【堀田エッセイ】Part 2

[アニマルウェルフェア(動物福祉)について](後編)

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堀田雅貴です。

連載2日目です。

 

昨日の問いの答えは『皮付き』です。ではなぜ皮付きが正解なのでしょうか？

その答えは、クラウドファンディング期間内に【堀田エッセイ】にて記載させていただきますので、お時間のある際に新着情報を御覧いただけるとありがたいです。

 

オウム目の鳥類は、野生本来の行動ができない不適切な飼育環境におかれると、スクリーミング(叫び声をあげる)、常同行動(同じ行動を繰り返す)、毛引き症(自分で羽を引き抜く)、自咬症(皮膚をかじる)など、様々な異常行動が現れます。身体的精神的疾患は、時に突然死さえ引き起こすことがあり、そのような鳥たちは過剰に臆病であったり、人間に対して攻撃性を示すことがあります。

また、このような異常行動や問題行動が現れると、飼い主は手がつけられなくなり、不正な転売、譲渡、放置、虐待、遺棄などの結果を招きます。特にオウム目の鳥類は長寿(約15~50年)であるため、この問題は深刻です。

 

海外でペットとして飼育されている鳥たちは、既に、増えすぎた猫や犬の譲渡先が見つからない問題と同じような状況に陥っており、ペット業界において後進国と言われる日本でも同じ状況に陥る可能性が十分に考えられます。

兆しと言えるかわかりませんが、京都市内において、京都府警に届けられた飼育鳥類の保護件数は、年間60～80羽弱で近年推移しているようです。

 

ある海外での文献によると、『彼ら(インコ・オウム)が快適に生活するために必要なことは何か、彼らにとってのアニマルウェルフェアとは何か、それを見極めて改善するにはどうしたら良いのかを飼い主が十分に理解していないことに問題がある』と述べられています。

正論だと思いますが、私は全面的に飼い主の方に非があるとは思えません。飼い主の方に対して十分な知識提供やアフターサービスを行っていない販売側にこそ非があると思っています。

私は、今回のプロジェクトの根幹の1つである『お客様に対する知識提供やアフターサービス』こそ、現在のペット業界をより良い方向へ導く鍵だと思っています。

 



　　　　　　　　　　　　頬を撫でられて目を閉じるホオミドリウロコインコ