
寄付総額
目標金額 2,000,000円
- 寄付者
- 165人
- 募集終了日
- 2016年7月31日
筑波大学の箱根駅伝「止まった針を動かしたい!」武田(4年)
こんにちは。中長距離ブロック長距離パート4年の武田勇美と申します。

まず始めに、多くの方々からご支援と応援をいただき、心より感謝申し上げます。筑波大学の一員として、本当にたくさんの人から支えられていることを実感し、とても嬉しく思うと同時に、4年生としての使命を全うしたいと考えるようになっています。皆様の期待どおりに、10月の予選会では何としても結果を残せるよう、日々の練習に励んでいきたいと思います。
現在、僕たち長距離パートは箱根駅伝予選会の突破に向けて、福島県の白河甲子高原で合宿を実施しています。僕は「人文・文化学群 人文学類」所属であるということで、授業の関係上、3年生までは、7月の合宿に参加することができず、4年生になった今年、初めての7月合宿参加となりました。やはり、合宿となると、練習の質と量が普段とは格段に違い、毎日が苦しさで一杯です。それでも、秋に強くなっている自分を想像して奮い立たせ、何とか練習に喰らいつけています。

さてここで、少し私のこと=筑波大学に受験することを決めた経緯から、これまでの経過について少し話したいと思います。
元々私は「陸上競技は高校まで」と考えていました。父子家庭で3兄弟の真ん中であるという経済的な理由からです。昔から箱根駅伝に対する憧れはありましたが、「苦労している父親には絶対に迷惑はかけられない」と当時は陸上競技を続けることを諦めていました。しかし、高校3年生で疲労骨折したことをきっかけに考えが変わっていきました。どうしてもこのまま陸上を辞める気にはなれなかったのです。そんなとき、筑波大学が「箱根駅伝復活プロジェクト」を立ち上げたと聞きました。本当に運命的なものを感じたことを今でも覚えています。

「国立なら」と父の了承も得て(本当にありがたいことです)、9月から志望校を筑波大学に変更し、独学で猛勉強しました。センター試験では、国語で失敗し、絶望の淵に立ったような気分になりましたが、なんとか合格することができ、希望通りに大学でも陸上競技を続けることができました。
実際に陸上競技部に入部してみると、理想と現実とのギャップを感じたことも確かです。しかし、「プロジェクトが始まっているのだから、4年間練習についていくことができれば自然と強くなるだろう」「4年目にチーム上位10番以内の実力を身につければ、箱根駅伝に出場することができるだろう」そんな甘い考えを当時の私は持っていました。今だからこそ言えますが、“世間知らず状態”でした。各部員の自炊に頼った食事や量も質も足りない練習など、予選会突破に向ける準備が何一つ整っていないことは明らかでした。

「大学のプロジェクトに箱根駅伝へ連れて行ってもらうのではなく、自分が筑波大学を箱根駅伝に連れて行かなければならない。」そのことに気づいたのは、本プロジェクトが本当の意味で始動した2年前の秋のこと。気付くのが、だいぶ遅くなってしまいました。後悔先に立たず!です。
弘山コーチが着任して、プロジェクトが本格的に進行してく中で、僕は2年目の予選会で1年生の時と同じように、不甲斐ない走りしかできませんでした。吉成さん(現大学院2年の先輩=当時の駅伝主将)や弘山コーチの涙を見て、本気の意味を知りました。そして、「1年生の頃から何も進歩がない自分」「チームの足を引っ張り続けている現状」に向き合わなければいけないとようやく気付き始めたのです。それは自分だけでなく、チームの皆も同じだったはずです。結局は、自分たちが変わらないと予選会の突破はありえないと悟ることができました。

それからは、苦しい練習にも真正面から向き合い、生活の中で何かを得ようと精一杯やってきたつもりです。もちろん、頑張りは未だに足りず、3年目の予選会での再度の凡走は努力不足を認めざるをえないと思います。それでも、弘山コーチが来て、プロジェクトが本格稼働して、自分たちは成長しつつあると感じています。現に、1万mで上位10人の平均タイムは昨年から40秒以上伸びています。私個人としても、5000mのタイムを3年間で15分40秒から14分35秒まで短縮することができました。「自分たちが筑波大学を変える」そんな意識がチームに芽生えつつあるのがハッキリとわかります。

最後に、僕自身の想いを少し。この春は、就職活動も頑張りました。その活動の中で、「来年には社会に出る」ということを当然のこととして意識するようになり、この短期間で、自分の中でも成長や気持ちの変化があったと思っています。大学卒業後、僕はあるスポーツ紙で働くことを決めていますが、将来、記者としても、筑波大学の卒業生としても、陸上競技部のOBとしても、筑波大学の応援を精一杯していきたいと思っています(私達が多くの方々にそうしていただいたように)。卒業生だから母校を応援するのは当たり前!?確かに、そんな感情は当然のこととしてあると思っていました。

でも、よくよく考えてみると、母校のチームや個人が努力していないとしたら、卒業生だって応援することはできないのではないか、と思うようになってきました。3年前の自分やチームを“未来の自分”が応援したいと思うか?と自分に問いてみた時に、3年前の状況ならば、「NO」だったかもしれません。今の自分なら「100%YES」と答えることができます。大学や部活動には、歴史や伝統が存在すると思います。筑波大学では、“知や技”とよく言いますが、伝統とは「努力の上にしか成り立つことがない知と技の継承」だと考えるようになりました。筑波大学だからできるというのは、「努力する集団の集まりだからできる」と、今はそう理解しています。
今は僕たちの代です。筑波大生として活動できる最後の1年。悔いが残らないよう、やれることを全力でやっていきたいです。今の4年生は、駅伝主将の河野と筑波大記録を持つ森田という2本の柱があり、他にも井口や中川など4年間頑張ってきた同志がいます。筑波大学をさらに大きく変えることができるチャンスの年だと自負しています。支援してくださる方々や、両親、弘山コーチ、に恩返しするために、何より自分たちチームの目標のためにも、僕たちは今年の予選会を全力で戦います。

少し揶揄的な表現になりますが、筑波大学陸上競技部長距離の歴史と伝統という時計の針は、一時期、止まっていたのかもしれません。しかし、今は違います。弘山コーチという大きな歯車とチーム全員の歯車が、しっかりと噛み合って針が動き出し、時を刻み始めています。今の私は、選手としての歯車ですが、卒業後も歯車のまま動き続けようと思います。そんな歯車が増えていけば、やがて大きな時計となるはずです。決して止まることはありません。
私は、そんな小さな部品なのかもしれませんが、欠けてはならない部品として、生き生きと自ら動き続けていこうと思います。
精一杯頑張ります。応援をよろしくお願い致します!
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