ショートステイの運用を始めて2ヶ月・・・私たちの葛藤と覚悟

ショートステイの運用を始めて2ヶ月がたちました。
住まいに関する問い合わせは10件ほど入っていますが、これまでに利用につながったのは2人です。

プライバシーに関わるため詳細はお伝えできませんが、

どちらも今の人間関係から距離を置く必要がある若者たちです。

「安心してぐっすり寝られた」「これからのことを考える余裕ができました」

と言っていただいています。

入居中は、複数のスタッフが日替わりで訪問し、生活費を渡したり、

居場所（B4S PORT）に連れて行ったりして接点を増やし、

今後もつながり続けられるように心がけています。

一方で、問い合わせに対してなかなか利用に繋がらないもどかしさも感じています。
理由は２つあります。

一つは、私たちが責任をもって引き受けられないと判断し、

別の適切な公的窓口や支援団体に繋ぐことがあるためです。

現在、私たちのショートステイには常駐スタッフがいないため、

入居者の様子を常時、見守ることはできません。

また、障害をお持ちだったり、長期的に働ける状況ではなかったりする場合です。

生活保護や障害福祉など、より適切な機関に繋いだ方がその後の支援を受けやすくなります。

自分たちだけで抱え込まず他の支援団体と連携することの大切さは認識しつつも、

これは結局、たらい回しにしてしまっているのではないだろうかと自問することもあります。

もう一つは「会ってお話しましょう」と提案しても、連絡が途絶えてしまうことです。

LINEやりとりだけで信頼関係を築くことの難しさを痛感します。
正解のない支援に日々向き合っています。

それでも、できることから一つずつ焦らずやっていくしかありません。

緊急で受け入れられる場所があることは、私たちができることの幅を大きく広げてくれています。
実践を重ね、それを見える化して提言につなげていく。

そのためには、このクラウドファンディングの達成がどうしても必要です。

どうか多くの方に、私たちの挑戦を応援していただきたく、よろしくお願いいたします。