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チーフ成田より②子どもの命と健康を児童労働から守りたい!

 

こんにちは、ACEの田柳です。

 

1つ前の投稿に続き、プロジェクト開始時期から活動に関わっている子ども支援事業チーフの成田から、農薬の影響で皮膚病にかかりながらもコットン畑で働いていたベイビーちゃんという女の子のエピソードをご紹介します。

 

(1つ前の投稿はこちら)

子ども支援事業チーフ成田より①子どもたちの健康を奪う農薬

 

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ベイビーちゃんを取り巻く環境は非常に困難で、「学校に通おう」というだけでは解決できない様々な課題があることに気づかされました。農薬による健康被害や、教育の機会を失ったまま働く子どもたち、安定した仕事がない親などの問題をプロジェクトで改善できないか、と強く感じました。

そして、このような子どもや家族の声を聞きながら、パートナー団体のスタッフと話し合いを何度も重ねて、プロジェクトで目指すことは何か、そのために必要な活動は何か、などを考えていきました。

 

ベイビーちゃん。腕の斑点は皮膚病の影響。

  

 

しかし、プロジェクトを開始して間もなくした2010年11月、残念なことに、ベイビーちゃんは亡くなってしまいました。

 

 

原因は農薬の影響による血液の癌とのことでした。さらにその1ヵ月後に結核だったお母さんも亡くなってしまったそうです。悲しい知らせを聞いて急いで家を訪ねた時には、お父さんは2人の家族を一度に失い、とてもさびしそうな顔をして、目に涙を浮かべていました。私も何と言ってよいか分からず、涙をこらえてしばらく沈黙してしまいました。

 

とてもショックでした。

 

まさに彼女のような女の子のために村に職業訓練センターを作り、彼女に参加してもらいたいと思っていたのに。短すぎる16歳の命。「私は何をしていたんだろう、もっと早く彼女に何かできなかったのだろうか・・・。」そう思うと、とても悲しく悔しい気持ちになり、何度も涙があふれました。

 

そして現地スタッフと一緒に、ベイビーちゃんのことを職業訓練センターに通う女の子たちや他の住民たちと話し会おうということになりました。ベイビーちゃんの死を悼み、女の子たちは「彼女の分も一生懸命学んでいこう」と話し、また住民たちは「これ以上このようなことは村では起こさないように、児童労働をなくそう」といった話をしました。

 

私はベイビーちゃんの死を通じて、児童労働は、子どもが死と隣り合わせにもなる危険なものだ、ということを痛感させられました。

しかし今も活動地域には、コットン畑で働いていたために農薬の影響で健康を害し、亡くなってしまった子どもが他にも何人かいます。

 

今私たちにできることは、プロジェクトを通じて、子どもの命と健康を危険な労働から守ることです。そして、一人でも多くの子どもたちが子ども時代を精一杯過ごし、生きる力を身に着けて、笑顔で家族と暮らせるようになること、親が家計を支え安心して子どもを育てられるようになること。

 

プロジェクトでの子どものための教育・職業技術支援や、困窮家庭の親の収入向上支援の活動で、それらを少しでも手助けしたいと考えています。

 

ピース・インド プロジェクトを実施・継続できるよう、皆さまの力を貸してください。

ご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

 

成田由香子

 

村の子どもたちやお母さんと成田

 

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クラウドファンディング終了の5/31(水)まであと5日間。コットン生産地域の児童労働をなくすための活動へのご支援を、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

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