
寄付総額
目標金額 2,000,000円
- 寄付者
- 165人
- 募集終了日
- 2016年7月31日
失意のどん底からの帰還~復調を期して恩返し~金丸逸樹(2年)
こんにちは!筑波大学体育専門学群2年の金丸逸樹です。
日頃より筑波大学箱根駅伝復活プロジェクトに対して、多くの方々からご支援・ご協力をいただくなど、皆様のご厚情に心より感謝申し上げます。
現在、僕たち陸上競技部・長距離パートは、第一回強化合宿のため福島県の白河甲子高原において、秋の箱根駅伝予選会に向けて、厳しい走り込みを開始したところです。去年と比べると質が高くなり、涼しく恵まれた環境のもと充実した練習を消化することができています。今年の1年生の皆が粘り強く、僕自身が2年生としての威厳を見せることができていないため、気合いを入れ直しているところです。

これから書くことは、僕自身の“苦しみ抜いた半年間”を振り返る内容です。誠に情けなく拙い文章となっておりますが、自分の気持ちを正直に記し、ここを分岐点として再出発するために敢えて書くことを決意しました。どうかご了承下さい。

昨年の10月15日、第93回箱根駅伝予選会が開催され、筑波大学の結果は多くの方がご存知のとおり、24位という惨敗に終わってしまいました。僕がチームの中で一番でゴールしたのですが、チームトップであったにも関わらず、全体では122位という順位でした。個人的な目標(記録も順位も)にも遥か遠く及ばないとても不甲斐ない結果となりました。純粋に他校と実力がかけ離れていることも大きな要因でしたが、僕自身、今でも悔やみきれない出来事がマイナス要因として大きく関係していました。
それは、予選会の調整練習の段階で脚(臀部付近)を痛めてしまったことです。筋(かどうかもわかりませんが)の炎症がひどく、大会の数日前から、歩くのでさえ痛く、心身のバランスとしては最悪の状態でした。通常のレースならば、当然、欠場するレベルだったと思います。もちろん欠場するという選択肢はなく、痛み止めを服用して強行出場したのですが、レースの後半は、相手との競走ではなく、痛みとの戦いでした。負けたことは当然ですが、自分の実力を出しきれなかったことが、本当に悔しくてたまりませんでした。

昨年のこの時期、1年生だった僕は、今回と同様に白河甲子高原での合宿に臨みました。筑波大生として初合宿でした。人生で初めて30kmを走ったことを思い出します。「あの頃は初々しさがあったな」とたった1年前のことですが、懐かしい気持ちになります。やる気にも満ち溢れていましたし、タイミングとして成長期とも重なったのだと思います。入学してすぐに1万mを29分台で走り、練習するほどに走力が増していく確かな実感がありました。
8月の合宿では、お尻の辺りに痛みに近い違和感が出てしまいましたが、何とかごまかして走り込みを続けました、秋には、長い距離では、チームの誰にも負けない走力を身につけ、自信を持てるまでになっていきました。練習では常にトップ。弘山コーチからは「20kmを60分で走れる実力があるよ」と言われるまでに成長できていました。しかし、好事魔多しです。予選会の最終調整の期間に、前述の故障(スポーツ傷害)を発症してしまったのです。

強行出場した予選会を何とか走りきりましたが、身体のバランスが大きく崩れてしまったのは明らかでした。関東学連の選抜チームに選んでいただいたにもかかわらず、その後は、全く走ることができない日々が続きました。そんな状態で、学連選抜チームの合宿に行くのは、精神的には本当に辛かったですし、今までの頑張りが日々消えていくような感覚は、無念さしかありませんでした。
年が明けて、やっと走り出すことができるようになり、「また頑張っていこう」とモチベーションを高めていった矢先、今度は膝に故障を発症。半年以上経った現在に至るまで、怪我を何度も繰り返してきました。走れない苛立ちから、一時は体重が6kgも増え、日に日に陸上競技から目を背けるようになり、自ら塞ぎこむようになってしまいました。完全に“負のスパイラル”にハマっていったのだと思います。
「何としても立ち直るんだ」という気持ちが、逆に自らを必要以上に追い込んでしまっていたのだと思います。「このままではいけない」という思いも焦りにしかならず、意欲も徐々に失せていき、最後は、自分の感情と行動がコントロールできない状態に陥りました。自分の中で「選手として潰れて終わる選手はこんな感じなのかな」という諦めに似た境地にまで落ち込み、その穴から抜け出せない恐怖感を抱える日々が続きました。自分は「こんな人間ではないはず」と自らを奮い立たせようとしますが、次の瞬間には、そんな感情も泡のように消え去ってしまうのです。どうにもできない自分と生きていくのは、本当に辛かったです。

しかし、そんな苦しい状態が続く中、先輩や同期をはじめとするたくさんの人達から、常に励ましの言葉をいただきました。誰一人として、そんな僕を捨てずにいてくれました。そのおかげで、少しずつですが、一歩一歩前に進められるようになっています。この苦しみ抜いた時期があったからこそ、「人からいただく励ましの言葉」「親身になってくれる仲間の存在」は、心の支えになり、元気の源になることが身にしみてわかりました。このように、今の筑波大学のチームは、信頼できる真の仲間ばかりです(先輩には失礼な言い方ですが)。そんな仲間の存在が、苦しい時にどれほど心から救われるのかを学ぶ良い経験になったと思っています。僕は、独りよがりだったのかもしれません。
僕は、たった1回の怪我からどん底まで落ちました。その怖さを知りました。練習を頑張るのは当たり前。日常の生活が大切だということを学びました。筑波大学はサポート体制が充実しているわけではありませんが、昨年、ご支援いただいた皆様のおかげで、栄養サポート体制が充実してきています。ほんとうにありがたく思います。食生活や身体のケアを怠ることなく、1日1日を過ごしていきます。

そして、苦境を乗り越えた僕は、これからもっともっと強くなります。僕がこの半年で多くの人から与えられたことに対して、そう簡単には全てをお返しすることは到底できないと思っています。でも、今秋の予選会に元気な姿で戻ってくることが僕の出来る精一杯の恩返しであり、自分の感謝の気持ちを伝えるための唯一の手段ではないかと思っています。そのために、今を大切に生き、練習に励み、秋には元気に走ることができるよう復調し、少しでもチームの力になれるように頑張っていきます!
精一杯走ります!これからも応援よろしくお願い致します。
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