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寄付者
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2022年9月30日

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2022年09月05日 08:00

インタビュー:山本裕子さん。「外国人母子の健康のために」

 

第一回アーユス新人賞(2013年度)受賞者

山本裕子さん(シェア=国際保健協力市民の会)

 

シェア=国際保健協力市民の会は、健康で平和な世界をすべての人と分かち合う(シェア)ことを目指して、草の根から行動を起こした医師・看護師・学生が中心となって設立されました。カンボジア、東ティモールなど途上国や、日本国内に暮らす外国人に向けて、命を守る人たちを育てる保健医療支援活動を行っています。健康であることが人の権利と考え、すべての人が健康であるために地域の人びとが主体となって解決していくことを目指す「プライマリ・ヘルス・ケア」の視点を大切にしています。

看護師でもある山本さんは、2010年よりシェアの国内保健事業担当(現在の在日外国人支援事業担当)として、在日外国人が抱える保健や医療の課題に向き合ってきました。

 

―新人賞の受賞から10年になりますが、今はどんなお仕事をされていますか。

(山本) 受賞時と基本的には変わっていません。日本に住む外国人向けの医療通訳派遣や電話相談、啓発活動が柱になっていて、2021年からは外国人の母子が医療サービスにきちんとつながるための活動に重点を置いています。

 私のように看護職でありながらフルタイムのNGO職員として長年勤めているのは珍しく、通常の活動のほか、大学や専門学校で在日外国人の健康支援についての授業を任される機会が年に10回くらいあります。看護の分野では、「在日外国人の健康」が国家試験に出る項目になったこともあり、国際保健や国際看護、地域看護のテキストなどで「在日外国人の健康」に関する執筆依頼を引き受けたりもしています。この分野はシェアが長年携わっていることなので、こうした方面から関わることも大事だと思っています。団体の貴重な収入源でもありますしね。(笑)

 

―あらためて、NGOで活動することになった経緯を教えて下さい。

(山本) NGOで働くことになったのはシェアが初めてで、2009年に非常勤として入職しました。大学時代の先生の紹介でシェアのことは知っていて、現副代表が長年勤める港町診療所を訪問したこともありますが、NGOで働くことは考えていませんでした。看護師として病院で働いたあと、東京でも日雇い労働者が多く暮らす山谷地区で訪問看護を経験し、青年海外協力隊でホンジュラスに行ったあと、海外現場で働く看護師や保健師として活躍できる専門性をもっと身につけたいと大学院に行きました。しかしご縁あってシェアで働くようになり、直接サービスを提供する立場ではないものの、外国人支援の重要性ややりがいから、抜け出せなくなっています。

 

―新人賞の受賞当時(2013年)はどんな活動をされていましたか。

(山本) フルタイムで勤務するようになって3年目でした。入職してすぐは、たくさんの相談対応や通訳調整をして終電で帰るような日々。そして東日本大震災が起きて、シェアが活動を開始した気仙沼に急遽定期的に行くことになるなど毎日を必死で過ごしていましたが、変えないといけないことなど、組織のことも少しずつ見えてきた頃だったと思います。

 

 

―授賞のときのことを覚えていますか。

(山本) アーユスにはシェアとしてとてもお世話になっていて、新人賞が創設されたということで団体から推薦したいと言われました。授賞式では、他の受賞者の方が若かったのでこんな年で新人賞をもらっていいのかなと思いました。(笑)

 授賞式でもそうですが、いろいろな分野や地域の方がおられたのが印象的で、関西からいらした方ともお話ししたことを覚えています。授賞式(アーユスデイ)には何回か参加しましたが、他の受賞者の方のお話も、NGO界で長年活躍されてきた大御所(大賞受賞者)の話も聞くことができる良い機会だと感じます。

 

―新人賞の意義はどんなところにあると感じますか。

(山本) 支援してくださる方々へのアピールになりますよね。賞をとるというのは、属している組織の信頼にもつながることだと思いますが、代表がとるのではなくスタッフ、働いているスタッフがとることで、職員への信頼も生まれると思います。

 受賞した者としては、違う分野で頑張る受賞者の話を聞いて気持ちが引き締まるし、自分も頑張ろうという気持ちになれると思います。NGOの事務局で必死に頑張っていても注目されることは少ないので、それを表立って賞してもらえるのは励みになるのではないでしょうか。

 

 

―今後、取り組みたいことを教えて下さい。

(山本) 同じ専門を持つ仲間と比べると収入格差が開く一方だし、不安もあります。未来が明るいとは言えないかもしれませんが、これからを担う人たちは、副業しながら活動したり、起業がしやすくなったりといった機運があって、新たなNGOのあり方が生まれてくるのではないかと感じます。企業に属していないからこそ、まっすぐ社会課題に取り組めるのはNGOやNPOの良さなので、若い世代のアイデアが生かされていけばいいなと思います。

 いま、シェアでは外国人母子の医療サービスへのアクセス改善に取り組んでいますが、他に同じような事業を担っているNGOはほとんどありません。保健活動については、日本が突出して良いシステムばかりというわけでもないので、途上国での様々な学びから活かせることも多いはずです。自治体の保健師さんには、もっと質の高いサービスを提供したいと願う若い世代の方々もいらっしゃいます。このような思いを持った皆さんと一緒に、助成金が続く限られた期間だけではなく、長期的な視野をもって取り組んでいけたらと思っています。

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