日本の美・技・華

クリスマスが終わると一気に年末モードが高まりますね！
そしてすぐに2015年。。

着物が似合う華やかな時期、追いついていなかった各イベントや撮影のご報告もあわせて、できるだけたくさんの日記をアップしていきたいと思います。
新しい写真もたくさん公開していきますので華やかな気分になって頂けたら幸いです。

まずは今年の美・JAPONの公演“Beyond Kimono”のイメージショット。

羽織をばさっとした瞬間を撮った一枚です。
昔の良い着物は裏地が非常に鮮やかな赤なのが特徴だそうです。

公演の中でもこの瞬間を再現しました。

公演で追加されたポイントは、和のヘッドドレスデザイナー、渡辺友紀さんによる見事なヘッドドレス。

金糸や銀糸を沢山使用した帯と日本の国花でもある菊の家紋の形に型抜きした革を重ねあわせ円形に切り抜き、その上にご自身で一度バラしてから一枚一枚着色して再度縫い合わせた丸扇子を二つ組み合わせたという精巧な作品です。

今の美・JAPONでは、この気が遠くなるような作業を経て作られたヘッドドレスに対してお金でのお礼はできていません。
それでも、沢山の人に日本の新しい手作業の芸術を見てほしいと快くヨーロッパまで送り出してくださったヘッドドレスの存在感はどのステージでも大きな注目を浴びました。

美・JAPONに関わるアーティストは、超一流と呼ばれる方々でも、ボランティアや実費程度の他のお仕事とは比べ物にならないような条件の中でご協力くださっています。
私達が文化交流を目的としたNPOで、海外でのイベントも営利を目的としていないことをご理解頂き、それでも面白そうなステージだから関わりたいと作品や技をご提供くださっていることにただただ感謝です。

まだ今はそのご厚意に甘えている状態ですが、それぞれのアーティストが世界に向けて自分の作品を発信するアピールとして美・JAPONの発信力を底上げし、皆さんの作品を世界に紹介することが恩返しになるのではと考えています。

次のポルトガル公演も、まだご一緒する皆様の渡航費を工面している段階ですが、良い形で実現できるようどうぞご協力をよろしくお願いいたします！
それでは暖かくしてお過ごしください☆