「紅花の魅力を学ぶ講演と展示会」開催報告と御礼
◆ご支援者の皆さまへ
山形では、さくらんぼの季節を迎えました。
この度は、私どものプロジェクトをご支援いただき、ありがとうございました。
不安を抱えながらのクラウドファンディングへの挑戦…
皆様方の温かい励ましの言葉とご支援の気持ちに支えられ、50日間前向きに頑張ることができました。そして、69人もの皆さんから目標金額の132%、664,000円ものご支援をいただき、ただただ感激!感無量でした!
おかげさまで、6/11~16日の6日間、山形市の『旅籠町にぎわい拠点「gura」』を中心に「紅花の魅力を学ぶ講演と展示会」を開催することができました。このプロジェクトにご支援くださったすべての皆さまに、改めて御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
◆講演会
会期中、毎日11時~12時の1時間、紅花に関わりの深い各分野の先生をお迎えしご講演いただきました。
講演会は、11日&13日がgura、12日&14日が山形商工会議所大ホール、15日&16日がJAやまがた本店会議室と、3会場を使用しての開催となりました。
県内外から延べ280名の方がご参加くださり、熱心にメモを取りながら聴講されていました。
毎日あるいは数日参加してくださった方も多く、「紅花について、様々な角度から学ぶことができて良かった」「紅花の奥深い魅力を感じ、益々知りたくなった」「情緒的な紅花から化学を学んだことが面白かった」など、たくさんの感想をいただきました。
本講演会が紅花文化を未来に繋ぐための一歩になったことを実感しました。
◆展示会
展示会は、guraの石蔵ラウンジホールを会場とし、会期中の毎日10時~18時まで開催しました。今回のテーマは「歴史・生産・色」、江戸時代から現代に至るまでの私たちの想いの詰まった50点を展示しました。
県内外から500人以上の方にご来場いただき、連日大盛況でした。
本展示会では、江戸時代からの伝統的製法で紅花の加工をしていることを伝えるため、江戸時代の紅花絵巻(東根市 武田陽氏所蔵)の拡大パネルを作成し、現代の生産加工工程と比較する形式で展示しました。来場者からは、今も丁寧に手作業で行う紅花の加工手順に驚きの声が聞かれました。
また、明治時代に一度は途絶えた紅花が、明治42年の伊勢神宮の式年遷宮をきっかけに蘇った歴史と関連の深い「下賜された紅花染の断片」を展示しました。調度品や儀式に用いられたそれらの麗しい織物は、たくさんの方を魅了していました。
ご来場いただいた皆さんからは「民間ならではの独創的な展示が素敵だった」「貴重な展示品を見ることができた」「展示方法もわかりやすく整理されていて、紅花についての理解が深まった」「紅花をもっと広めるために、多くの場所で展示会を開いてほしい」など、嬉しい感想をいただきました。
◆体験
6/12には株式会社伊勢半さまのご協力により、本紅の紅点し体験をしました。同じ紅でも点す方の肌の色等の違いにより全く違う紅の色となり、思わず笑みがこぼれました。ピンクから濃い赤、玉虫色に輝く方までいて、とても興味深い体験となりました。
◆メディア掲載
新聞やテレビ、ラジオでも取り上げられました。
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◆収支報告
今回のクラウドファンディングでは、当初の目標金額50万円に対して、それを大きく上回る644,000円のご支援が集まりました。皆さまからご支援いただいた資金は、全額「紅花の魅力を学ぶ講演と展示会」の開催費用として使用させていただきました。
不足分の1,346円は、最上紅花をいつくしむ会より負担しました。
会場費……………………………………126,480円
展示品に要する費用……………………142,931円
講師経費………………………………… 97,449円
チラシ、リーフレット等の印刷費…… 69,820円
事務費…………………………………… 16,762円
イベントお手伝いの方用駐車場代…… 13,600円
リターンに要する費用………………… 54,880円
手数料……………………………………143,424円
合計 665,346円
◆リターンの発送状況
「紅花摘み体験&お土産」を除き、すべてのリターンを対応させていただきました。
紅花摘み体験については、ご支援者さまと個別に打ち合わせさせていただいております。
◆今後の活動
6/11~16日の講演と展示会は終了しましたが、これはあくまで通過点に過ぎません。これからも紅花文化を未来に繋ぐための活動を継続してまいります。引き続き応援のほどよろしくお願い申し上げます。