
支援総額
目標金額 1,500,000円
- 支援者
- 150人
- 募集終了日
- 2022年7月29日
【アナザー・ジャパンの誕生秘話】なぜ学生に経営を託すのか?
いつもあたたかいご支援・応援をいただき誠にありがとうございます。アナザー・ジャパンです。
クラウドファンディング開始から5日が経ちました。すでに目標金額の35%まで到達するほどのご支援をいただいております。改めて心からの感謝を申し上げます。
三菱地所と中川政七商店が
学生にセレクトショップ経営を
託す理由を語ります。
本日は概要ページ内で予告していた「三菱地所と中川政七商店が学生にセレクトショップ経営を託す理由」について、お話ししていきたいと思います。
不動産ディベロッパーとして都市開発を行う三菱地所と、日本各地で育まれた工芸を扱う中川政七商店。2社が地域産品セレクトショップのプロジェクトを始動したとき、様々な問題意識を共有しました。
東京と地方の両方が元気になる商売の形はないのか?商品の売買に閉じるのではなく、生活者と地域が繋がっていく商売はできないのか?そもそも、これからの地域の関係人口のあり方は?
議論を重ねる中で、「若い世代に商売を託す」ことが、未来をつくることにつながるのではないかという考えに至りました。
左から、中川政七(中川政七商店 13代 代表取締役会長)
加藤絵美(三菱地所 TOKYO TORCH事業部)、谷沢直紀(三菱地所 TOKYO TORCH事業部)
東京駅前という都心の一等地でなぜ、学生に経営を託すのか。プロジェクトを共同で進めてきた三菱地所の谷沢直紀と加藤絵美、中川政七商店会長・13代中川政七が語ります。
アナザー・ジャパンを支える“大人たち”によるトークをお楽しみください。
三菱地所×中川政七商店の出会い
—アナザー・ジャパン第1期店は「TOKYO TORCH」の路面店としてオープンするんですよね。TOKYO TORCHは東京駅周辺に、10年超の歳月をかけて段階的に4棟のビルを建てる大規模な開発だと伺いました。
はい、TOKYO TORCHは「日本を明るく、元気にする」というビジョンを掲げて、東京と地方をつなげる機能を意識して、2007年から開発が始まっています。2027年に完全開業するという長期的なプロジェクトなので、「より深く、長く地域に関与できる新しい施設のあり方」を模索すると同時に、「これからを担う若い世代と一緒に、未来の街をつくるような取り組みにしたい」という思いも当初から持っていました。
アナザー・ジャパンは、まさに若い世代が主体となって、東京と地方を一緒に元気にする、TOKYO TORCHの核となる取り組みだと思っています。
三菱地所がこれまでに培ってきたノウハウも生かしつつ、従来の発想を越えていく新しい商業施設のかたちを示せないかなとずっと考えてきました。TOKYO TORCHでしかできない、「日本を明るく、元気にする」というビジョンにあった体験ができる場所にしたいなと。そこで、企画を考える中で「日本の工芸を元気にする!」を掲げてこられた中川会長のお顔が浮かんだんです。
こちらがまだ大まかなプランだけを持ってTOKYO TORCHのご相談に伺った際に、中川さんが現在のアナザー・ジャパンに通じる「学生が経営する地域産品セレクトショップ」の構想をすでにお持ちで、本当に驚きました。その場で、絶対にいいと思います、すぐに社内で検討しますとお返事しました。
やるからには真剣勝負の学びの場を
—学生経営×地方創生という構想が、最初の相談の時にすでに立ち上がっていたんですね。学生に経営を任せるというのは、どんなところから生まれたアイデアだったのでしょうか?
最近、大学で特任教授としてゼミを持たせてもらっていて、今の学生さんたちの優秀さを肌で感じていました。一方で会社全体でも、これまで培ってきた工芸メーカーへの経営コンサルティングのノウハウを生かして教育事業に取り組んでいる最中です。若い世代に「学び」の場ををもっと提供できたら面白いのではないかと考えていたところでした。
従来の教育とアナザー・ジャパンが大きく違うのは、「失敗もありうる」ということです。企業側が敷いたレールの上で、ある程度着地点の見えている企画を学生さんに任せても、学びは浅い。やるからには真剣勝負の場にしたいと、単に売り子として学生さんがお店に立つのでなく、本当に経営をしてもらうという構想を、三菱地所さんにお伝えしました。
都心の一等地だからこそ託したいもの
—都心の一等地、TOKYO TORCHの顔となるお店で失敗のリスクも込みで経営を学生さんに任せるというのは、大きな決断だったのでは。
今も、ものすごい緊張感です(笑) 。ですが、最初にこのアイデアを聞いたとき、まさに私たちが求めていた、従来の地域との出会い方・関わり方からステージをグッと引き上げる取り組みになると確信しました。
地域創生や関係人口という話は以前から取り上げられてきましたが、こんな風に地方から都市に出てきた若者が地元のことを改めて知ったり、地域のためにアクションを起こせる舞台って今まであまり用意されてこなかったように思うんです。
そうですね。アナザー・ジャパンの任期を終えて卒業した子たちが社会人になった時に、何かのきっかけでまた地元の会社さんに関わったり、地元に戻って起業や就職をしたりするきっかけになるかもしれません。
このプロジェクトのゴールは、学生時代にアナザー・ジャパンで働いていた人たちが、将来地元に何らかの関わりを持ちながら活躍してくれることなんじゃないかなと思っています。
これってお店を訪れるお客さん側の行動の変化にもつながりますよね。卒業生が、OB・OGとして地元のお店を応援するような気持ちで訪れたり、一般のお客さんも、やっぱり他の地域よりは、地元のお店に愛着が湧いたり。自分とお店との情緒的なつながりが生まれてくるんじゃないかなと。
学生さんにとっては、学びが即実践できる場。自分の地元と関われる、背負える場。中川さんや三菱地所にとっては、ビジョンの実現につながる場。地域にとっては、PR拠点かつ、新たな関係人口の循環が生まれるかもしれない場。
リスクを取ってこういう取り組みをやった先にこそ、TOKYO TORCHがめざす「日本を明るく、元気にする」道が本当の意味で開けていくのではないかなと期待しています。
こういうリスクもある計画って、止める理由はいくらでもあると思うんです。でも何故これだけ思い切ったプロジェクトが今日までちゃんと進捗しているかというと、三菱地所さんも私たち中川政七商店も、日本の未来を信じているし、それを担う学生さんたちを信じているからだと思います。
このプロジェクトの実現はそのまま、私たちが日本の未来を信じているというメッセージです。
「フロンティア・スピリット」と「郷土愛」
—セトラー第1期生の募集要項には学生さんに期待することとして「フロンティアスピリット(開拓者精神)」と「郷土愛」と書かれていましたね。
郷土愛は言い換えると「地元の魅力を発見し、発信する」マインドですね。学生さんには自ら地元企業に足を運んで、地域の魅力的な商品をセレクトしてもらいます。企業リサーチや、訪問の交渉、何を買い付けるかも自分たち次第です。その魅力を伝えるための販売やプロモーションまでも一貫して手がけてもらいます。
研修を終えたら、基本的に店舗に社員はいないんです。メンターはあくまでも困ったときの相談窓口。1期生は全国を6エリアに分けて各3名なので、合計18名で任期の1年間、自分たちでお店を運営していきます。
2ヶ月毎に回ってくるエリア別の企画展では、各エリアの3名が主体になって収支管理、店舗づくり、プロモーション、接客まで、自ら考えて実践してもらいます。ここで必要になるのが、「自分の人生を自分で切り開く」フロンティア・スピリットです。
頼れる大人がいない、という状況は心細いようですが、こういう「自分でなんとかするしかない」という状況って、地方から東京に出てきたみなさんならすでに経験されていると思うんですよね。
学生のみなさんには、この「小さな地元」を自分たちでつくるんだという気概を持ってお店の経営に挑んで欲しい。その思いを込めて、各エリア名も「アナザー・キュウシュウ」という風に名付けました。
—任期は基本1年とのこと。毎年新たな「アナザー・◯◯」が積み重なっていくのですね。
OB・OGが毎年増えていくのもいい仕組みだなと思っています。共に地域を盛り上げる同志を同期にも、先輩後輩にも得られることは、みなさんの大きな財産になるんじゃないかなと思っています。
これから日本が人口減少に向き合っていく中で、地域と都市がどうつながっていくのか。そのキーを握る存在に、アナザー・ジャパン卒業生がなっていく未来を望みます。
そうですね。卒業生が、将来何らか地域や地元に関わりを持ちながら活躍している。そういう未来が生まれた時に、このプロジェクトは本当の意味で地方創生に貢献できたと言えるんだと思います。
アナザー・ジャパンのプロジェクト詳細は概要ページをご覧ください!
|TOKYO TORCHについて
「TOKYO TORCH」は、東京駅日本橋口前に位置する常盤橋街区にて三菱地所が開発を進める、東京に新たなシンボルTOKYO TORCHが完成するまでの10年計画です。
かつて江戸城へ向かう表玄関である常盤橋御門があったTOKYO TORCH街区は、常に社会の要請に応えるまちとしての役割を果たしてきました。現在の常盤橋街区は、1960年代に開発が進められ、当時、東洋一の規模を誇るといわれた日本ビルをはじめとしたオフィスビルが建設されたことで、日本の経済成長を支える街としての地位を築きました。
その思想を受け継ぎ、プロジェクトビジョン「日本を明るく、元気にする」のもとに、リアルでしか体験できない感動や興奮を集積させた、世界に誇る希望の灯りとなるような日本のシンボルをつくるべく、本まちづくりを推進しています。
|中川政七商店について
1716 年(享保元年)に創業し、高級麻織物「奈良晒(ならさらし)」を代々扱ってきた奈良の老舗。
時代の変化とともに麻生地を中心とした雑貨の企画製造・販売を始め、「日本の工芸を元気にする!」というビジョンを掲げ、工芸業界初のSPA(製造小売り)業態を確立。「中川政七商店」「遊中川」「日本市」などのブランドで、全国に約60の直営店を展開するほか、合同展示会・業界特化型の経営コンサルティング・教育事業など多岐に渡り拡大しています。2021年4月にはまちづくりの拠点である複合商業施設「鹿猿狐ビルヂング」を創業地に開業。奈良という地からビジョン実現に向け取り組んでいます。
リターン
10,000円+システム利用料

ようこそアナザー・ジャパンコース
アナザー・ジャパンオリジナルのグッズセットです。
●アナザー・ジャパン×中川政七商店別注ふきん
●アナザー・ジャパン×コクヨカスタム文具
●お礼メール
●公式ホームページにお名前掲載(希望制)
●活動報告書PDF
- 申込数
- 50
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年12月
5,000円+システム利用料

【学生限定】ようこそアナザー・ジャパンコース
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