温かいご支援、ありがとうございました!
【支援プログラム終了のご報告】
ジャパン・プラットフォーム(JPF)による「ウクライナ人道危機|苦境にある人々に寄り添った支援を。」プロジェクトにたくさんの温かいご支援を賜り、ありがとうございました。READYFORクラウドファンディングを通じて、総額1,871,000円のご寄付をいただきました。
皆様のご支援は、その他寄せられたご寄付と合わせ、「ウクライナ人道危機2022」プログラムの支援事業に活用させていただき、今後も支援を継続予定です。
【支援活動の内容】
※一部を抜粋して下記にご紹介いたします。
各事業の詳細は、JPFのウェブサイトをご覧ください。
https://www.japanplatform.org/programs/ukraine2022/
■ウクライナ西部3州の医療体制強化と国境での避難民の心理的応急処置・情報提供(ウクライナ国内)(IVY)
事業の期間
2022年4月4日~(継続中)
事業の内容
①ウクライナ西部3 州の総合病院、小児科病院への医薬品・資機材の補給支援を行う。
②スロバキア国境において出入国手続きを待つ避難民へ、食糧/NFI支援、入国後に必要となる支援制度等の情報を提供する。
③社会福祉士・救急医療員による心理的応急処置(PFA)の実施
④国内避難民及びホストコミュニティへ精神保健・心理社会的支援(MHPSS)実施する。
事業の進捗状況(9月末時点)
①2,700人に薬・必要な医療機器を提供(25%)
②8,156人に紅茶、食料、日用品、現地情報を提供(3%)
④752人にMHPSS支援を実施(23%)
■ウクライナ人道危機被害者に対する緊急医療支援(ウクライナ国内)(MDM)
事業の期間
2022年6月1日~(継続中)
事業の内容
・ウクライナ国内医療施設に対する医療品・医療資機材の調達・供給、脆弱な立場にある人々への緊急診療を実施する。
ーウクライナ国内の被害者のニーズおよび医療施設のサービス提供体制にかかる調査
ー医療品・医療資機材調達・供給
ー基礎疾患・外傷、理社会的ケアにかかる緊急巡回診療
事業の進捗状況(9月末時点)
・約1,429人の難民に心理的ケアを実施(14.29%)
■ウクライナ病院への医薬品配布事業(ルーマニア)(PBV)
事業の期間
2022年5月1日~8月1日
事業の内容
・クルジュ・ナポカ拠点の提携団体を通じた支援
・ウクライナ国内の病院関係者と連絡を取り合い、ニーズに合った医薬品を調達
・ウクライナ国内の拠点病院、チェルニウツィー等の物資拠点に定期的に届ける
事業の進捗状況(8月末時点)
・各病院への要請に基づいた医薬品を8回輸送計画で、7回/8回実施。(37.5%)
■モルドバ共和国におけるウクライナ避難民への健康管理支援事業
(モルドバ)(2022年8月11日~10月10日)(PWJ)
事業の期間
2022年8月11日~10月10日
事業の内容
・一時避難所などで避難生活を送るモルドバに入国したウクライナ避難民は、長引く避難生活による経済的困窮により、基礎疾患の定期検診や薬を入手できない避難民が多くいる。
・モルドバ保健省・キシナウ市保健社会保護局とも連携を行い、緊急対処として首都キシナウの仮設診療所において、ヘルスチェック・薬剤提供を主として緊急支援を実施する。
事業の進捗状況(9月末時点)
・避難民の患者365人(8月:179人、9月:186人)がヘルスチェックを受診し、患者255人(8月:91人、9月164人)が薬剤治療を受けた。
■モルドバ共和国におけるウクライナ難民への食料および生活必需品の配布(第2期)
(モルドバ)(AAR)
事業の期間
2022年7月12日~10月10日
事業の内容
・避難生活が長期化するにつれて、難民の経済的な脆弱性は高まっている。
・首都キシナウを中心として、難民一時受け入れセンター(RAC)の一つである旧映画館や現地協力団体が運営する配布起点において、食料や生活必需品の提供を行う。
事業の進捗状況(9月末時点)
・難民42,261人が食料・生活必需品を受け取った。(152%)(9月末時点)
■ウクライナ人道危機の影響を受けた被災者を対象とした食料・生活必需品の配布および教育支援事業(ポーランド)(SVA)
事業の期間
2022年8月12日~(継続中)
事業の内容
・公的支援が受けられないまま避難が長期化しているウクライナ・ポーランドの避難民施設に滞在している避難民に対して、食糧・女性用尊厳キット・粉ミルク等の配布を実施する。
・避難民の子どもたちに、ウクライナ国内のカリキュラムによるオンライン教育を受ける機会を提供するために、避難施設にタブレットを配備し、教育へのアクセスを改善する。
事業の進捗状況(9月末時点)
・被易者の約5%が支援を受け取った。(9月末時点)
【支援活動の様子】
病院のニーズ調査の様子©MDM
医療薬、物資を受け取るHlyboka病院©GNJP
School Kits配布の様子©SVA
西部でのPSS 活動©IVY
ウクライナ西部の病院への保育器支援©STEP-IN&IVY
【収支報告】
<収入>
政府支援金 3,520,800,000円
緊急準備金からの繰入額 26,812,906円
事業特定寄付金 506,860,393円
(READYFORクラウドファンディング含む)
<支出>
運営資金(事務管理費)繰入 404,641,312円
助成金支出 1,307,480,158円
JPF事務局事業立ち上げに伴う資金付替 19,370,540円
<収支残高>
収支残高 2,322,981,289円
【今後について】
ロシア軍によるウクライナ侵攻から8カ月が経過しましたが、被災状況は悪化の一途をたどっており、支援ニーズの長期化が想定されています。国連によると、2022年9月23日現在、43億ドルの人道支援が必要とされています。上記で示しました収支残高は、継続中の事業に活用させていただきます。引き続き、ウクライナ国内および周辺国において、食料、シェルター/NFI、水・衛生、 保健・医療、教育、保護、その他状況に応じた支援を継続していきます。
温かいご支援をいただき、ありがとうございました。引き続き、JPFの活動へのご理解と応援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
ジャパン・プラットフォーム事務局一同