支援総額
目標金額 1,300,000円
- 支援者
- 60人
- 募集終了日
- 2021年12月25日
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プロジェクト本文
終了報告を読む
第一目標達成の御礼と
ネクストゴールについて
皆さまの温かいご支援のおかげで、目標の130万円に到達することができました!
本当にありがとうございます。
今回のプロジェクトは不安からのスタートでしたが、こんなにもたくさんの方からご賛同いただけたこと深く感謝いたします。これからも子どもたちやその未来のため、私たちができることをチャレンジしたいと思います。
みなさまのご支援のおかげで、 95年前のシードマイヤー製ピアノの修復費用を賄うことができます。
皆さまの温かい応援と励ましのお言葉をこれからの活動のエネルギーとして、次の目標を150万円と設定させていただきます。
今後いただいたご支援で、修復したピアノを使って子どもたちのためにコンサートを開きたいと思います。一流のピアノを使い、一流のピアニストの方をご招待するコンサートです。
・ピアノコンサート開催費用20万円(演奏謝礼、交通費)
ネクストゴールの目標も達成し、子どもたちや地域の方へ95年の想いが詰まった音をじっくり聞かせてあげたいと思います。
実現のためにどうか変わらぬご支援をよろしくお願い申し上げます!
有田小学校PTA会長 西山 智久
(2021年12月20日追記)
佐賀県にある町立有田小学校には、10分間しか弾けないピアノがあります。95年前から有田小学校にあるこのピアノは、長い間弾かれることはなく、その存在自体、気にかけてもらえなくなっていました。
けれど、実はこのピアノは、ドイツにある鍵盤楽器製造業者「Schiedmayer(以下、シードマイヤー)」社が製造したもので、大変めずらしい世界でも一流の銘器なのです。
私たち有田小学校PTAは、95年前、子供たちの教育のために「シードマイヤー」のピアノを購入した小学校の創立者や地域の方々に敬意を表し、彼らが子供たちに託した熱い思いを今に伝えるため、このピアノを修復するプロジェクトを立ち上げました!
5年後には、ピアノが有田小学校に来てから100年目を迎えます。私たちは、ピアノの修復を通して、有田小学校の子供たちと、地域の方々による“音楽を通じた交流”が生まれることを願っています。
皆様には、ピアノの修繕・維持管理のためにお力添えを賜りたく、ご支援のほどどうかよろしくお願いいたします。
有田小学校にある「シードマイヤー」のピアノ
95年前に有田小学校にやってきた「シードマイヤー」のピアノは、当時の小学校や地域の方々が、子供たちの教育や芸術文化にとても熱心だったことから、「どうせ音楽教育に必要なピアノを買うのであれば、一流の高級品を買おう」という考えで、門司三菱の会社を通じてドイツから直接輸入されたものです。
ピアノはアップライト型で、ふたを開けると「Schiedmayer(シードマイヤー)」の文字が書かれています。
「シードマイヤー」とはドイツの鍵盤楽器製造業者で、現在はチェレスタや鍵盤グロッケンシュピールなどを製造しています。その創業は1735年と古く、一族によって技術と伝統が守られてきました。
ピアノの生産は1980年に中止していますが、米国版『音楽楽器大辞典』によると、1850年ロンドン大博覧会で金メダル、1900年パリ大博覧会でグランプリを獲得した一流のピアノのようです。
大阪音楽学校(現・大阪音楽大学)の首席教授で、のちに全日本合唱連盟理事長になられた故・長井斉先生が有田小学校の「シードマイヤー」を見た際には「こんな素晴らしい世界一流の珍しいピアノが有田にあるなんて…」と驚かれたそうです。
当時の校務日誌によると1926年(大正15年)6月13日にピアノが学校に搬入されたと記録されています。
有田小学校の大正15年卒業生で、当時6年生だった和久陶平さんは、上有田駅までピアノ様の奉迎に行ったことを覚えており、駅からは馬車に積み込まれて学校まで運ばれ、ワイワイガヤガヤとお供をしたのだそうです。
(参考:歴史民俗資料館)
10分しか弾けないピアノ
しかし、今も有田小学校にある「シードマイヤー」のピアノは、子供たちにとっても教師や保護者にとっても、忘れられかけていた存在でした。
昭和20年ぐらいまでは実際に弾かれていたと聞いたことがあるものの、詳しい話を知っている方が今では見つからず、正確にはわかりません。
30年前に一度、修理されていますが、弦が切れそうな箇所があったり、脚部の損傷がひどくなっていたり、もちろん調律もされてないので音もずれています。
そんな10分以上の使用には耐えられない状態の「シードマイヤー」のピアノは長年忘れられ、貴重な銘器であるにもかかわらず、廊下にひっそりと置かれたままでした。
なぜ、修理を決意したのか?
有田町内にはこのピアノの存在を知っていて、有田町の財産だと気にかけている方や、修復を待ち望んでいる方も多く、以前にもピアノを修理しようという動きが持ち上がったこともありました。
しかし、高額な修理代を捻出する手段や、修復後の維持管理・活用方法についての方針がまとまらず、先に進めずにいたのです。
では、どうしていま、私たち有田小学校PTAが、ピアノの修繕のプロジェクトを立ち上げようと決意したのかというと、今年で有田小学校が創立150周年を迎えることがきっかけになっています。
有田小学校が開校した150年前というのは、明治維新直後。
海外からの文化に押され、これからの有田の産業の行方が強く危惧されていた時代に、当時の有田町の方々が力を入れたのが教育でした。有田町と子供たちの未来のため、積極的に西洋文化を取り入れていく教育の一環として、ドイツから輸入されたのがこのピアノだったのです。
「今の有田町の子供たちに、このピアノによって何かを届けられるのではないだろうか。」
開校から150年たった今、時代は違いますが、先が見えない時代を生きていく子供たちに何ができるのかと考える私たちと、当時の有田町の人たちとの思いがつながったような気がしました。
ピアノの修復を通して、歴史ある有田小学校の創立者や、当時の保護者の方々が子供たちの教育に懸けた熱い思いを、今の子供たちに伝えたい。
子供たちの芸術教育に役立ててもらうとともに、学校版ストリートピアノとして、地域の方や近隣の学校の生徒たちも演奏したり、コンサートを企画したりできる地域交流の場所にしたい。
そのような思いから、私たちは、ピアノ修復プロジェクトを立ち上げることを決めました。
修理方法とご支援金の使いみち
今回の修理プロジェクトでは、『シードマイヤー』のピアノを30年ぶりの修理に出します。
いただいたご支援金は、ピアノの修理費用と維持・管理費用に充てさせていただきます。今回の修理では、弦の張替えと鍵盤を替える修理を行う予定です。せめて応急処置だけでもして未来へ残したいと考えています。
有田町の子供たちとこの町の未来のために、皆さまの温かいご支援をどうかよろしくお願いいたします。
< 目標金額 >
130万円
< 資金使途 >
ピアノ運送代 6万円
巻線弦交換 40本 20万円
レスロー弦の張り替え(180本)18万円
象牙鍵盤張替え 45万円
鍵盤、アクション関係のクロス、フェルト交換 18万円
調律、整調、整音 10万円
消費税 11.7万円
クラウドファンディング広報・運営費 2万円
合計:130万7000円
< スケジュール >
2022年1月:修理開始
2022年3月:修理・有田小学校への輸送完了
*2022年3月18日までに、有田小学校に95年前からあるドイツ製『シードマイヤー』のピアノの修理を完了することを以って、プロジェクトを終了とします。
95年前のピアノを初めて弾いた子供たちは…
修理プロジェクトに先がけて、創立150周年事業の一環として、有田小学校の子供たちや保護者の方が「シードマイヤー」のピアノに「週に1回だけ」お昼休みの時間に触れたり、弾いたりできる機会を設けました。
初めてこのピアノを弾いた子供たちからは、『歴史を感じるとても心に響く音だった』といった感想が上がっており、週1回のお昼休みの時間には、これまでひっそりと佇んでいたピアノの周りに、人だかりができています。
このように実際に弾いてみることで、子供たちに修理前と後の変化を体感してもらったり、95年前から伝わるピアノの存在を知って、歴史を学ぶきっかけや、当時の方々の思いを想像するきっかけにしてほしいと願っています。
また、月に1回程度不定期で、10分しか弾けないピアノを使った「10minutesコンサート」も開催するようになり、当時の音をそのままに、子供たちや保護者の方に楽しんでいただいています。
有田町の歴史を伝えるピアノの音を10分と言わずたっぷり長い時間、小学生はもちろん、地域の高校生やさまざまな方に弾いていただき、コミニュティの輪を広げていければと考えています。
令和3年7月9日「10minutesコンサート」開催!
子供たちと有田町の未来のために
有田小学校は有田町の小さな学校ですが、このピアノをはじめ、明治・大正時代の貴重な財産がたくさんあります。
今回、クラウドファンディングという手段でご支援を呼びかけるのは、そのことをまずは町の方々、そして佐賀県内、いずれは県外や海外の方にも知っていただきたいという考えからです。
歴史ある『シードマイヤー』のピアノを修理できれば、有田小学校の子供たちが弾けるようになり、このピアノを使った授業もできるようになります。
このほかにも、子供たちの感性や想像力を高めるキッカケや、音楽を通じた交流として、地域の方々や他の学校の生徒たちにも弾いてもらったり、コンサートを開催したりすることもできます。
ゆくゆくは、オランダやドイツなど海外との文化交流の機会にもつなげ、国境を超えた音楽交流によって、子供たちや人々の心に優しさと豊かさを届けたいと、私たちは夢を描いています。
有田町と言えば「有田焼」がもっとも有名ですが、歴史あるピアノを誰もが演奏できる小学校として、やきもの以外の観光名所にもしていければ、有田町の観光事業、地場産業の手助けにもなりえます。
忘れられかけていた一台のピアノの修理をきっかけに、子供たちの教育に思いを託すとともに、地域交流、文化交流、観光、地場産業への活性化につなげていきたいと考えています。皆様のご支援をよろしくお願いいたします。
プロジェクトメンバーよりご挨拶
西山 智久
令和3年度 有田小学校PTA 会長
95年の歴史と子供たちの未来にかける当時の熱い想いが込められたこのピアノ。今までは単なる『古いピアノ』でしたが、子供たちや地域の方のために、大きな可能性を秘めたピアノだと感じます。まずはピアノに込められた先人達の熱い想いを子供たちに伝えたい。そして修復し、音楽を通じて想像力や感性を高め、色んな人との交流のなかで、子供たちが未来を生き抜く力を身につけてほしい。それが私たちの願いです。皆様からのあたたかいご支援、何卒よろしくお願いいたします!
今村 肇
有田小学校PTA 副会長
今年、創立150周年を迎えたこの年に私は校舎の片隅に保管された95歳のシードマイヤーの存在を知り、有田小学校にやってきた当時の先生方や、地域の方々の学校教育に対する熱い想いがこのピアノに込められていた事に感銘を受けました。PTA役員の一員として小学校の歴史と文化の象徴としてピアノを復活させ、今の子供たちに先人たちの想いを再びシードマイヤーの音色と共に聞いて感じて欲しいと思っています。皆さん、ご支援よろしくお願いいたします。
吉島 環
有田小学校は、佐賀県最古の小学校で、今年、創立150周年を迎えます。その有田小学校にドイツ製のピアノ、シードマイヤーが保管されています。大正15年に、当時の町や小学校、父兄会の有力者の方が、有田町らしく教育や芸術文化に熱意があって、一流のピアノをと購入された貴重なピアノです。当時、家一軒分程の価値があったのではないかと推測されます。教育への投資 は、後世の町の発展に繫がると信じ、ドイツから直輸入されたピアノ。その先人達の想いを受け継ぎ、未来を担う有田小学校の子供たちに当時の音色を届けたいと思います。皆さん、ご支援よろしくお願いいたします。
応援メッセージ
ファンドレイジング・ラボ 代表
徳永 洋子さん
遥かドイツから有田にやって来て、長年、静かに子ども達の笑顔を見守ってきた古いピアノの修復は、創立150年を迎える有田小学校にとって、貴重な文化財を次の世代に伝えるという大事な使命だと思います。このピアノが再び曲を奏でる時、遠い昔の先人達の子ども達への想いが、美しい音色とともに、時を超えて、多くの子ども達と、子ども達を大切に思う人々の心に届けられるでしょう。佐賀にルーツのある者として心から応援しています。
プロジェクトに関するご留意事項
○ 支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合があります。
○ リターンにつきましては、プロジェクト達成後は、既にご支援いただいたコースから別のコースに変更することはできませんので、ご了承ください。
○ 支援時に回答いただく質問項目への回答は支援確定後、変更できません。
○ ご支援に関するご質問は、こちらをご覧ください。
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プロフィール
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リターン
3,000円
3,000円:感謝のメール
・感謝のメールをお送りします。
※複数口でのご支援も可能です
- 申込数
- 34
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年4月
10,000円
1万円:修理後のピアノのスペシャル演奏動画
・修理後のピアノのスペシャル演奏動画をお送りします。
・「感謝の手紙」をメールでお送りします。
※複数口でのご支援も可能です
- 申込数
- 23
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年4月
3,000円
3,000円:感謝のメール
・感謝のメールをお送りします。
※複数口でのご支援も可能です
- 申込数
- 34
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年4月
10,000円
1万円:修理後のピアノのスペシャル演奏動画
・修理後のピアノのスペシャル演奏動画をお送りします。
・「感謝の手紙」をメールでお送りします。
※複数口でのご支援も可能です
- 申込数
- 23
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年4月