築100年の銀行で、2拠点型震災痕跡史料館・大船渡拠点をつくる。
築100年の銀行で、2拠点型震災痕跡史料館・大船渡拠点をつくる。 2枚目
築100年の銀行で、2拠点型震災痕跡史料館・大船渡拠点をつくる。 3枚目
築100年の銀行で、2拠点型震災痕跡史料館・大船渡拠点をつくる。 4枚目
築100年の銀行で、2拠点型震災痕跡史料館・大船渡拠点をつくる。 5枚目
築100年の銀行で、2拠点型震災痕跡史料館・大船渡拠点をつくる。
築100年の銀行で、2拠点型震災痕跡史料館・大船渡拠点をつくる。 2枚目
築100年の銀行で、2拠点型震災痕跡史料館・大船渡拠点をつくる。 3枚目
築100年の銀行で、2拠点型震災痕跡史料館・大船渡拠点をつくる。 4枚目
築100年の銀行で、2拠点型震災痕跡史料館・大船渡拠点をつくる。 5枚目

支援総額

3,030,000

目標金額 10,000,000円

支援者
120人
募集終了日
2024年7月25日

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2024年05月13日 15:47

情報求む!「旧気仙銀行盛支店」の写真を探しています。

盛町と旧気仙銀行盛支店の歴史を紐解く。

文化財申請を目指すためには、旧銀行の歴史的価値について説明できなければなりません。その手がかりとなる竣工当時~昭和40年代までの写真を探しています。

 

まずは、盛の商店街にある佐藤写真館を訪ねてみました。写真館が商店街に店を構えたのは先々代の時、大正15年からとのことで、その前年に建てられた銀行の竣工写真は撮っていないということでした。残念ですが、写真館所有の古い街並みを写真で見せて頂くことができました。

 

さあ、聞き込みの開始です。信用組合として使われていた時代にお勤めだった方、ご近所の商店主、キャッセン加盟店の店主など、チラシを持って説明しながら写真を捜索していましたが、なかなか写真をお持ちの方に出会いません。図書館などでも文献を調べましたが、写真が掲載されていません。

 

そんな折、大船渡市立博物館で佐藤館長に相談した際、博物館の図録の中に唯一、この写真を見つけたのでした。昭和5年頃の盛町の商店街の屋根より一段突き出た四角い建物に縦長の窓、これは間違いありません。金物屋・魚屋・材木屋などが並ぶ商店街の店先では、買い物する人々が集う様子が写し出されています。

 

昭和5年の盛町

 

この写真のネガはなく、市内の方から提供された絵葉書を複写したものだそうで、絵葉書は市内の方の所有物です。

 

盛町の由来

「盛・さかり」という地名がアイヌ語だと仮定すると、サツカリ=大きく湾曲した川の両側にある乾いた平地といった意味あいと推測され、それを私なりに解釈して「盛川を渡ったところに開けた、地下水脈を持つ商店街と路上の朝市で構成された町」と表現してみると、かなり魅力的に町にに感じませんか。

 

その昔、盛の町は、沿岸の塩や海産物と内陸の米雑穀・生糸を取引する商人が行き交う宿場町で、馬宿を兼ねた茶屋が多く建っていたそうですよ。

 

旧気仙銀行盛支店の歴史

気仙銀行が盛支店を設立したのは大正7年。発起人は気仙周辺地区の資産家23名。設立理由書には、遠隔地との取引で資金需要が増大したにもかかわらず、高利貸し・無尽・物々交換などに頼る現状の打開策として、近代的な金融機関の設立を訴える内容が書かれています。地域経済の期待を背負った盛支店の建物は、気仙地区で最初となる鉄筋コンクリート構造が採用され、大正14年に竣工しました。

 

しかし、金融恐慌の波は東北沿岸にも及び、わずか3年で岩手銀行(現いわぎんと同名の別組織)と合併し、陸中銀行を経て昭和6年には岩手拓殖銀行へと短年で名前を変えています。

 

写真の前後10年を読み解く。

大正末期 盛商店街の環境

盛町では、大正5年に電灯が点灯、盛支店設立の7年に定期自動車が開業、8年に繭が高値をつけ、12年に乗合馬車が廃業しました。盛支店が竣工した14年は、乗合自動車運行が開始され、馬から車へと道が変わり、流通が変わろうとする過渡期でもありました。

 

昭和初期 写真の時代背景
この写真の頃、昭和4年に託児所開設、5年に盛小学校が落成と発展している様子が伺えますが、生糸の価格は大暴落します。6年に写真の中央の道から手前に続く権現堂橋が完成し、7年に大船渡村が大船渡町になり、8年に気仙郡初の鉄道が開通を迎える、こんな時代の中でした。

 

写真は、昭和6年に完成した盛警察署の火の見櫓の上から撮ったものではないか、と言われています。

 

出典:大船渡市史 第六巻 通史編/小さな宿場町 さかりの歴史 (三浦日出夫著)

 

次回予告 棟札発見と解明についてリポートします。

 

リターン

5,000+システム利用料


[ご寄付] 5,000円

[ご寄付] 5,000円

日本のコンクリート建築黎明期の建物と史料の保存にご賛同頂きありがとうございます。

記念品不要の方向けのプランです。最大限有効に活用させていただきます。

●WEB上で進捗をご報告します。

申込数
34
在庫数
466
発送完了予定月
2024年10月

10,000+システム利用料


[史料活用] 被災ピアノで試弾権

[史料活用] 被災ピアノで試弾権

被災ピアノってどんな音?潮に捲かれたり、津波の底を這ったり、重機にかまれたり。正しい音階を持たないけれど、触れた指先からきっと津波のイメージを伝えてくれます。

●被災ピアノを弾く権利 [有効期限:1年]
●当日入館料無料
●珈琲と焼菓子付き

公開場所:STAY BANK SANRIKU 震災痕跡史料館
受付方法:フロントで権利証をご提示ください。
開館時間:11:00-16;00 [要予約] 開館日不定期
参考URL:https://pr45.mystrikingly.com/piano

資料館の利用状況により、試弾できないときは、期限内は何度でも振替可能です。

申込数
4
在庫数
96
発送完了予定月
2024年10月

5,000+システム利用料


[ご寄付] 5,000円

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日本のコンクリート建築黎明期の建物と史料の保存にご賛同頂きありがとうございます。

記念品不要の方向けのプランです。最大限有効に活用させていただきます。

●WEB上で進捗をご報告します。

申込数
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在庫数
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2024年10月

10,000+システム利用料


[史料活用] 被災ピアノで試弾権

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被災ピアノってどんな音?潮に捲かれたり、津波の底を這ったり、重機にかまれたり。正しい音階を持たないけれど、触れた指先からきっと津波のイメージを伝えてくれます。

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受付方法:フロントで権利証をご提示ください。
開館時間:11:00-16;00 [要予約] 開館日不定期
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資料館の利用状況により、試弾できないときは、期限内は何度でも振替可能です。

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4
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96
発送完了予定月
2024年10月
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