「環境に優しい製品」とは。

 

先日、石けん工場に行った際に、久しぶりに試作体験をする機会がありました。自分が思っていたよりもとても楽しそうなので、やっぱり石けん作りは好きみたいです。

 

さて、「環境に優しい製品」と言われるものには、様々な条件がありますが、

その中からプロジェクトに関連する代表的な項目を挙げてみました。

 

1. 再生が不可能な森林などを破壊しないこと

2. 生き物の生活を脅かさないこと

3. 温室効果ガス(二酸化炭素など)の排出抑制、気候変動(地球温暖化など)に

　  影響を与えないこと

4. 労働者の人権を尊重すること

5. トレーサビリティーを確保すること（原料や製品がいつ、どこで、

    どのように作られたかを最終製品からさかのぼって分かるように

　 しておくこと。）

 

 

一般的に石けんは、環境中での生分解性が高いことから、昔から「環境に良い製品」と言われ、私もそのように考えていました。
 

2012年にこのようなパーム問題を知り、さらにインドネシアにて現地の問題を実際に目で見た際には、とてもショックを受けたのを覚えています。

 

私たちダーボン社は、RSPOの要求基準に加え、自社でさらに高い環境配慮基準を設定し、事業を行っています。

 

1. 森林破壊ゼロ

2. 動物の生息域の確保、コロンビア内の動物保護活動への取り組み

3. カーボンニュートラルの達成 (一連の生産において、大気中のCO2量を

    増加させない)

4. 独自の小規模農家の支援プログラム

5. 農園～市場までダーボングループ内での管理による、トレーサビリティの確保

 

 

これらの基準を満たした私たちの生産するパーム油は、RSPOの4種類ある認証ラベルの中でも、最高ランクのIP(アイデンティティプリザーブド)のもので、世界でも非常にめずらしいものです。

 

RSPOの詳しい説明については、WWFジャパンさんのサイトをご覧ください。

 

 

パーム産業における取引には、生産者、工場、卸売業者、貿易業者、販売業者など、一連の取引に関わるすべての企業が、同じ環境配慮へのポリシーを持ち、事業を行わない限りは、本当に環境に優しい製品を作ることは非常に難しいのが現状です。

 

そしてこの「森の石けん」は、農園から最終製品まで、ダーボングループ内で作るからこそできるトレーサビリティの取れた「環境に優しい製品」の１つの理想的な形であると考えています。

 

 

プロジェクト実現に向けて、引き続き応援よろしくお願いします！