こんにちは、ACEの田柳です。

 

4月20日から始まったこのクラウドファンディングも、いよいよ明日の1日を残すのみとなりました。

275名以上の方に、4,378,000円のご支援をいただいています。昨日だけでも85,000円のご支援をいただき、またReadyforのトップページの「注目のプロジェクト」になることができていました!

本当に、ありがとうございます。

 

まだ500万円を達成していないので終わってしまっては困るという思いと、みなさん全員のお名前がわからないのがもどかしく、早く終わってみなさんのお名前を拝見したい!という思いがごちゃまぜになっています。

 

 

私たちが行う「ピース・インド プロジェクト」は、児童労働をなくすことを目的として活動を行っていますが、私たちのようなNGOが永久に同じ村で活動を続ける訳にはいきません。

4~5年のプロジェクト期間をかけて活動を行い児童労働のない村を達成したら、その後は村に住む人々自身が児童労働のない状態を将来へ継続させていくことを目指しています。そのため、支援している村それぞれで、村の人同士で「児童労働のない村」を管理しあい、保っていく仕組みをつくるような活動を目指しています。

 

その1つが、「住民ボランティアグループ」の結成です。1つのコミュニティで約15人がメンバーとなり、SPEEDのスタッフが行うような、働いている子どものいる家庭や畑の訪問を行い、家庭環境の改善方法を一緒に考えたり、子どもの就学状況をモニタリングしたりします。

 

住民ボランティアグループのミーティングで状況を報告しあうメンバー

(タティクンタ村)

 

住民ボランティアグループのメンバーは、プロジェクトに賛同する住民の中でも特に「児童労働のない村をつくりたい」という意志の強い住民からなっていますが、プロジェクトが始まる前は自身の子どもを働かせていた親も少なくありません。子どもには教育が必要だという考えを自身が持つようになり自分の子どもを学校に通わせるようになった後、さらに自分の子ども以外も働いているのを止めなくては、学校に行かせたい、という考えを持ち、活動を行っています。

 

メンバーは、男性だけでなく女性もいます。その全員が子どもを持つお母さん、または孫を持つおばあさんです。

 

住民ボランティアメンバー(マッデラバンダ村)

 

メンバーは最初から活動をうまく行える訳ではありません。特に女性は、最初は「子どもを働かせるのをやめてほしいと言いたいけど、言うのが怖い」と話していました。

 

「子どもは働くのが当たり前」という状態の村では、それに反対することは、なかなかできることではありません。しかも、ずっと村で育った、自身も学校に行ったことのない女性たちが声をあげることは、外国人である私には想像もつかないような大きな勇気を持っていないとできないことだと思います。

 

そう考えると最初は、私からは簡単な気持ちで彼女たちに活動を進めるよう働きかけることはできませんでした。

 

でも、彼女たちはどんどん変わっていきました。

 

「1人で家に行っても話を聞いてもらえないから、3人で一緒に行くようにしているの。そうすると、ちゃんと言いたいことが言える。」

「なかなかわかってくれない親は、1度ブリッジスクール(公立学校へ就学するための補習学校)へ頑張って連れていくの。子どもがどんな風に勉強したり遊んだりしているのか見せるのは、話をするより伝わるから。」

 

どんな風に働きかけをすればよいか自分たちでも考え、積極的に活動できるようになっていきました。

 

彼女たちを動かすのは、実際に子どもの変化を見ていることもありますが、子どもの時に感じた、身体が辛くても働くしかなかった時に持った感情、学校に通いたかったのにお嫁にいかせられた時に持った感情なのだと思います。

プロジェクトが始まったことで、どの家の子どもも学校に行っていいんだと思えたことが大きいのだと思います。

 

ブリッジスクールに通うアニ―タさんと両親

 

自分の子どもを学校に通わせられるようになったお母さんが、

「うちの娘は毎日、家で宿題をしているの」

「私の名前をどんな風に書くのか、子どもが教えてくれるの」

と誇らしげに話すお母さんの表情が、私は大好きです。

 

プロジェクトが終る時には、ブリッジスクールの運営や収入向上支援は終了します。その時には「子どもは学校へ行くことが当たり前」となり、子どもを働かせるおとながいれば、周りの住民みんながそれを止めるような村を目指して、引続き活動を行います。

 

明日まで、クラウドファンディングの応援、どうぞよろしくお願いいたします。

 

ACE子ども支援事業インド担当 田柳優子

 

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