日本ツアー参加者 スンリティ(15才) 「私の夢とネパールの未来」

スンリティ(15才)は中学生のスピーチコンテストで優勝し、日本ツアーの参加権を勝ち取りました。

9月に来日するスンリティの優勝スピーチを紹介いたします！

 

 

“私の夢とネパールの未来”

 

夢は私たちの未来を作る上で重要な役割を果たしています。

「あなたが夢を見ることができれば、あなたはそれになることができる」と。

夢は私たちが将来、実現したいことです。

私たちは目標を設定し、それに向かって歩かなければなりません。

 

私は大きな夢を持つことが私たちにとって大切なことであると信じています。

そして、私自身大きな夢も持っています。

私の夢はソーシャルワーカーになることです。

私は幼いころから人を助けることに興味を持っていました。

 

私の国、ネパールは、多くの社会問題に直面している発展途上国です。

知識の欠如や迷信的な信念のせいで、多くの人が生活を妨げている様々な伝統にとらわれています。

その被害の大部分は女の子と女性です。

 

貧困、児童労働、失業、男女不平等などの問題に直面しているもう1つの原因は識字率の低さです。

ネパールは識字率が低くそのために男女間に様々な不平等が生じています。

女性に勉強をさせず、男性だけが未来を持っていると考えているのです。

 

ネパールの貧困率は依然として高く、特に先住民の人々は高い貧困率の中にいます。

 

貧困、麻薬、高い犯罪率、そして悪い教育に悩まされている国に生まれたことが、私にソーシャルワーカーになろうという動機を与えてくれました。

 

ネパールのソーシャルワーカーの一人であるアヌラーダ・コイララは私の尊敬する人です。

彼女はMaiti Nepalの創設者です。

家庭内暴力、児童労働、肉体取引のための少女の売買、その他のさまざまな搾取や拷問などの犯罪からネパールの少女や女性を守るために活動しています。

彼女は、2010年にCNN英雄賞を受賞しました。

私は彼女をとても誇りに思っています。

そして、彼女は私に多くののインスピレーションを与えてくださいました。

 

ソーシャルワーカーであることは、簡単なことではありません。

それでも、私はネパールで社会変革を起こすために最善を尽くします。

社会の変化は国民の発展に大いに役立ちます。

私は必ずソーシャルワーカーになり、ネパール国内で困っている女性たちを助けます。

 

どうか皆さんも夢を見続け、自分を信じ、夢を実現するための努力をしてください。

ありがとうございました。