緊急下で教育を届けるための地域に根ざしたコミュニティベースの教室

ページをご覧いただきありがとうございます。現在、 #アフガニスタンを忘れないで　という想いで、私たちはアフガニスタンの女子教育継続のためのクラウドファンディングに挑戦しています。

 

2021年8月のカブール陥落以降、アフガニスタンでは多くの女の子たちが学校から締め出されてしまいました。

 

「いつか学校に戻れるかもしれない」

 

タリバン暫定政権の政変当初の発表から、そんな期待を持った少女たちも多かったでしょう。

残念ながら、事実上女子教育は禁止されたまま。

そんな教育の危機下で、私たちはアフガニスタンの女の子たちに学びの場を届ける決意をし、日々奮闘しています。

 

本新着情報では、緊急下で素早く教育の機会を届けることを目的とした地域に根差したコミュニティベースの教室について紹介します。

 

 

コミュニティベースの教室事業では、新しい施設を建てるのではなく、もともと地域にある民家や公的な施設の一画を教室化し、子どもたちに学習の場を提供します。

 

 

そんなコミュニティベースの教室には、物理的及び政治的な理由により公立学校に行けなかった子どもたちが多く通っています。

公立学校に通えなかった理由の具体例として、学校まで片道２時間の治安が悪く補正がされていない道を歩かなければいけなかった、また家庭が貧しく教育にお金を充てることができなかった等が挙げられます。

 

そんな女の子たちは、ただ家で時間が過ぎるのを待つ以外何もできませんでした。それが今では、多くの少女がコミュニティベースの教室に通い、再び将来に希望を持ち勉強に励んでいます。

 

ある地域のコミュニティベースの教室に通うアニータちゃんはこんなことを職員に言いました。

 

「教室に通えるようになって、家から出て毎日勉強できることが一番うれしい。

夢を諦めずに済みました。」

 

アニータちゃんが夢を持ち続けていけるよう、みなさまのご協力が必要です。

 

 

アフガニスタンの家族は日本よりも大きく、一般的に一つの家に約５から７つの部屋があります。加えて、キッチンや屋内倉庫の他、寒い地域では火を起こして温かくするために使われる部屋もあります。

 

一方で、アフガニスタンの村の家は土壁でできていることが多く、地震や洪水などの自然災害に対して脆い作りとなっています。

さらに、地域によっては十分な大きさの建物がなく、紛争等による被害もあり、教室として使える施設が少ないため、現地の職員にとって候補となる民家探しは非常に骨の折れる仕事でした。

 

 

そんな中でも、現地職員は諦めることなく、女の子たちに教育を届けるため最善を尽くし、500か所の教室設置を完了したのです。

 

 

本プロジェクトが達成すると、500か所のコミュニティベースの教室に小さな図書コーナーを設置することができます。

コミュニティベースの教室での学びを最大限にするため、そして子どもたちの豊かな成長のために、私たちは学習環境の整備に尽力してまいります。

 

クラウドファンディングは現在達成率30%を超えましたが、達成まではまだ遠い道のりです。

引き続き、温かいご支援やSNSでの拡散協力をどうかよろしくお願いいたします。​​​​

 

プロジェクト実行者　喜納

 

アフガニスタンで女子教育継続を。学ぶ権利、夢と希望を取り戻すために

https://readyfor.jp/projects/Shanti_Afghanistan2023