プロジェクト概要

 

 

「どの国の若者も、自由に世界へと羽ばたき、世界を知ることができる。」

そんな当たり前のような権利があるはずです。インドで生まれ国籍をもたないチベット難民の学生がそれを率先して証明していく。

 

今回のクラウドファンディングで、国境を超えることのできないチベット学生と日本学生の交流を実現し、異文化を知った有能な学生を一人でも多く世界へ輩出していく。大きな課題解決のためのはじめの一歩としたいと思います。

 Rainbow Children 

 

 

ページをご覧いただきありがとうございます。特定非営利活動法人レインボーチルドレン(Rainbow Children Japan)理事長の石川辰雄と申します。

 

世界平和を願う長崎で生まれ育ち、インドでチベット難民の子どもたちに出会い、教育の現実を知ったことから大学奨学金支援を始めて、早や6年目になります。勤めながらのNPO運営は苦労もありますが、今ではインドの大学へ通うチベット人奨学生が100名になり、次へのステップとして”リーダーの育成”を目標に掲げ日々活動を行っています。

 

みなさんご存知でしょうか?

今、チベットの学生は自由に国境を超えるこができない環境で生活をしています。

 

その学生たちとの国際交流を実現するため、2018年春、インドにてチベット人奨学生100名と日本人学生20名で行う「日本チベット学生会議」を開催します。日本の学生がタッグを組み、チベットの学生が世界に羽ばたく第一歩となる架け橋を作るのです。

 

それは、難民という環境で生きる彼らの”もっと世界を見たい、知りたい、学びたい”という真っ直ぐな願いに応えることができる唯一の可能性、つまり、未来へ踏み出すためのパスポートとなるのです。

 

皆様からのご支援は、会議開催のための経費の一部とさせていただきます。日本人学生もアルバイト代を費やして参加費負担をします。どうかご支援のほどよろしくお願いいたします!

 

子どもたちの笑顔が輝きだしたら、世界が虹色になった。

 

君が変化の主役となれ!
Be The Change Project 2018 日本チベット学生会議を開催へ

 

みなさまからのご支援は、国境を超えることのできないチベット奨学生と優秀な日本の大学生が交流するための資金となります。

 

今回のプロジェクトではみなさんからご支援をいただいて、日本の学生20名(関西12名、関西以外から8名)がインドへ渡航し、チベット人奨学生100名と対話型ワークショップを開催します。 関西の学生は既に公募によって決定し、9つの大学から集まりました。みんな国際的な社会問題に関心が高い優秀な学生たちです。

 

これより11月から来年2月まで、自分たちでワークショップを設計するための計6回の国内研修(大阪)に参加するインターン生です。 関西以外の学生は年末にかけて公募する予定です。こちらはインドへ渡航時のみ合流するスタディツアー参加です。

 

関西学生と共にワークショップの運営にあたります。 チベット人奨学生と同世代の日本の学生が影響し合い、国籍、文化、信条あらゆる違いを乗り越える平和的な社会のリーダーを育てることにつなげていきたいと思います!

 

次は、”数”ではなく”質”を高めたい。
社会のリーダーとなる学生を、平和の国チベットから。

 

チベット奨学生と触れ合うたびに、「慈悲の文化」と呼ばれるチベットの深い精神性を彼らが持ち合わせていて、平和的な社会のリーダーとなる資質を充分に持っていることに気付かされました。

 

初期目標であった奨学生100名に近づき、少しづつ卒業生が出始め、彼らのその未来を考えるにつれて、選んだ世界でリーダーシップを発揮し、周りに平和的な影響力を及ぼせるリーダーへと育って欲しいと願うようになりました。

 

しかし、そのリーダーの卵である彼らも、インド以外の外の世界には触れることができません。もっと国際的視野を広げ、国際協調の精神を育てることができれば、多様化の進展する各分野でリーダーシップを発揮して、世界への貢献を行うことができるはずです。

 

 

 

この地球上に存在しない国、チベット。
子供たちが、社会で生き抜く鍵は「教育」にある。

 

中国の侵攻により、1959年にダライ・ラマ14世がインドへ亡命した後に、世界中にチベット難民社会が形成されました。現在、約128,014人(2010年,CTA)が故郷を離れて暮らしています。

 

その大半はチベット亡命政府があるインドに住んでおり、故郷のチベットの地を一度も訪れたことのない難民2世・3世がその社会の中心となりつつあります。

 

難民として57年

 

これまで、レインボーチルドレンが奨学金という形で進学を支援してきた学生:レインボーチルドレン奨学生も、その多くが難民2世・3世です。

 

インド・ネパール・ブータンに広がるチベット人学校のトップクラスの彼らは、この奨学制度により、学ぶ機会を獲得しています。難民としてこの地球上で生き残っていくには、そして、間もなく世界一の人口となるインドの競争社会で勝ち残っていくには、勉強が必要であることを社会全体が理解しているのです。

 

長く続く難民社会では、伝統的なチベット文化を守り継ぐと共に、国際社会で強く生き抜く力をも求められています。

 

DNAが証明する、日本と同じ顔立ちのチベットの子どもたち

 

 

出会ったのは、想像をはるかに超える学力の高い子供たち。
しかし、彼らの将来に学問に進む道はありませんでした。

 

バックパックたった一つをを背負い、世界へ悲しみを見付けに出た旅から6年が経ちました。「学びたいのに学べない」「前へ進みたいのに進めない」という悲しみを抱えた子どもたちに出会い、そこへ光を当てるアクションを始めたのが、僕の場合はレインボーチルドレンの立ち上げでした。

 

あのダライ・ラマ法王が世界中で講演することで得た寄附を集めても、大学の奨学金すべてを補うことはできません。当時のチベット難民の大学進学率はわずか12.8%でした。進学できない子どもたちはインドの軍隊に入ったり、不本意な仕事へ進む道しか残されていません。中には傭兵(ようへい)となる子どももいますが、平和を愛し殺生をしないチベット人にとって、それは筆舌に尽くしがたい選択だと思います。

 

その、ダライ・ラマ法王が集める奨学金でも賄うことができない部分を支えているのが、レインボーチルドレンです。現在では100名の若者たちが大学で学ぶまでになり、ダライ・ラマ法王基金の奨学金と同じ奨学生数となりました。チベットという心の国を支え、リーダーとして平和に貢献していくスピリッツの持ち主を、多く育てていきたいと考えています。

 

それが、リュックひとつから始まった、僕が表現したかったUnconditional Love、無償の愛のカタチです。

 

 

教育の現状

 

初めてチベット人学校を訪れた時に驚きました。日本で言う小学校4・5年生の生徒たちが「コンピュータは教師にとって変わるか」という難しいテーマの討論会を、しかも英語で行っていたのです。聞くと、その年次では、チベット語、ヒンディー語の他に英語・中国語まで4か国語を習得するそうです。

 

亡命直後から教育が真っ先に重要項目として取り組まれ、チベット語を含む伝統的な教育に加えて、近代的な教育方法も採用されています。今でもチベット人学校の見学に行くと、中学生クラスで大学のような授業が行われていることに、教育のレベルの高さを感じます。

 

しかし「その先はない」のです。

 

どんなに勉強しても、どんなに先生が頑張っても、自力でその先の大学へ進むことは狭き門だったのです。

 

大学進学率.png
​世界の進学率(2012年、出典:UNESCO)とチベット難民の進学率(2014年、CTA)の比較

 

 

たった3名から100名の学生が大学へ。
大学進学が当たり前に近づく、レインボーチルドレン奨学生制度。

 

そこで、チベット難民の子どもたちがインドの大学に進学するための奨学金を、3名の個人支援から始めました。翌年にレインボーチルドレンを設立し、毎年奨学生を増やし、今年度は100名が在学する規模に到達しました。今年の新入生は6期生となりますが、大学進学率は開始当初の約2倍となり、ほぼインド平均の水準まで向上しています。

 

奨学生数推移グラフ.png
(レインボーチルドレン奨学生数、インドの大学・大学院)

 

 

奨学金事業への取り組み

 

レインボーチルドレン奨学金の特色は、年に2回インドへ行き、奨学生ミーティングを行うことと、卒業生を含めたフォローをすることです。他の欧米の奨学基金とは異なります。それは単なる資金提供スポンサーではなく、彼らが進んだ世界でリーダーとして活躍する未来を期待してきたからです。1対1のから始まった奨学生ミーティングでしたが、この秋は初めて100名規模となる奨学生ミーティングを実施してきました。卒業生も参加し、後輩たちへのスピーチをしてくれる貴重な場にもなっています。

 

(奨学生ミーティング”文化交流わらじ作り”2017年10月)

 

教育省との協働

 

レインボーチルドレン奨学金の運営は、チベット中央政権(CTA)の教育省との協働で行っています。亡命政府の主要政策の一つが高等教育であり、高度な人材を輩出することが難民社会の未来を担うと考えています。年に2回、教育大臣を始めとした教育省スタッフと会議を行っています。

 

IMG_0205.jpg

 

ロブサン・センゲ首相より受賞

 

今年の春、亡命政府の国会にあたる議会に招かれ、ロブサン・センゲ首相より感謝の盾を授与されました。レインボーチルドレン奨学金のこれまでの実績に対して授与されたものです。これは、公式に亡命政府から日本に対して初めて授与されたというだけでなく、他国も含めて初めて授与された盾でした。

 

実は、難民2世としてインドで生まれたロブサン・センゲ首相も奨学金を得てリーダーとなったいわば、”奨学生が憧れるロールモデル”のひとり。 奨学金を得てデリー大学を卒業し、その後ハーバード大学で博士号を修めた後、チベット亡命政府の初代首相になるためにインドに戻ってきました。そのまま米国に残れば年収1億円は約束された人が、現在は月収3万円でチベット社会全体のために働いています。

 

IMG_0261.jpg

 

 

レインボーチルドレン奨学金の卒業生たち

 

Tenzin Zomkyed(テンジン・ゾムキー)

 

 

テンジン・ゾムキーは奨学金4期生で、デリー大学の大学院で生物学を学びました。彼女の夢は、生物学の博士号を取り科学者になることです。

 

インドの北部、ラダックで難民2世として生まれた彼女は、ダラムサラにあるチベット人学校に通っていました。勉強だけでなく、スポーツ、音楽などあらゆる面で彼女はいつもトップだったそうです。その後、各チベット人学校のトップだけを集めた進学校を卒業しました。

三人兄妹の真ん中で、両親はダラムサラから遠く離れたバラナシに住んでいます。それはインドにいるチベット難民社会では普通のことで、学業を優先して小さなころから親元を離れ寄宿舎のあるチベット人学校で生活します。

 

そんな優秀な彼女でも、奨学金を受けないと大学へ進学できないのがチベット難民の実情です。どんなに優秀でも、どんなに頑張っても自力で選べる道は限られているのです。

 

ー自由に学ぶことへの壁

 

また、多くのチベット難民たちはインドのパスポートを取ることさえ困難で、海外への入国VISAを得ることはさらにまた困難です。異文化に触れ、多様な価値観を学ぶことも難しいのです。

 

ー自由に移動することへの壁

 

そして、この夏彼女は年間3名というアメリカ留学の難関の切符を手にしました。パスポートやVISAの準備には1年もの時間がかかりますが、夢に向けて大きく羽ばたこうとしています。

 

「女性でも好きなようにいきられる社会で生きたい」

 

そう話す彼女は、科学の世界から、女性らしく生きていける道を切り拓いていってくれるでしょう。

 

教室 (960x720).jpg
(デリー大学の教室にて)

 

 

 

 

プロジェクトの予算

・ワークショップ運営費:39万円

・プログラム実行費用:7万円
・日本人学生の渡航費:120万円
・運営側メンバー渡航費: 60万円

・諸経費:35万円

 

合計総予算258万円

 

▽学生参加費負担:72万円

▽Readyforクラウドファンディング120万円

▽団体負担:56万円

 

 


 

 ​

分ちあい、認め合える地球へ。 「教育は世界を変える!」

 

今回のプロジェクトは、チベットと日本という平和の遺伝子をもつ若い世代が深く交流するスタートとなります。

 

今地球上には様々な問題が存在します。戦争、人口問題、環境問題、資源とエネルギーの問題、都市問題など数えるとキリがありません。グローバル化は更に格差、貧困を生み出し、このまま進むと取り返しのつかないことになるという危機感がありながら、確かな処方箋を出せずにいます。地球レベルでは解決方法があっても、権利や主張が絡み合い、簡単には物事が進まないのです。問題は非常に複雑です。

 

しかし、どうでしょう。地球儀を見ながら考えると、「こうしたら良いのに」と簡単に解決法が浮かびませんか?難しくしているのは人間が勝手に引いた線なのです。国家、民族、宗教でこちらとあちらに分け、先進国と新興国と途上国であちらとこちらに分ける。そのことが争いや支配を生み、対立を生み、問題を難しくさせるのです。

 

「認め合う」 「分かち合う」

 

このたった2つができるだけで、今の地球は何万倍もいい星になると考えます。多様性を認め合い、自分のことだけを考えず他と分かち合うこと。これだけで殆んどの問題が解決できるのではないでしょうか。

 

利他の精神、慈悲の文化をもち、国をもたない運命となったチベットは、その解決の鍵を握っていると考えています。そして、戦争を放棄し、平和を願う日本もその役割を握っています。このプロジェクトが毎年継続されることで、チベットと日本の若い世代の交流が進み、平和的な社会の未来のリーダーが多く輩出されることを願ってやみません。

 

このプロジェクトを支援し、もっと世界を見たい、知りたい、学びたい、と願う彼らへ世界で活躍するパスポートを届けるために、皆さまよりのご支援をお願いいたします。

 

IMG_0286.jpg

 

 


最新の新着情報

このプロジェクトを支援する
(※ログインが必要です)