プロジェクト概要

 

 
僕は、耳が聞こえない親を持つコーダです。

 

はじめまして。手話シンガーの安藤一成(あんどうかずなり)と申します。

 

僕は鹿児島で生まれ大阪で育ち、聴覚障害者の母を持つコーダ(聞こえない親を持つ聴者)です。生まれつき全く耳が聞こえない母ですが、母ひとりで僕を育ててくれました。

 

幼い時より、母の耳として色んな音を教えていた僕ですが、中学生の反抗期をきっかけに母から離れることが多くなります。そんな時、僕に迷惑をかけないようにと、母は「聴導犬」と暮らすことになりました。

 

我が家の初代聴導犬のレオンと母。

 

みなさんは、聴導犬などの「補助犬」のことを知っていますか?

 

「聞こえてないの?」

「無視してるの?」

「どう対応したらいいの?」

 

障害者であることが外見では分からず、気遣いされにくい聴覚障害ですが、母は「聴導犬」と書かれたケープを身に着けた聴導犬と一緒になってから、聞こえないことで周りに気を使うようなことも無くなり、以前より明るくなりました。

 

しかし、聴導犬はおろか、補助犬(盲導犬・介助犬・聴導犬)のことを知らない人が少なくありません。

 

社会にはなかなか聴導犬が浸透していないことで、「犬はダメ!」とよく言われます。いろんな施設で「ペットはダメ」というマークをよく見かけるため、世間では「犬はダメ」というイメージが強く、飲食店の3つのうち2つは必ず拒否されます。

 

そうした社会に笑顔で立ち向かう母の姿を見る度に心をへし折られそうになりながらも、初代聴導犬のレオンとの日々を見守ってきました。

 

聴導犬として活躍するレオンの様子。

 

 

幼い頃、いつも僕の口の形を読み取っていた母。しかし、保育園にママチャリで迎えに来てくれた時は、僕が後ろに乗るので口の形が見えませんでした。

 

保育園であったことを話せない代わりに、母の背中を見ながら「歌を唄うこと」が日課になっていた僕に、「ありがとう、どんな歌かわからないけどすごい伝わったよ」と言ってくれた母の言葉が今に繋がっています。

 

「聞こえる人にも聞こえない人にも歌を届けられる歌手になりたい!」と……

 

補助犬のことを一人でも多くの人に知ってもらいたい」

 

日に日に強くなるその思いを、作曲作詞へと温めてきました。今回、手話シンガーとして補助犬の啓蒙活動を継続して行うべく、「ほじょ犬って知ってる?」という歌をCDとDVDにして届けます。

 

僕が初めて聴導犬と出会ったのは、
小学生の時に母と行ったオーストラリアでした。

 

 

初代聴導犬のレオン引退と手話で伝える啓蒙活動

 

聴導犬はインターフォン、赤ちゃんの泣き声、自動車の警笛、火災報知器や非常ベルの警報音……といった必要な音などを覚え、ユーザーを支えます。その聴導犬として母を支えたのが初代聴導犬の「レオン」でした。

 

レオンは生後3か月で捨てられた保護犬から聴導犬として母を支え、聴導犬啓蒙の講演を108数も遂げるなど8年間活動しました。しかし、高齢ということもあり、昨年12月に引退。今はペットとして母の家で過ごしています。

 

レオン引退式の様子。
*カメラマン 山崎祐介氏撮影

 

盲導犬、介助犬、聴導犬と並んで記念写真。
*カメラマン 山崎祐介氏撮影

 

 

そして、2018年3月9日にレオンの引退パーティセレモニーにて披露したのが、今回CD・DVDとして制作する「ほじょ犬って知ってる?」と「Behappy!」という歌です。

 

手話シンガーとして、この歌と共に今年の1月から覚えたばかりの手話を用いて北海道から鹿児島まで、支えてくださる皆さまと共に補助犬の啓蒙活動を行ってきました。

 

「CDがあったら昼休みにこの歌を流したい」

「手話サークルでみんなと歌いながら手話を覚えたい」

「補助犬のイベントでこの歌を流したい」

 

本当にたくさんの方からリクエストをいただきましたが、資金が足りずに実行することができずにいました。しかし、今回皆さまにご支援いただくことで、耳の聞こえない人には手話と字幕で分かるようにDVDにして届け、CDであれば一人でも多くの人に聴いてもらう機会を作ります。

 

 

 

補助犬とその家族の未来が明るくなることを願って。

 

「あとは頼んだよ」と、レオンからバトンタッチを受けたのは黒のラブラドール聴導犬のアーミ。

 

聴導犬の役目を終えたレオンに恩返しの歌として、聴導犬アーミと共に僕は歌い続けたいと思っています。ひとりでも多くの人に「ほじょ犬って知ってる?」を広めることが僕の使命です。

 

左からアーミ、僕、レオン。

 

 

そして今回、「ほじょ犬って知ってる?」「Behappy!」の編曲に関わってくださるのは、僕が小学3年生の時に通ったCATミュージカルカレッジ専門学校の恩師である篠原良知氏、手話歌の監修は南瑠霞氏。映像は多くの番組と関わりを持つ株式会社インサイドムービーズにお願いすることになりました。ジャケットのデザインはイラストレーターでもある母に描いてもらいます。

 

ナミねぇバンドグループらと撮影。
これは、僕だけではなくみんなで作り上げる歌です。

 

 

歌というものは聴くことで、人の記憶に残ります。

 

補助犬にとっては凸凹の道だった日本。この道を歌の力で、滑らかな道にしたいです。全国の補助犬のためにも、温かく優しい社会になれますようにと願いを込めて、皆さまに届けます。

 

「ほじょ犬って知ってる?」と共に収録される「Behappy!」は、聞こえる人と聞こえない人をつなげたいという思いを込めて作った歌です。聞こえない親を持つ人、聞こえない子どもを持つ人、それぞれ目には見えない「壁」があります。聞こえる、聞こえない関係なくみんながひとつになれるようにと心を込めて作りました。この歌も、ひとりでも多くの人に聴いていただき、「壁」のない世界を作り上げたいと思っています。

 

どうか、補助犬たちとその家族の未来が明るいものとなれるよう、皆さまの温かいご支援をお待ちしております!

 

レオンとアーミを育てて下さった、
公益社団法人日本聴導犬推進協会のスタッフらと撮影。

 

 

資金使途について

 

皆さまよりいただいたご支援につきましては、以下の一部として充てさせていただきます。

 

プロモーション撮影費用:450,000円
レコーディング費用:450,000円
編曲費用:200,000円
手話パフォーマンス監修費用:100,000円
宿泊費用:40,000円
交通費用:60,000円
CD・DVD作成費用:250,000円
広告費用:200,000円

計1,750,000円

 


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