カメラをお持ちの方々が連日お越しです！

　11月中旬、伐採が一段落した彝アトリエ・エリアで写真撮影をされているご夫婦にお会いしました。
　お聞きすると、今から6年も前の清宮質文展で来館された際のアトリエの風景をアクリル画にして残した、思い入れのある場所なんだそうです。

　そのデータを今もお持ちとお聞きし、無理を言って送っていただきました。

　鬱蒼と生い茂る木々の間から太陽の光の束が差し込むその奥に彝アトリエが垣間見え、光と空気を意識して描かれたとの説明どおり、はっきりと見て取ることができる作品です。

　アトリエの手前の紫陽花やクマザサも今ほど大きくはなっていませんが、光の差し込む作品の左側には大木が立ち並んでいます。

　そして現在。

　東側の大木を伐採し、大きくなりすぎた生け垣を撤去したことで、見違えるように明るくなりました。ザ・ヒロサワ・シティ会館との間を抜ける通りからも庭園全体が見え、秋から冬への季節の移ろいをカメラに収めようと、多くの方々が連日見えています。これからさらにリニューアルが進んでいきますが、完成予定の2月下旬には美術館開館に合わせて新築復元した当時の姿でお見せすることができると思います。どうぞお楽しみに！