プロジェクト概要

エクアドル児童養護施設「子どもの家」を存続させ、その素晴らしい子育てを世界に広めたい!

 

初めまして。佐藤香里と申します。私は2009年から3年間エクアドルの大使館に外務省職員として勤務しました。その時に市内の映画館でエクアドルの児童養護施設「子どもの家」の日常を綴ったドキュメンタリー「Grandir」を観て、虐待や、親から捨てられ心の傷を負った子どもたちが本当に幸せに育っていく様子にとても感動しました。そして、世界の大人がこんなふうに子どもに接すれば、世界は変わると確信し、多くの人にこの施設を知ってもらいたいとドキュメンタリーの日本語字幕を作り、日本で上映会を行うなど支援してきました。今回、その「子どもの家」の活動資金が不足していると彼らから聞き、こんな素晴らしい施設をなくすわけにはいかない、存続を支援し、施設の考えをもっと多くの人に広めたいと考え、活動資金を集める支援をすることにしました。

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(「子どもの家」の様子)

 

(「子どもの家」を紹介するビデオ)

「子どもの家」を運営する財団のHP  http://www.fundacionami.org.ec

 

「子どもの家」は、施設の活動に賛同するスイスやフランス人の寄付で主に運営されていますが、欧州経済危機の影響で寄付が減り、また人件費等上昇により、活動資金が不足しており、皆様から支援をお願いしたいです。

 

 

 

私の子どもへの接し方に対する考えを変えた施設の設立者の哲学

 

この児童養護施設「子どもの家」は、トラウマや障害を持った子どもがその逆境に屈することなく、人を信じる、愛することができ、夢を持って幸せに生きられるようにとの思いで元々教師だったエクアドル人の女性マリアとその旦那様エティエンヌ(フランス人)が15年間お金を貯め、私財を投じて、2002年に設立したものです。

 

夫妻はこれまでモンテッソーリ教育、ピアジェ理論、セレスタン・フレネ教育、アーサー・ヤノフ博士など神経科学や幼児教育について勉強し、子どもの成長過程に関する研究を重ねてきました。その研究を元に大人と同じように一人の人間として子どもを尊重すること、子どもの成長のリズムと元々備わっている自己成長能力に沿うことを大切にし、子どもたちに接しています。食事にも気を遣い、施設でできるだけ自給自足できるよう野菜なども育てており、また建物も子どもたちが生活しやすいように設計されています。

 

現在、ここには0歳から4歳の幼児、11人が生活しています。あらゆる面で子どものことを考えられているので、この施設にいる子どもたちは、本当に幸せそうで、そして健康です。さらに子どもたちは、自分たちで食事をよそったり、靴ひもを結んだりと、この歳でこんなこともできるの?と感銘を受けるほど自立しています。また中には、障害を持った幼児もいますが、障害のない幼児と一緒に生活しており、お互いをありのままの存在として受け入れあい、愛情豊かに成長しています。このように育つ子どもたちがマリアとエティエンヌの研究と情熱、努力の証拠そのものです。

 

(施設の日常:手に障害のある男の子のエプロンを結ぶ男の子)

(「子どもの家」の男の子の活動の様子のビデオ)

 

ドキュメンタリー「Grandir」との出会い


このような施設の哲学や、仏様のように穏やかで幸せな子どもたちの日常がよく映し出されている「Grandir」を観て、感動し、私はそれまで子育てに苦手意識を持っていたのですが、その意識が180%変わりました。そこで、施設でボランティアをしたいと考え、夫妻に会いに行ったのが彼らとのおつきあいの始まりです。でも夫妻の方針は、親に捨てられた子どもたちは心に深い傷を負っており、きちんと訓練されたプロのスタッフがケアする必要があること、そして子どもたちがボランティアに愛着がわき、ボランティアが去るとまた捨てられたというトラウマが残るから受け入れていないということでした。これを聞き、エクアドルにこんなにしっかりした哲学を持った人がいることに驚き、ますますこの施設に感銘を受けました。

 

(「子どもの家」創設者のマリア)

 

このドキュメンタリーは夫妻が施設の活動を知ってもらおうと、映画関係者の友人たちの協力を得て、自分たちで製作したものですが、夫妻は、知らない人が出入りして子どもたちを不安がらせないよう視察や取材の申し込みも原則断っており、ドキュメンタリーも同じ理由から映画撮影は全く素人のエティエンヌがメガホンをとりました。私は施設のことをより多くの人に知ってもらいたいと、このドキュメンタリーの日本語字幕を作り、都内にあるカフェスローや同志社大学での上映を行うといった自分にできる支援を行ってきました。

 

(ドキュメンタリー「Grandir」ポスター)

 

(ドキュメンタリーを撮影した「子どもの家」創設者のエティエンヌ)

 

また、夫妻はこれまで、寄付者や主催機関の招待でスイス、フランス、アメリカ、中南米で子ども接し方に対する講演を行い、多くの方から賛同頂いております。(施設の子どもを責任を持って育てることが夫妻にとって最優先ですので、講演に行く回数は行っても年1,2回です。)

 

国際的に講演などをしているのであれば、寄付してくれる人に困らないのではないかと思われるかと思いますが、欧州の経済危機の影響で主な寄付者であったスイス、フランスからの寄付がここ数年、減少しています。

 

現在、エクアドルでは子どもの家のような大きな困難を抱える幼児を受け入れている施設のための補助金等がなく、この施設は個人の寄付で運営されているため、このような寄付の減少が活動資金に深刻に影響します。さらに、エクアドルにおける最低賃金額の増加などもあって、経費が増加したこともあり、今年は3万ドル資金が不足しています(※施設には、夫妻のほかに9人の子どもの世話をするスタッフ、食事・洗濯等家事にあたるスタッフが2人、ソーシャルワーカー1人、心理療法士1名、庭師、家のメンテナンス担当1名、事務員1人が働いています)。

 

資金が不足しているときは、エティエンヌが別途経営している旅行代理店からの収益から補てんしています。今年はそれではカバーしきれず、銀行に借入れをしました。銀行からの借り入れは利息も高いためできれば、今年不足している分を集めたかったのですが、資金集めには時間がかかるため、今回は、今年不足した額を集め、来年の活動資金分にしたいと思っています。

 

(「子どもの家」の様子。家は子どもたちが生活しやすいように設計されています)

 

マリアとエティエンヌは、個人の寄付を活動資金にしているためこれまでずっと資金集めに苦労してきました。それでも子どもたちの笑顔を励みに、そして自分たちの活動が世界の子育てにきっと貢献できるという信念の元、活動を続けています。活動資金が集まり、施設が安定すれば、今施設にいる11人の子どもたちだけではなく、世界中の大人にとって財産となる、夫妻がこれまで培った子どもを真に理解して、正しく接する知識・経験の共有や夫妻のさらなる研究の継続も確保することができます。


一方で、来年分の資金がここで集まったとしても、ここでの資金集めは一過性に過ぎないため、持続可能ではないのではないかと思われると思います。夫妻は、今後も施設の活動と子どもに関する研究を続けたいと思っておりますので、引き続き施設の考えに賛同し応援したいと思う方からの寄付をお願いしたいと思っています。

 

そこで、施設が安定するために、来年以降も日本の皆様から支援していただける方がいたらありがたいと思っております。施設に寄付をするというよりは、夫妻の子どもの接し方に対する研究とその成果である子どもの明るい未来に投資するという考えでご支援を頂ければと私及び夫妻は考えています。


そこで、お礼も夫妻の子どもへの接し方に対する考えを知っていただくことを重視した内容にしております。

 


(パン作りをする「子どもの家」の子どもたち)

(「子どもの家」での朝食の様子のビデオ)


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