は、ギフトお届け先にご登録いただいたお名前となります。ご寄付後にアカウント情報を変更した場合でも、ご寄付時に入力したお届け先の宛名と住所は変更されません(個別にご連絡いただかない限り、原則としてご寄付時に入力いただいた宛名と住所に寄付金領収証をお送りさせていただきます)のでご注意ください。

▽ご寄付のお手続き時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。

▽プロジェクト達成後の返金やキャンセルは、ご対応いたしかねますので、何卒ご了承ください。

▽ご寄付に関するご質問は、こちら(https://faq.readyfor.jp/)をご覧ください。

 

ギフトについてのご留意事項

▽本プロジェクトのギフトのうち、【お名前記載】に関するリターンの条件の詳細については、リンク先(https://readyfor.jp/terms_of_service#appendix)の「支援契約について」の中にある「●命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。

 

 

プロジェクト実行責任者:
小野孝明(浜松医科大学医学部附属病院 輸血・細胞治療部)
プロジェクト実施完了日:
2024年12月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

浜松医科大学医学部附属病院 輸血・細胞治療部にて、CAR-T細胞療法の実施に必要な遠心型血液成分分離装置を購入します。なお、期間内に目標金額以上のご寄付をいただくことができた場合には、本装置の購入費用全額との差額、および当院のCAR-T細胞療法を含めた血液疾患治療の院内整備のために使用させていただく予定としています。

リスク&チャレンジ

プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
不足分全額は病院予算で補填します。

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