残り8日｜115系の失われし部品の復元③

クラウドファンディングも残り8日です。

厳しい状況が続きますが、まだまだ諦めておりません。

引き続き情報拡散のご協力と皆様のご支援をお待ちしております。

 

今回は部品の復元③となります。

今回は前回とは異なり簡単な部品です。

簡単な部品ですが、とても重要なものです。

 

電車には見た目でその車両の固有番号がわかるようになっている「編成番号札」と呼ばれる部品が装着されています。

このクハ115-1106の場合は長野総合車両センターに所属し「C14」番という6両編成でした。そしてその「ゼッケン」ともいえる番号札が助士側の窓ガラスに掲示されていました。

ですが現役引退時に番号は撤去、スキー場時代も番号札はない状態でした。

↑現役時代のクハ115-1106。助士側窓ガラスに「C14」の札が掲げられています(現役末期は掲示位置がここより右側になりました)

↑スキー場時代(譲渡の交渉を行う前に撮影した同車です。現役時代にはあった「C14」の編成番号札がありません)

 

弊社への譲渡が決定した際、まず最初に復元したのがこの編成番号札でした。

もちろん本物はありませんので、普通紙にラミネートしたものを掲示しました。

 

↑現在掲示している編成番号札のレプリカ。

↑現在のクハ115-1106。編成番号札はあまり目立ちませんが、無いと違和感を生じてしまいます。

 

 

このように番号札という小さな部品ですがあるのと無いのとでは表情に差がかなり出てしまいますので簡易的なものでも非常に効果は大きいです。

本当であれば本物の札を用意できればよいのですが、恐らく廃車の際に取り外され処分されてしまったと思われます...

このように小さな部品でもできる限り復元し、現役時代の姿を目指して日々車両を整備しています。

 

次は最後の写真に写っているもう一つの部品の復元についてご紹介します。

 

引き続きご支援の程、宜しくお願い申し上げます。