皆様 (本来であれば、お一人お一人にお送りすべきですが、一刻も早くお伝えしたく新着情報にてご報告するご無礼をお許しください。)

 

この度は皆様にご報告及びご相談させて頂きたいことがあり、メールいたします。

私は、現在皆様からご支援して頂いた「子どもの家」を運営する財団アミーゴス・デ・ラ・ビダ創設者エティエンヌとマリアより本の執筆を依頼され、夫妻の家に滞在しておりますが、先日夫妻から、財団の事情およびエクアドルの事情から、やむを得ないと判断し、2015年末で財団の活動の一つであるこの児童養護施設を閉めることを(2月に)決めたと聞かされました。施設を閉鎖する理由と今後の財団の活動を下記に書かせて頂きます。長文で恐縮ですが、いずれも知って頂きたいご報告ですので、お読み頂ければ大変大変ありがたいです。

 

【施設を閉める理由】
1.中南米では虐待されている子どもが(適切な保護を提供しない)施設に入れられ、その施設の中でいじめや虐待が頻繁に起こっており問題となっていることから、エクアドル政府は数年前から中南米諸国と一緒に施設に預けるのではなく、別の家族のところで一時的に保護したりなどあくまで家庭の中で虐待児の保護をし、施設に子どもを預けることはやむをえない場合でかつ一時的な措置とするという政策(hablapormiという運動です。http://www.hablapormi.org/)を推進しておりました。それでもまだ完全にこの政策が実施されていなかったのですが、昨年末からこの政策が活発化し、近い将来、財団が子どもを受け入れられなくなる可能性が高いと判断したため。(財団の児童養護施設は重い障害やひどい栄養失調、虐待など一時的な保護では不十分な幼児を受け入れており、またお伝えしておりますとおり、誰の目から見ても素晴らしい保護を子どもたちに与えておりますが、政策は重大な問題がある子どももそうでも子どもも含めたものとなっており、また全施設をひとくくりにみなされており、彼らの施設の必要性と重要性がきちんと認められない状況です。)

2.政府が義務付ける児童養護施設を運営するにあたり必要な手続きや(里親に関する司法的な書類も含めた)必要な書類の提出が日を追うごとに増えかつ複雑になり、これらの手続きの増加や複雑化は子どもたちにとって良いものならもちろん従うのですが、そのような目的ではなく、むしろ財団の活動目的である精神的肉体的に傷を負った子どもたちの健康を回復し、家族への対応も行って可能な限り家族のもとに返すことが非常に難しくなってきたため。

3.このような状況の中、今年2月に財団の活動資金の大半を寄付してきたスイスのNGO団体(この財団を支援するために設立されたNGOです http://grainedaffectionsuisse.org/)から(2年前までは必要な資金の8割を寄付することを約束し、行ってきておりましたが)昨年に続き今年も個人・団体からの寄付が財団の推測した以上に減ると伝えられ、もし今後も児童養護施設を続ける場合は、また夫妻が借金をしなくてはいけなくなることになるため。

 

彼らとしては今回のクラウドファンディングで日本の方からの温かい支援に励まされ、持続可能な資金集めに力を入れ、施設の活動を続けるとクラウドファンディング終了後も考えていたのですが、NGOからの寄付を想定しながら、数年かけて寄付集めを安定させることを考えていたので、推測した以上の寄付の減額は痛手であり、それだけであれば、継続を続けたかったのですが、1,2の要素がクラウドファンディング終了後、顕著になり、政治的な面からも運営の継続が厳しいと判断したため、本当に苦渋の選択をしました。夫妻は涙ながらにこの決断を私に伝えました。

 

彼らはこれから、施設にいる子どもたちそれぞれの行き場所を責任持って探し、スタッフへの対応(解雇にあたる社会保障支払い、次の雇用先を見つける支援等)、施設を閉めるにあたり必要な法的事務的手続きを行うのにあたり、時間が必要なため今年末に施設を閉めることを予定しており、今年も昨年度とほぼ同様の予算が必要になります。

 

また、夫妻は、子どもへの正しい接し方の普及活動への情熱は失っておらず、上記のような事情で施設は閉めますが、ビデオや本の製作、講演や研修といった普及活動や施設を出た子どもたちのフォローなど今後も活発に行う予定であり、また皆様から温かいご支援を頂いた施設も新しい視点で活動を行う場所として活用する予定です。(具体的な案は未定ですが、施設を閉めた後、時間をかけてじっくり検討する予定です。)上記に言及したスイスのNGOも引き続きこのような彼らの活動を支援する意志で、財団に寄付を続ける予定です。

 

READYFOR運営事務局に上記の事情の説明したところ事情を皆様に報告し、ご希望される方に対しては返金の照会を行うことで、プロジェクトは成立とみなすとご判断頂きました。そのため支払いは待って頂いております。皆様から頂きましたご支援は、財団に送金し財団は受け取り次第、感謝レターでお伝えしたとおり、2014年の人件費のために借り入れをした返済に充てます。(1.5か月分の施設のスタッフの人件費分に相当します)。

 

上記にお伝えしましたとおり、ご希望される方については返金の処理を行わせて頂きます。ご希望される方は、info@readyfor.jp宛に、【3月16日(月)】までにご連絡をお手数ですが、お願いします。READYFOR提携の決済代行会社を通じて、返金処理を行わせて頂きます。
※事務処理上、この日以降のキャンセルはお受けできなくなってしまいますことあらかじめご了承下さい。
上記の払い戻し処理を行い最終的に集まった額を、上記に記載しました2014年の人件費のために借り入れをした返済に充てます。決して、支援を撤回して頂きたくないからお伝えしている訳では決してなく、誤解を避けるために、以下の事実を改めて付け加えさせて頂きます。
① 財団の子どもへの接し方に関する普及の活動は続けること
② 児童養護施設も今年末にかけて徐々に子どもたち、スタッフが離れる予定であり、昨年とほぼ同額の資金が今年も必要になること。そこで閉鎖するとはいえ、頂いたお金は財団(児童養護施設に)とって貴重な財源となります。使途の最終報告はニュースレターを通じてお伝えさせて頂きます。
③ ペンディングの引換券の引き渡し(HPお名前掲載、ネームプレート、ニュースレター、施設の訪問)につきましては、財団は引き続き活動しますので、お約束どおり実行させて頂きます。

 

こちらからご説明すべきと思ったことは、お伝えしているつもりですが、ご質問等あれば、何でもお答えしますので、メール (kaorinita@hotmail.comまで)を頂ければ幸いです。このような照会をし、皆様にお手数をおかけすること、そして施設の存続を応援して頂いた皆様に施設の閉鎖をお伝えすることを私も夫妻も大変申し訳なく思っております。繰り返しとなりますが、子どもへの接し方の普及を中心とした財団の活動は今後も続けて行きます。ご理解頂ければ大変幸いです。

 

佐藤香里 

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