大学生防災アカデミー~かがやけ未来のリーダー~実施終了報告
■2019年9月11日(水)
「海外発信事業」台湾の台南市に向け出発いたしました。
防災都市確立事業参加大学生と防災都市確立委員会メンバー一同が、仙台市と交流促進協定を結ぶ台南市へ出発いたしました。出発前の仙台空港では、事業参加大学生がNHKの取材を受け国際交流プログラムへ向けての抱負と熱意を伝えました。台南市到着後は9月12日(木)に南台科技大学で開催する現地の大学生と交流を図る海外発信プログラムを円滑に行うために宿泊ホテルにて打ち合わせを行い、学生がそれぞれ学んだ災害特性をどのように海外の方々に伝えるべきなのか皆で話し合い、翌日の国際交流プログラムに向けて準備いたしました。
■2019年9月12日(木)
海外発信事業として台南市消防局視察と台南市の南台科技大学にて国際交流防災プログラムを開催いたしました。
台南市消防局視察では消防局内の防災館を視察し、次に台湾の防災の取り組みとして0206美濃地震の状況、復興の状況を学ぶことで海外の防災文化に触れることができました。その後、学生が台南市政府消防局 局長 李 明峯 様、臺南市政府災害防救辦公室 執行秘書 侯 俊彥、国立成功大学防災研究中心 副主任 李 心平 博士と防災に関する意見交換を行いました。
その後南台科技大学では国際交流防災プログラムとして南台科技大学の授業プログラムの中で、仙台市の防災文化を発信しました。参加学生が学んだそれぞれの災害特性を発表し、南台科技大学生とともに防災という枠組みの中からお互いに防災意識を高め、各々が住むまちでの防災の取り組みや防災対策を意見交換し交流を深めることができました。
南台科技大学の学生と事業参加学生は、プログラム後の交流会までの4時間の間、台南市内の文化財を見学しながら交流を深めました。
終了後は、台南市政府 黄偉哲 市長や台南政府関係者、南台科技大学関係者、台日友好交流協会関係者と交流会を行い交流を深めるとともに、仙台市民が東日本大震災でいただいた支援に対する感謝の気持ちを伝えるために寄せ書きした友好のフラッグを台南市長へ手渡しました。
■2019年9月13日(金)
台南市から台北市に移動し、防火科学教育館の視察と新北市瑞芳区に位置する九份の視察を行いました。
防火科学教育館では体験型学習として、防火・防水・防震・防風などの緊急避難知能を使い、自然と日常生活に融けこんでいく「楽しみながら学ぶ」方法で、災害対応能力を向上させる取り組みを学び、地震体験装置による地震疑似体験や煙霧発生機による火災時の疑似避難体験、風雨発生装置による風雨体験を通じ台湾の防災文化を学びました。
その後、921集集大地震が誘因となった大規模崩壊がありました九份二山の山崩れ現場を視察いたしました。九份は現在観光地としても有名ですが、傾斜角度も急であるため土砂災害を学んだ学生たちは防災の観点から大いに知見を広めました。
■2019年09月14日(土)
帰国し、解団式を行いました。
<最後に>
この事業(プロジェクト)に対し、ご支援いただいた皆様に心より感謝申し上げます。
仙台青年会議所では引き続き、防災都市確立事業を通じて、防災力を高めた学生たちが主体となって、世界に仙台市の防災文化を発信し、防災都市の確立に寄与してまいります。
【支援金について】
皆さまからご支援頂いた資金は、全額、学生の渡航費に使用させて頂きます
【リターンの発送ついて】
2019年11月中旬に発送予定です
【今後について】
仙台JC防災フェス~市民が繋がる防災都市づくり~
日時:2019年11月16日(土)12:30~16:00
場所:中小企業活性化センター 5階 多目的ホール
事業参加学生が取り組み(成果)を発表いたします。