
支援総額
目標金額 350,000円
- 支援者
- 87人
- 募集終了日
- 2015年5月31日
2014稲嶺名護市長の訪米行動コーディネート・同行報告④
昨年、稲嶺進名護市長と共に行った訪米行動の報告第四弾を紹介いたします。NDが推進する「新外交」とは何か、「外務省や国会議員が行う外交」との違いを、ぜひお知りいただきたいと思います。
ワシントン3日目の報告を致します。朝一番は、グアム選出のボルダーリョ議員。彼女の立場は明確で、現行合意通り早く沖縄からグアムに海兵隊を移転して欲しい、現行案以上の人数の受け入れは無理、グアム移転を進めるために早く辺野古に基地を建設して欲しい、というもの。「彼女の目から見たグアムの状況」を知ることは、全体状況の把握に必要なことだと思います。
続いて現地のラジオの取材を二つ続けて。通訳を通じての電話での取材、しかもラジオで、さらに一つは生中継!議員会館内にて静かな場所を求めてさまよい・・・乗り切りました。
ランチミーティングは米笹川平和財団のダニエル・ボブ氏と。米笹川平和財団はこの5月から元米太平洋軍司令官のデニス・ブレア氏をトップに迎えており、同氏もご一緒いただけるはずでしたが、急遽NY出張ということでいらっしゃらず残念。
現在のワシントンでの日米関係を巡るシンクタンクでの議論状況について、広く意見交換をしました。沖縄の基地問題もそうですが、尖閣問題や歴史問題、また、直近では集団的自衛権の行使の問題を巡るワシントンの空気感をお聞きしました。
続いて、シンクタンクの王者「ブルッキングス研究所」でのラウンドテーブル。ワシントンの各シンクタンクから専門家が広く参集してくださり、8人程参加の非公開会議で、1時間半かけてみっちり議論しました。
日米合意が既に存在する、という前提での話が多かったようには思いますが、県知事が認めたとしても沖縄の状況は変わらず、辺野古移設を受け入れられる現状にはない、座り込みの人々の流血の事態にもなりかねないという市長の訴えを皆真剣に聞いていました。
日本から戻ったばかり(のはず)の、著名な軍事専門家マイケル・オハンロン氏が遅れて参加し、しばらくして退席されました。オハンロン氏とは3年来の知人であるため退席するところを捕まえて立ち話をしたところ、異なる視点(財政難)からではあるが自分は市長と同じ見解だ、と自分のこれまでの主張を繰り返していました。さっそく、その話を琉球新報の記者の方に伝えたところ、確認取材の上、記事にされていました。
なお、ラウンドテーブルでは、米国国内での沖縄の問題の訴え方について、“ワシントンでは安全保障の実務に関わる人と話をするので、その人々に通じる話し方をすべきである”というようなコメントが参加者の中からありました。市長が自ら、軍事戦略の議論を長々とするのも役割として少し違うような気もしますが、ワシントンがそういう性質の街であることはその通りなので、軍事専門家(ND評議委員の柳澤協二など)が安全保障の視点から辺野古移転は不要といった議論をワシントンで行うことも必要だろうと思いました。
その後、30分刻みで5件、連邦議会議員(補佐官含む)との面談でした。本会議で国防権限法の審議がなされており、Voting(投票)の合間を縫っての面会となり、時間がずれ、重なったところでは、デニー議員と稲嶺市長とで二手に分かれて面談を行いました。
歳出委員会所属のサンフォード・ビショップ下院議員は、美しい海を埋め立てることに問題意識を持ち、同席していた日本外務省の職員に「どうして?こんなことでいいの?」と疑問を投げかけていたとのことでした。
デニー議員と私の二人で面談した同じく歳出委員会のオーウェンズ下院議員の補佐官は丁寧に話を聞いてくれ、自ら、米国では軍事費削減が大きな課題であると話してくれました。軍事費削減の議論にうまくこの沖縄基地削減が結びつくように、その仕掛けを考えなければならないと思います。
元海兵隊大佐で軍事委員会所属のクック下院議員はこの4月に日本を訪問したばかり。日本への関心を示してくださったので、何度も繰り返し、沖縄の人々は新しい基地建設を望んでいないと念を押しておきました。「良く理解したと思う。I think I understand it well.」とおっしゃっていました。
歳出委員会所属のベティ・マッカラム議員は、環境派。前回に続き二度目の面談でしたが、前回の面談で辺野古の海の美しさが気持ちを捉えたと話していました。二カ国間で決めたことにあらがうことは難しいとの発言もありましたが、向かう方向性は市長に通じるところがあります。子どもさんが日本人と結婚されたそうです。
同じく軍事委員会所属のスピア下院議員との面談は、議会審議が長引いて補佐官対応になりました。補佐官対応である場合には、細かい議論まで踏み込むことも可能です。詳細な議論の準備ができておらず、今後の課題かなと思いました。市長の課題というよりも、私自身の課題です。
夜は、Network for Okinawaのメンバーでもあるシンクタンク「政策研究所」のジョン・フェッファー氏、NGOピース・アクションのケビン・マーティン氏、メア発言を告発したトーリー・ミヤギくんとの夕食。
具体的にどのように米国にて問題に対する関心を高めていくか、焦点をあてるタイミングは、等の話し合いをしました。トーリーくんからはハワイからのチョコレートのおみやげをいただきました。
リターン
3,000円
サンクスメール
- 申込数
- 45
- 在庫数
- 制限なし
10,000円
報告会・シンポジウムへのご招待
+3,000円の引換券の品
- 申込数
- 37
- 在庫数
- 制限なし
3,000円
サンクスメール
- 申込数
- 45
- 在庫数
- 制限なし
10,000円
報告会・シンポジウムへのご招待
+3,000円の引換券の品
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