鉄道開業150周年記念｜鉄道写真・映像資産の映像制作にご支援を！

この度は「昭和の記憶　都電のいた風景」ブルーレイ化に、温かいご支援をいただき、どうもありがとうございました。

おかげ様をもちまして、無事「昭和の記憶　都電のいた風景」の映像作品を完成させる事ができました。

今年は鉄道開業150周年の節目の年です。かつて東京の街を縦横無尽に走り、庶民の足として親しまれてきた都電の歴史の一端を映像化し、多くの方々に見ていただきたいと、このプロジェクトをスタートしました。

このプロジェクトは皆様のご支援なくしては実現し得なかったことです。

本当に感謝申し上げます。どうもありがとうございました。

【ブルーレイが完成しました！】

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（完成したブルーレイのジャケット画像）

 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（映像のメニュー画面）

上記の画像はブルーレイを再生すると冒頭に表示されるメニュー画面です。
トータルで92分の視聴時間ですが、カテゴリーごとにクリックして再生できるようになっています。

この作品の制作過程を少しご紹介します。

第一部で使用した写真は、「山手編」118枚、「都心編」117枚、「下町編」119枚、合計354枚です。これは大石和太郎氏・野澤幸夫氏のお二人が昭和40年代前半に撮影した約1,350枚の中から厳選したものです。

1,350枚すべての写真をスキャナーで高解像度で取り込み、小さなキズやゴミを取り除き修復しました。

これは六本木電停付近で撮影された写真ですが、赤丸で囲んだ部分に見られる小さなキズやゴミをただひたすら取り除く、という作業に最も時間をかけました。目いっぱい拡大して写真の隅々までチェックしますと、看板の文字や写真、人物の表情、服装など興味深い発見がいくつもありました。（左：修復前、右：修復後）

 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（インタビュー映像撮影直前の様子）

 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ナレーション録音中の齋藤さん）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（MAルームの様子）

【試写会を開催しました】

　　　　　　　　　　　　　　　　　（９月２４日・三ノ輪橋の都電カフェにて試写会の様子）

 

今回のプロジェクトでは、当初納期の９月３０日を大幅に遅延する事となってしまいました。これはブルーレイのプレス工場のスケジュール調整がうまくいかなかった事が原因です。ブルーレイのプレスについての事務手続きに想定以上に時間がかかってしまい、プレス工場のスケジュール自体が後ろにずれこんでしまったためです。

具体的には、ブルーレイのプレス作業に必要となるAACS（Advanced Access Content System：アメリカの団体）およびBDA（ブルーレイのロゴの権利を管理しているアメリカの団体）の２団体との契約と費用支払いです。

メールによる書類のやり取りや海外送金手続きに想像以上に時間がかかってしまいました。

大変申し訳ありませんでした。

【収支報告】

ご支援金総額は、3,132,000円（目標金額　2,840,000円）のうち、17％の手数料を差し引いた　2,546,316円が振り込まれ、制作費用として使わせていただきました。

なお、ご支援者様は54名、他に代理支援者様6名でした。

 

このご支援金は下記のような項目で使用させていただきました。

 

■人件費（編集や音楽、ナレーター等）  　　　　　　　　　　　　　      ¥626,000-　

■外注費（MA：録音・音声等の調整、施設使用料、撮影、プレス等）      ¥958,800-

■ライセンス使用料（著作権使用、書籍、AACSライセンス等）     　　　 ¥516,690-

■交通費     　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ¥23,450-

■通信費（レターパック、宅配、切手等）  　　　　　　　　　　　　　    ¥34,700-

■会議費（スタッフ弁当代、昼食代、飲料水代）     　　　　　　　　　　 ¥17,193-

■事務用品費（メディア代、トナー代、用紙代等）     　　　　　　　　　 ¥38,903-

■雑費（撮影背景布購入＆クリーニング、試写会開催費用）  　　　　　    ¥47,780-

■合計金額    　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　  ¥2,263,516-

費用を差し引いた、残金¥282,800円は、鉄道関連８ミリ・フィルムのデジタル化（テレシネ）に使わせていただく予定です。

【リターン品について】

■５枚セット絵葉書について

　当初５枚セットを予定していましたが、これまでお付き合いのあった印刷会社様のご厚意で金額はそのままに、9枚セットで作成していただきました。そのため、リターン品の絵葉書セットは9枚とさせていただきました。

 

■ダイジェスト版DVDについて

　ダイジェスト版DVDの編集過程で、どうしても10分で収まらなくなりましたので、約17分の映像となりました。なお、ディスク・コピーは固くご遠慮いただきたくお願い致します。

 

リターン品は、10月31日よりレターパックにて順次発送させていただきます。この度は遅延してしまい、申し訳ありませんでした。

【今後について】
今回は「都電」をテーマに作品作りを行いましたが、現在次回作を企画中です。まだお知らせできる段階ではございませんが、次回も鉄道に関する作品になる予定です。

 

【ブルーレイの販売について】

このブルーレイは11月以降、都電カフェ様（三ノ輪橋）にて販売予定（税込¥3,300-）です。

また当面は下記メールにて購入希望の旨をご連絡いただければ個別にてご対応させていただきます。

 

皆様。この度は本当にどうもありがとうございました。

 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ＮＰＯ法人アーカイブ映像活用推進機構：関口万里