支援総額
目標金額 7,000,000円
- 支援者
- 414人
- 募集終了日
- 2025年2月23日
24年間変わらない、鉄道車両保存にかける想いの原点。
今日は少しデハ1002号(2040号)の救出・保存に一見、直接は関係しないような気もしますが、保存会会長の今井の鉄道車両保存への想いについて触れさせて頂こうと思います。
私の鉄道車両保存にかける想いの原点は、子どもの頃に慣れ親しんだ東急世田谷線の旧型電車です。
デハ70形・デハ80形の緑色の車体に温かみのある木の内装が印象深い姿、デハ150形の緑色の車体と対照的な側面にステンレス車のようなコルゲートが輝く姿を、昨日のように思い出します。
24年前、世田谷線の旧型電車が引退した頃は、今日のようにクラウドファンディングのような仕組みもなく、全ての車両が解体を余儀なくされました。

廃車解体となる数日前のデハ80形デハ82号と、私が最後に会った時の写真です。
人々に親しまれた世田谷線の旧型電車が、消えていく姿を見て、子供ながらに漠然とした夢ではありますが、「いつか廃車解体となる電車を救い、保存したい。」と決意しました。
とは言え、私は子供の頃、病弱で足の具合が悪く、家庭も経済的に余裕なく、制約の多い状況でした。
そうした中でも、どうすればその思いを実現できるのか、自分なりに考えその日から歩んで参りました。
時が経つにつれ、私のその思いは「役目を終えた鉄道車両を活用できる社会を作りたい」という形で現実的な目標となって参りました。
学生時代から小規模ながら起業に取り組み、茨城県内に電車を6両留置できる土地を購入し、全国の鉄道車輌保存に取り組まれる方々・様々な分野で活動に取り組む皆様のご協力を頂き、「首都圏電車区」として整備を進めて参りました。
これまで本当に多くの方々のお力添えをいただき、ここまで歩んできています。
本当にありがとうございます。
しかしながら、鉄道車両の保存・活用はあまりにも膨大な費用が必要で、お恥ずかしながらどうしても私たちだけでは力不足です。クラウドファンディングに挑戦させて頂いている次第です。
個人的な話で大変恐縮ですが、あの日、失われてしまった玉電(世田谷線)の旧型電車が、現役当時に出会ったり何かの縁がある電車の救出・保存の取り組みは、私の人生をかけた挑戦・テーマであると考えています。
玉電(世田谷線)の旧型電車が、山下駅(豪徳寺駅)で立体交差していた電車、小田急線の2211号と2212号を、昨年皆様のご支援に支えられ、救うことができました。

そして、玉電(世田谷線)の旧型電車は、玉電廃止の昭和44年まで渋谷駅にもやってきました。
渋谷を出発し坂道を登る時、車庫に並んでいた電車が「オレンジ色の銀座線」です。
今回救出を目指すデハ1002号(2040号)は、その「オレンジ色の銀座線」319両のうち、現役を貫いた最後の1両です。
旧型電車が山下駅で出会った小田急線2200形の奇跡の救出に続き、渋谷駅で出会った「オレンジ色の銀座線」も必ずや救いたい。
そして、この失われゆく貴重な車両救出・保存の取り組みに、終わりはないと考えています。
その大きな目標という意味でも、今回のプロジェクトは絶対に失敗できない挑戦です。
私たちのプロジェクトで救出を目指す車両たちは、どれも昭和の首都圏を支えた貴重な車両で、失ってしまったら二度と取り戻せない車両ばかりです。
複数の車両の保存を行うにあたり、懸念される車両の保守管理という問題に関しても、これまでの保存車に指摘されていた問題を解決する方法を、皆様と共に考え具体的にどうするのか保存を目指す段階から考慮しています。
また、今回のプロジェクトでもコラボリターンとして小田急2212号の整備に取り組み、車両の新規保存と車両の整備を連動させて行う方向性を示すことで、不適切な保存車・不幸な保存車を絶対に生み出さない覚悟と決意を目に見える形で提唱することが「役目を終えた鉄道車両を活用できる社会を作りたい」という目標を実現する第一歩であることを実践・実証したいという思いです。
今日残っている貴重な車両たちの影には、残念ながら消えていったたくさんの車両と、その車両を思う人々の情熱があります。
車両の解体に否定的な意見をお持ちの方もおられるとは思いますが、車両の保存が実現しなかった背景・解体となる状況には様々な事情があると思いますから、私は決してここでネガティブな発言をしたいわけではありません。
ですが、消えていった車両の存在・人々の情熱は、決して意味が無かったわけではないのだと、私は車両保存の活動を通して示したいと思うのです。
そうした意味でも、今、消えかかっている灯火、絶対にその灯火を消してはいけないという想いです。
今日は、世田谷線最後の旧型電車であったデハ150形が引退した、2001年2月10日から24年目の日です。
あの日から24年間ずっと諦めなかった「廃車解体となる電車を救いたい」という夢・想いを、皆様と共に現実のものとしたい一心で、今回、デハ1002号(2040号)の救出プロジェクトに取り組んでおります。
クラファンは2月23日23時まで
終了まで残り13日…もう時間がありません。
おかげさまで現在、皆様から323万円の暖かいご支援を頂いております。
あと377万円で救出できるところまで来ています。どうか引き続きご支援をお願い致します。
リターン
10,000円+システム利用料
【グッズコース】クリアファイル
●『1002号 クリアファイル』
現役時代ver
搬出陸送作業verの2枚セット
- 申込数
- 39
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年12月
10,000円+システム利用料
【グッズコース】オリジナルデザイン銚子電鉄弧廻手形(1日乗車券)
●『オリジナルデザイン銚子電鉄弧廻手形(1日乗車券)』
1002号をデザインした、銚子電鉄全線を任意の日付で使用いただける、オリジナル弧廻手形(1日乗車券)です。
※払い戻しはできません。
※有効期限:発行より1年以内
- 申込数
- 35
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年12月
10,000円+システム利用料
【グッズコース】クリアファイル
●『1002号 クリアファイル』
現役時代ver
搬出陸送作業verの2枚セット
- 申込数
- 39
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年12月
10,000円+システム利用料
【グッズコース】オリジナルデザイン銚子電鉄弧廻手形(1日乗車券)
●『オリジナルデザイン銚子電鉄弧廻手形(1日乗車券)』
1002号をデザインした、銚子電鉄全線を任意の日付で使用いただける、オリジナル弧廻手形(1日乗車券)です。
※払い戻しはできません。
※有効期限:発行より1年以内
- 申込数
- 35
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年12月

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- 支援者
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