京丹後市にどんな障害がある人も暮らせるグループホーム建設にご寄付を

京丹後市にどんな障害がある人も暮らせるグループホーム建設にご寄付を

寄付総額

1,055,000

目標金額 5,000,000円

寄付者
47人
募集終了日
2022年8月12日

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プロジェクト本文

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「遠くの入所施設や病院ではなく、自分が生まれ育った地域で暮らし続けたい。」

 

医療的ケアが必要な人でも、重度の障害を持っている人でも、それぞれが望む暮らしを実現させるために、京丹後市でのグループホームの建設を決意しました。

 

建設費用の総額は約1億5,000万円。すでに地域の皆さまを始め多くの方に応援いただいておりますが、よりたくさんの方々に知っていただき、どのような障害があったとしても自分が望む暮らしが送れる地域社会を、皆さまと一緒に作っていけたらと思います。

 

私たちの新たな挑戦に、温かいご寄付をどうぞよろしくお願いいたします。

 

あみの福祉会について

 

ページをご覧いただきありがとうございます。京都の京丹後市で活動している、社会福祉法人 あみの福祉会です。

 

当会は、1985年「あみの共同作業所」を仲間(利用者)2名、職員1名で立ち上げてから、今年で37年を迎えました。1989年には盲聾唖者もうろうあしゃ・重度重複障害者・精神障害者など、すべての障害者を受け入れ始め、2001年に法人を設立いたしました。

 

現在、日中事業所4ヶ所、グループホーム2ヶ所、居宅支援事業所1ヶ所、相談支援事業所1か所、仲間の店舗として3ヶ所を運営し、100名以上の仲間が利用しています。

 

 

わたしたちは、共同作業所づくり運動の成果と教訓を大切にしながら、新たな発展を築くことを目標に、以下のことを法人の基本理念としています。

 

●障害のある人々が、社会の一員として自らの意思や願いにより、自分の人生を切り開いていく力をつくる実践に努めます。

●障害のある人々が、生きがいと誇りのもてる地域社会をめざして、地域の関係諸団体との連携に努めます。

 

 

 

京丹後市には、医療的ケアが必要な方や重度障害がある方が暮らせるグループホームがありません

 

現在、京丹後市には7か所のグループホームがあり、約70名の方々が暮らしています。障害者事業所の利用者が約370名であることから、19%の人たちの暮らしの受け皿となっています。

 

京丹後市 統計書から京丹後市内事業所利用者のみの数字を抜き出したもの。令和3年に市の福祉課へ問い合わせて伺った数値

 

【障害者グループホームとは】

障害者グループホームは、「共同生活援助」という障害者総合支援法の福祉サービスの一つです。身体・知的・精神などに障害をお持ちの方々が世話人などから生活や健康管理面でのサポートを受けながら、数人の仲間と一緒に暮らす共同住宅です。


グループホームで生活することで、障害のある方の自立、社会的孤立の防止、生活不安の軽減、共同生活による身体的・精神的安定などが期待できます。

 

しかし、2022年5月現在、私たちが把握している限り、京丹後市には医療的ケアが必要な方が暮らせるグループホームはありません。医療的ケアを必要とする人たちや重症心身障害のある人たちにとっての暮らしの場は、家族との暮らし以外では、遠くの入所施設や病院しかありません。

 

【医療的ケアとは】

「日常生活に必要とされる医療的な生活援助行為」とされています。
例えば、
〇たんの吸引
つばの飲み込みやたんを出す力が弱いと、喉に溜まって息苦しくなるので機械で吸引して取り除きます。
〇経管栄養(けいかんえいよう)
口から食物を食べることができないなどの状態の人は、飲み込む時に気管に食物が入り、肺炎になるおそれがあります。そのためチューブを使って、胃や腸に食物(栄養)を安全に送ります。
〇導尿(どうにょう)
膀胱(ぼうこう)におしっこがたまりすぎると感染がおこりやすくなります。そのためチューブを使って膀胱からおしっこを抜きます。
〇酸素療法(さんそりょうほう)
呼吸機能が弱い人に、酸素ボンベを使って酸素を補います。
〇糖尿病管理
血糖値の測定やインスリン注射など

 

 

数年前から「医療型短期入所」の制度ができ、京丹後市内の病院から事業所に通う仲間や、高齢者施設が障害者の事業の資格を取得し、短期入所を利用するケースも出てきました。家族のSOSに応えるという意味では前進ですが、課題も多くあります。

 

【医療型短期入所とは】

1日〜数週間、病院などで、医療的ケアの必要な重症心身障害児者等に対し支援を行う。
京丹後市では短期入所サービスの中に位置づけ(3病院)

 

 

【これまでの利用者様のエピソードと私たちの想い】

 

■医療型短期入所を利用されているNさん

「本当はずっと家族と暮らして、チューリップハウス(日中事業所)に通いたい。しかし医療的ケアが必要なため家での生活も難しい。少しでも家族の近くで暮らしたいが、丹後には医療的ケアが必要な人が暮らせるホームがない。家族とも会えない。仲間や職員とも会えない。いつも会っている人に会えない。」

 

病院から事業所に通われて5年目を迎えました。この間コロナ禍で病院から出ることができず、数か月間ずっとベットで天井を見ながらの生活を余儀なくされてきました。


■医療型短期入所を利用されているIさん

「自分は元気なのになぜ通えないのか?大好きなチューリップハウス(日中事業所)で、みんなと歌を歌ったりしたい。いつになったらいけるのか?わからない、納得できない。」

 

事業所に通われて3年になりますが、事業所に通えないときは自傷行為も出ました。医療ショートを受けている人たちの多くは言葉がないため、私たちは彼らの表情や声、目の動きで本人の思いを掴みます。

 

病院の医療ショートを利用しながら、日中は事業所に通っておられましたが、コロナ禍で通えなくなり、自分の腕を引っ掻いたりしておられるのが、“何とかしてくれ”という心の叫びと受け止めています。


■高齢者施設の短期入所を利用して事業所に通われていた精神障害のYさん

調子を崩して入院後、安定して戻られようとしましたが施設に受け入れてもらえず、その後2年間の病院生活で亡くなられました。精神障害のあるYさんは、高齢者施設のショートを利用されていましたが、調子が悪い時には夜間の徘徊や大声をだす、他の人の部屋に入る等で職員の方や他の利用者の方も困らせていたようです。

 

でも、本人にとっては、すべての行動に理由がありました。日中の障害者事業所の職員が、高齢施設に出向き、学習会もさせていただきながら、精神障害について、本人の人となりを話させていただいたこともありました。高齢者施設では、本人を理解して受け止めようとする人たちと、大変さから受け止めが厳しいという人たちとあり、職員の方々は今後をどうするか絶えず悩まれていたようですが、退院時はお断りがありました。

 

その他にも、暮らしの場があれば、何とかなった例はたくさんあります。

 

 

 

京丹後市に新しくグループホームを建設します

 

わたしたちは、命を輝かせるのは、それぞれが望む暮らしができるグループホームしかないと、新しい施設を作ることを決意しました。

 

障害の程度に関わらず、言葉があるかないかに関わらず、みなさん、遠くの入所施設や病院ではなく、生まれ育った地域で暮らし続けたいのが、共通する思いです。


好きな仲間や職員と、昼間は働き、夜はゆったりと過ごす。親の世話にはならずに職員の支援を受けての自立した生活、そんなあたり前の暮らしの実現のひとつがグループホームづくりです。
 

開設予定のグループホーム概要

■場所:京都府京丹後市内

 

■対象、定員:

・重度障害をお持ちの方や医療的ケアが必要な方など

・定員は6名、ショートステイは3名

予定図面イラスト(資材高騰のため、現在再検討していますので、変更になる可能性があります)

 

■開設予定:2024年4月

 

 

今回のグループホーム建設のプロジェクトは、総額で約1億5,000万円の費用がかかる想定です。行政からの補助金も活用して整備を進めますが、残りの資金は当会で確保する必要があります。

借入金や手持ち資金も充てますが、クラウドファンディングにより地域の皆さまにも応援いただけたらとても心強く思います。

 

●目標金額:500万円

●資金使途:グループホームの建設費用

 

※本プロジェクトは、寄付総額が期日までに目標金額に届かなかった場合でも、目標金額分を自己負担するなどして、必ず上記の実施内容の通り実行致します。

 

どのような障害があっても自分が望む暮らしが送れる地域社会へ

 

今回のプロジェクトについて、ありがたいことに地元の理解もあり、住宅街の中に建設を予定しています。ここにあってよかった、とお互い(利用者の方も地域の方も)に思えるような場所にしたいと思います。

 

医療的ケアが必要であっても、家族といつでも会える距離に暮らし、通所しいろいろな人と関わり合いを持って暮らせるように。重い障害をお持ちの方々が、自立した生活や希望している生活を選ぶことができるように。

 

いろいろな人たちがいる中で、どのような障害があったとしても自分が望む暮らしが送れるような地域社会となるよう、取り組んでいきたいと思います。また、障害者を取り巻く様々な現状を多くの方に知っていただきたいと思います。

 

私たちの新たな挑戦に、温かいご寄付をどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

メッセージ

 

奥野嘉郎

社会福祉法人あみの福祉会 理事長

 

こんにちは。ページをご覧いただきありがとうございます。社会福祉法人あみの福祉会理事長の奥野嘉郎です。国、京都府、旧網野町・丹後5町行政、網野町民の皆さんをはじめ各種団体や個人の皆さんからの大きなご支援をいただき、今日の「あみの福祉会」の多くの施設ができました。


私たちは、この施設づくりに寄せられた期待と信頼に応えるため、現在まで培ってまいりました共同作業所づくり運動の成果と教訓を大切にしながら、これらの施設を拠点として障害者福祉の新たな発展を築いていくことを目標にしています。


教育・生活・労働などすべてにおいて、障害者と健常者の差がなく生活できる社会の実現が求められています。しかし「生まれ育った地域で家族や仲間と暮らしていきたい」という当たり前の願いが実現する社会にはまだまだ遠い道のりです。


「制度はつくるもの」当事者、保護者、職員、関係者の心を一つにし『願い』の実現とこの運動が新たな障害者施策の前進のための一歩となりますように頑張っていきます。
皆さま方、応援をよろしくお願いします。

 

 

応援メッセージのご紹介

 

上田 誠 様

上田医院 内科医・小児科医、北丹医師会・副会長

 

 

 

 

 

 

 

 

私は、北丹医師会の副会長をしております。日常診療の血液検査の結果説明の時、基準値と正常値の違いから始めます。基準値とは、健常者の測定結果の極端に高い2.5%と低い2.5%を除き、平均値をはさんだ健常者の95%が含まれる範囲の値です。健常者でも5%は外れ、基準値内でも異常がある人が含まれます。正常と異常の切り分けは大変難しく、ひと続きと考える方が現実的です。


ノーマライゼーションは、日本の福祉政策の根本理念です。少数の特別な障害を持つ集団を内包するのがノーマルな社会であるとすれば、障害を持つ人をノーマライズするのではなく、社会の認識の方をノーマライズする必要があります。この地域では、障害のある方々が安心して暮らせる施設が足りません。我々の社会が、ノーマルな社会であるために今回のプロジェクトは完遂されねばなりません。皆さまの共感とご協力を願っております。

 


 

あおぞら会

あみの福祉会、仲間の自治会の「あおぞら会」です。わたしたち「あおぞら会」は仲間ひとりひとりが大切にされ、できないところを責めるよりみんなで助け合うことを目標に、いろいろな活動をしています。


今回のグループホーム建設のために、「あおぞら会」でも資金作りに取り組んでいますが、まだまだたくさんの資金が必要です。どんな障害があっても、生まれ育った京丹後市で安心して暮らし続けたいです。多くのみなさんに協力していただけたら嬉しいです。

 

 

寄付金控除について

 

社会福祉法人あみの福祉会は京都府により認定された「社会福祉法人」です。あみの福祉会への寄附は、所得税・法人税の税制上の優遇措置があります。ご不明な点は所轄の税務署へお尋ねください。

 

備考
1,(所得控除)寄付をした個人は確定申告によって次の限度内で所得税法上の寄付金控除が受けられます。
(「特定寄付金」と「総所得金額等の合計額の40%相当額」とのいずれか少ない方の金額)-2千円=寄付金控除額
仮に、その年分の所得が200万円の人で50万円を社会福祉法人等に寄附した人は49万8千円の寄付金控除が受けられます。(税額控除)「社期福祉法人等への寄付金の合計額-2千円」の40%相当額をその年の所得税額から控除することができます。対象となる寄付金額は、総所得金額等の40%が限度であり、税額控除額は、所得税額の25%相当額が限度となります。


2,寄付をした法人は、確定申告によって次の限度内で法人税法上損金算入ができます。
一般寄付金の損金算入限度額について、資本金等の額の1,000分の2.5相当額と所得の金額の100分の2.5相当額との合計額の4分の1と、資本を有しない法人等にあって所得の金額の100分の1.25相当額とする。
特定公益送信法人に対する寄付金の特別損金算入限度額について、資本金等の額の1,000分の3.75相当額と所得の金額の100分の6.25相当額との合計額の2分の1と、資本を有しない法人等にあっては所得の金額の100分の6.25相当額とする。

 

< 寄付金領収書の発行について>

寄付をされた方には、寄付金受領後、「寄付金領収書」を当法人より発行いたします。

領収書名義:ご寄付時に記載いただく「ギフトお届け先」を宛名として発行します。
領収書発送先:ご寄付時に記載いただく「ギフトお届け先」にお送りします。
寄付の受領日(領収日):READYFORからの当法人への入金された日(2022年10月7日を予定しております)となります。
寄付金領収書の発送:2022年10月末を予定しております。


 


●ご寄付にあたってのご留意事項

 

○本プロジェクトは、All-in形式のためご寄付確定後の返金やキャンセルは、ご対応いたしかねますので、何卒ご了承ください。

 

○寄付完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合があります。

 

○プロジェクト達成後は、アカウント情報を変更した場合でも、ご寄付時に入力したお届け先の宛名と住所は変更されません(個別にご連絡いただかない限り、原則としてご寄付時に入力いただいた宛名と住所に寄付金領収書及びリターン品をお送りさせていただくことになります)のでご注意ください。

 

○ 本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関するリターンの条件詳細については、こちらの「命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。

 

○ ご寄付に関するご質問は、こちらをご覧ください。

プロジェクト実行責任者:
社会福祉法人あみの福祉会(奥野 嘉郎)
プロジェクト実施完了日:
2024年4月30日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

社会福祉法人あみの福祉会が京都府京丹後市に医療的ケア対応のグループホームを開設する。集まった資金はすべて建設費用として使用します。

リスク&チャレンジ

プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
必要金額と目標金額の差額は、補助金や借入を含む自己資金で補填いたします。

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プロフィール

1985年9月利用者2名職員1名で京都府網野町(現京丹後市網野町)島津に「あみの共同作業所」開所。2001年8月「社会福祉法人 あみの福祉会」設立。 地域の方々との交流を通して、自ら人生を切り開き、生きがいと誇りの持てる地域社会をめざして活動しています。

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ギフト

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5千円寄付コース

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10,000+システム利用料


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1万円寄付コース

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30,000+システム利用料


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3万円寄付コース

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プロフィール

1985年9月利用者2名職員1名で京都府網野町(現京丹後市網野町)島津に「あみの共同作業所」開所。2001年8月「社会福祉法人 あみの福祉会」設立。 地域の方々との交流を通して、自ら人生を切り開き、生きがいと誇りの持てる地域社会をめざして活動しています。

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