すでにお伝えしたように、この2月にアジールフロッタンはセーヌ川に呑み込まれてしまいました。あれから5ヶ月近くが経ちましたが、浮上の手だては見つかっていません。
皆様にご支援いただいた資金(必要経費、関連支援などを差し引いた残り)については、すでにパリの再生事業者へ送金済です。
また、このプロジェクトでは名盤の設置が残されています。
我々としては、このような事態にありますので、これまで現地の推移を見守ってきました。しかし、先行き不透明でもあり一旦アジールフロッタンに名盤を設置するように再生事業者へはたらきかけます。
現時点では経過報告となりますが、アジールフロッタンのどこかに設置し、その後には写真を下記hpニュース欄にアップすることで、みなさんへのお知らせに代わるものと考えさせていただきたいと思います。
事故の現場であるアジールフロッタンに名盤を設置することには、法的な制約もあり時間がかかる可能性がありますが、我々としては早期の名盤設置を目標として、8月末までに名盤の発送と設置交渉を進めます。
また、8月末までの設置が不可能になった場合は、その状況とその後の方針などについて同じくhpニュース欄でお知らせします。
2月のアクシデント以降の主な支援(送金以外)として、アジールフロッタンの来歴をまとめた冊子(アジールフロッタン再生展で配布したもの)のフランス語版を2000部作成し再生事業者へ送りました。
また、アジールフロッタを紹介するhp http://www.asileflottant.netを運用してきましたが、6月から英語版を編集しより広く世界の人々に知っていただく活動を行っています。
http://www.asileflottant.net/eng.html
今後の状況についても下記hpのニュース欄で継続的にお知らせしていきます。
http://www.asileflottant.net/index.html#news
よろしくお願いします。
支援金清算(概略)
支援総額=620万
レディフォー関連経費=150万
桟橋制作・設置関連経費(構造計算など)=100万
再生支援関連経費(現地協議・翻訳など)=50万
再生支援関連雑費(事務局費ほか)=50万
再生事業者への直接送金=270万
有り難うございました。
ル・コルビュジエの船再生委員会
委員長 遠藤秀平