皆さんの素朴な疑問にお答えします『応援したいけど、森で何をしたいの?』
あっという間に34日が経ち、残りの時間もだいぶ短くなってきました。
これまでのたくさんの皆さまの応援とご支援に感謝しています。
でも、まだ目標金額はおろか、第一目標金額すらも果たせずにいます。
皆さんにお伝えする情報が不足していたこと,クラウドファンディングを始めるにはまだまだ準備が不足していたことを認めないわけにはいきません。
それでも、支援募集期間が終わる8月30日(金)まで諦めず活動を続けてまいります。
みなさまのご支援と応援をひきつづきよろしくお願いいたします。
今日で公開35日目,残り11日です。
8月19日午前11時現在で46名の方からご支援をいただいて、第一目標金額の54%まで集まりました。
あと45万8000円で第一目標金額到達,あと445万8000円で目標金額達成です!
今日の活動報告は、ストーリー本文(プロジェクト概要)を読んだ方からいただいた素朴な疑問「なんでなの?」にお答えする第4弾です。
・・・
「応援したいけど、森で何をしたいかがイメージできない」
このことについては、いろいろな方からご指摘をいただきました。
しかし、どういうことなのか理解して、文章をまとめるのに、今まで時間がかかってしまいました。
これこそが準備不足の最たるもので、本当に申し訳ないことです。
まだまとまっていない部分もあり、写真も少なく、これでみなさんがイメージできるようになるか不安ではありますが、考察を続けるということで、まずは一度皆様にみていただくことにしました。
プロジェクト概要の冒頭で
『現代における里山の経済価値は、高度経済成長期以降の数十年とも全く違ってきていると思います。私たちは現代の社会構造に合った里山の新しい経済価値を見つけなければならないのです。』と書きました。

高度経済成長期以前の、燃料や肥料を得るという里山の価値は第1-2次産業でした。それが第3次産業に代わり、30年くらい前からは第1-3の掛け合わせで6次産業化の時代と言われるようになりました。しかし6次産業化の時代でも、重要なのは第3次産業に何を選ぶかということなのではないかと思います。
里山の資源と直接結びついた強いつながりの価値が今までの高度経済成長期以前の事例でしたが、里山の資源や価値を補助する「弱いつながり」のサービス(全く違ってきている経済価値)に変わりつつあるのではないかという気がしています(何を言っているの?という感じですが、これからもう少し整理していきます…)。
まだまだ課題も検証しなければならないことも多い現状ではありますが、「経済性」の構想についてお伝えします。
① - 白炭窯
「百年の森」でつくる白炭窯は、森づくりの装置としての炭焼窯です。「炭焼きのための森づくり」ではなく、「森づくりのための炭焼き」。森づくりが手段ではなく目的なのがポイントです。

樹を伐って山から出して玉切りして、丸太の径によっては割って、炭材を窯の中に立て込みして炭焼してと、炭にするコストはかかりますが、炭焼きをし続ける限り、樹の使い途が生まれて森を再生することができます。
もちろん、白炭(あるいは加工品)の売り先はまだまだ開拓が必要です。備長炭ではなくナラ材の白炭でも南部製鉄のようなビジネスパートナーが見つけられれば、里山の未来と共に、岩手の白炭文化の未来にも明るい兆しが見え始めます。

木炭は、水質浄化や土壌改良のほか、生物多様性関連では、多孔質な構造が土壌に有用微生物を増やす効果ももたらしてくれます。また、炭焼き後の窯には余熱があり、調理や給湯によるビニールハウスの暖房など、これを活用する様々な可能性がありそうです。
② - カフェ&シェア工房
白炭と同様に「百年の森」の広葉樹材生産の出口になると考えているのがシェア工房です。
従来の木工なら、製材と乾燥工程を踏んで早くても2年後からの活用になりますが、生木でものづくりをするグリーンウッドワークであれば、伐ってすぐの未乾燥状態から使うことができます。
作業スペースや道具がなく、自宅でものづくりができない移住者や関係人口が主なターゲットです。
木工以外に溶接や鉄工,デジタルファブリケーションなど「ほぼすべてのものづくりができる」空間を目指します。
そして、炭焼きやものづくりの体験を共有するコミュニティがカフェの受け持つ機能です。
「百年の森」から生まれた飲み物を片手に、体験を語り合ったり、「百年の森」についての情報収集,情報交換ができるネイチャーセンター施設です。
遠野では「くつろぐのは自宅」という土着性を持っている方も多く、喫茶店経営が定着しにくい文化があると言われています。そのため、移住者や関係人口がくつろげる環境づくりに成功すれば、市内に数少ない隠れ家的な喫茶店となるのは間違いないでしょう。カフェ一本の独り立ちではなく、シェア工房を屋台骨事業にしてそこに付随する形のカフェ運営とします。
③ - サテライトオフィス
「理想的な管理がされている里山の環境に身を置きながら気持ちよく仕事できる」ことが「百年の森」のサテライトオフィスサービスの醍醐味です。
想定する契約者は、都市に本社のある企業で、直接の利用者は都市部から遠野に一時的にでも移住している個人です。山深い環境で生活することが好き、あるいは憧れている方。お試し移住の受け皿にもなると考えています。
執務空間は、屋内と屋外につくり、お客様に屋外で過ごしていただくため、野生動物との遭遇による事故を未然に防ぐことが前提です。これは生物多様性を考える上で最も重要な課題の一つです。
また、滞在先はこちらでは用意せず、遠野の既存のお店や宿泊施設を圧迫しない協力体制の構築を目指します。
新型コロナ感染症流行の影響で、テレワーク施設は全国的に増加傾向にあり、そのような施設をまとめる専門事業者も出てきています。「百年の森」は生物多様性保護の観点から、所在地を積極的に公開できなくなる可能性もありますが、そのような事業者と連携して、できる限り横のつながりもつくっていきたいと考えています。
④ - いのちの仕組みの暮らし
樹と木
・「百年の森」で最も多い樹はスギです。スギ林の下にはいくつか広葉樹の稚樹が生えていますが、本数も種数も多くはありません。間伐が足りなくて林床に光が届いていないせいだと考えています。そのためスギ林は列状に強めの間伐をし、林床に光が届くようにします
大量のスギ丸太が発生するので、敷地内でつくる構造物やDIYの材料には積極的にスギを使うことにします(スギ丸太の造材・製材・乾燥は検討課題です)

・大量の丸太が出るのは広葉樹林も同じです。広葉樹は基本的に炭焼きにしますが、一部はシイタケの原木栽培に使い、榾木が伏せ込みされているような環境を好む生物を増やします
水
・「百年の森」の水系は、敷地内を流れる沢とその水源から伸びるいくつかの水の道でできていると想像しています。
敷地の中段に位置する休耕田はかつては水が来ていましたが、今は断ち切られて田んぼとして機能しなくなっています。中段には今後、畑や果樹園をつくる計画なので水がつかえないのは不便です。これに対する解決策は、
a. 沢の上流からホースで水を引っ張る
b. 雨水桶
・一方で、(いくつかの水の道がつながっているようで、)休耕田の縁は水が溜まりやすくなっているので、溝を切って排水路をつくっています。この排水路はトウホクサンショウウオの産卵場所にもなっているのですが、水が枯れることもあるので、常に十分な水があるように、この場所にビオトープをつくります。同じく中段にはカフェ&シェア工房をつくる計画になっているので、その排水を浄化槽で処理し、処理水をバイオジオフィルター→ビオトープという形に流します

土と動物
・ニワトリとヤギを堆肥小屋の中で飼います。野菜クズや土の中の虫を動物が食べてくれ、糞はそのまま土に還ります
・ヤギはニワトリをテンやイタチなどの外敵から守ってくれるほか、「百年の森」に最も多い植物であるヨシやススキを食べてくれると言われています(軟らかいものだけという説もあり要検証)
・動物の飼料用も兼ねて、トウモロコシ,大豆,牧草,麦,米をつくります
・カフェから排出される大量の珈琲カスは培地としてキノコの菌床栽培に利用し、廃培地は堆肥小屋に入れます
リターン
10,000円+システム利用料
![「百年の森」を思う[飲み比べ]コース](https://readyfor.jp/rails/active_storage/representations/proxy/eyJfcmFpbHMiOnsiZGF0YSI6OTE0NTc5LCJwdXIiOiJibG9iX2lkIn19--2e7d0fed3374827d63f852e66b577953dbae86d1/eyJfcmFpbHMiOnsiZGF0YSI6eyJmb3JtYXQiOiJ3ZWJwIiwicmVzaXplX3RvX2ZpbGwiOlsxMDY4LDY2MF0sInNhdmVyIjp7InF1YWxpdHkiOjEwMH19LCJwdXIiOiJ2YXJpYXRpb24ifX0=--afea0d7a0de159219ecc74ddc465ac92c932024f/p144260-r356547-visual.jpeg)
「百年の森」を思う[飲み比べ]コース
日本国内の方限定
どちらの焙煎がお好みですか?あなたのご支援が、未来の「百年の森」に炭焼き文化をつくります!
・感謝のメール
・「自家焙煎珈琲豆200g」 x1
・「白炭焙煎珈琲豆200g」 x1
※一度に複数口でのご支援も可能です
※どちらも同一銘柄,フェアトレードまたはレインフォレストアライアンス認証の生豆を使用。ガス焙煎のものと、岩手の森&炭焼き職人千田淳さんによってつくられた白炭で焙煎されたものです。私〔森野端珈琲〕が心を込めて焙煎します
※送料はこちらが負担します
※白炭や珈琲豆の入手が困難な状況に陥った場合、リターン発送が遅れる可能性があります
- 申込数
- 22
- 在庫数
- -
- 発送完了予定月
- 2024年12月
30,000円+システム利用料
![「百年の森」を思う[12ヶ月]コース](https://readyfor.jp/rails/active_storage/representations/proxy/eyJfcmFpbHMiOnsiZGF0YSI6OTE0NTgyLCJwdXIiOiJibG9iX2lkIn19--b0f3a8d36a4e9e553eea24d5214e58a09db0cdca/eyJfcmFpbHMiOnsiZGF0YSI6eyJmb3JtYXQiOiJ3ZWJwIiwicmVzaXplX3RvX2ZpbGwiOlsxMDY4LDY2MF0sInNhdmVyIjp7InF1YWxpdHkiOjEwMH19LCJwdXIiOiJ2YXJpYXRpb24ifX0=--afea0d7a0de159219ecc74ddc465ac92c932024f/p144260-r356518-visual.jpeg)
「百年の森」を思う[12ヶ月]コース
日本国内の方限定
「百年の森」の1/100の時の長さ(12ヶ月)を体感してみませんか?
あなたのご支援が、未来の「百年の森」に炭焼き文化をつくります!
・感謝のメール
・「自家焙煎珈琲豆200g」を奇数月,「白炭焙煎珈琲豆200g」を偶数月に、合計12回お送りします。
※一度に複数口でのご支援も可能です
※どちらも同一銘柄,フェアトレードまたはレインフォレストアライアンス認証の生豆を使います。ガス焙煎のものと、岩手の森&炭焼き職人千田淳さんによってつくられた白炭で焙煎されたものです。私〔森野端珈琲〕が心を込めて焙煎します
※送料はこちらが負担します
※白炭や珈琲豆の入手が困難な状況に陥った場合、リターン発送が遅れる可能性があります
- 申込数
- 3
- 在庫数
- -
- 発送完了予定月
- 2025年8月
10,000円+システム利用料
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「百年の森」を思う[飲み比べ]コース
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どちらの焙煎がお好みですか?あなたのご支援が、未来の「百年の森」に炭焼き文化をつくります!
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・「白炭焙煎珈琲豆200g」 x1
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※送料はこちらが負担します
※白炭や珈琲豆の入手が困難な状況に陥った場合、リターン発送が遅れる可能性があります
- 申込数
- 22
- 在庫数
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- 発送完了予定月
- 2024年12月
30,000円+システム利用料
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- 56人

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- 98,000円
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- 15人
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