こどもたちが自由にお話を作る「ぶんぶんの時間」を開催したい
支援総額
目標金額 1,200,000円
- 支援者
- 20人
- 募集終了日
- 2015年9月18日
♥こどもたちのおはなし 07♥ 「われた風りん」
応援メッセージを書いてくれた林周星くんは、むかしばなし博士でもあります。
みなさんは、むかしばなしが、「めでたしめでたし」とか「だったとさ」だけで終わるもの、と思っていらっしゃいませんか?
林くんは、その終わり方を何十も教えてくれました!
というわけで、林くんが書いてくれたむかしばなしの、最後にもご注目!
「もっと物を大切にしたい、あなたへ」 贈ります。
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「われた風りん」
林周星(10才)
とんとむかし、風りんがあった。
ある日、風りんをつるしておった糸が、
「ぷつん」と切れてしもうて、
風りんはわれてしまった。
その風りんを、たいそう大事にしていたじいさんは、
泣いて、泣いて、泣いていた。
「なんで、われてしまったのだ。おーん。おーん」
と、言った。
そして、夜に、夢を見た。
じぶんは、夢の中で、
「ここは、どこじゃ?」
そしたら、どこからか、声が聞こえた。
「私は、われた風りんの精です」
「えっ」
じいさんは、言った。
「私をたいそう大切にしてくれて、ありがとうございます。
今度、玉川上水のどこでもいいので、まっていてください」
「なぜじゃあ……………」……………
じいさんは、目がさめてしまった。
そして、その夜のうちに、玉川上水の流れている所へ行った。
何ケ月もまった。
そして、
いよいよ五ケ月たった時、
ある風りん屋が、
「あなた、まさか、夢に出たここで待っている人、でしょうか?」
と、話しかけてきた。
じいさんは、
「そうじゃが」と、言った。
「おまえさんも、その夢を見たのか?」
じいさんは、言った。
「はい。
その夢で、
『じいさんが、風りんをわって、こまっている。
金は置いとくから、風りんを、玉川上水のある所まで、とどけてこい』
という声がしたんで………」
じいさんは、たまげた。
そうして、それから、その風りんを、じいさんは大切に大切にあつかった。
とっぴんぱらりのぷう。
地元の昔話をつくる「ぶんぶんの時間」をやった時の、お披露目会のプログラム。
リターン
3,000円
●サンクスカード
*[ぶんぶんの時間]のポストカードに、作家のおおたにみねこさんが御礼の言葉を書いて、お届けします。
- 支援者
- 12人
- 在庫数
- 17
10,000円
【NEWアイテム!9月9日追加!】
●サンクスカード
●ぶんぶんセレクション5つのおはなし
5つのおはなしを収録した絵本
●こどもの書いたおはなしポストカード
*ワークショップ1回目と4回目終了後に、届きます。(合計2回)
- 支援者
- 6人
- 在庫数
- 34
30,000円
【NEWアイテム!9月9日追加!】
●サンクスカード
●ぶんぶんセレクション5つのおはなし
5つのおはなしを収録した絵本
●こどもの書いたおはなしポストカード
*ワークショップ1回目と4回目終了後に、届きます。(合計2回)
●こどもが書いた絵本シリーズ「カコポン」の中から、1冊を作家がセレクトし、[こどもの書いたおはなしレター]の4回目に同封します。
●おおたにみねこの教えないメソッド
ぶんぶんの時間ならではの、おはなしの作り方がわかります。
- 支援者
- 0人
- 在庫数
- 15
50,000円
【NEWアイテム!9月9日追加!】
●サンクスカード
●ぶんぶんセレクション5つのおはなし
5つのおはなしを収録した絵本
●こどもの書いたおはなしポストカード
*ワークショップ1終了後に、毎回届きます。(合計4回)
●こどもが書いた絵本シリーズ「カコポン」の中から、4冊を作家がセレクトし、毎回、[こどもの書いたおはなしレター]に同封します。
●おおたにみねこの教えないメソッド
ぶんぶんの時間ならではの、おはなしの作り方がわかります。
- 支援者
- 1人
- 在庫数
- 4
100,000円
【NEWアイテム!9月9日追加!】
●サンクスカード
●ぶんぶんセレクション5つのおはなし
●おおたにみねこの教えないメソッド
●どちらかお選びいただけます。
Aコース
おはなし音源(CD,USBなど選べます)
●こどものおはなし朗読
●こどもインタビュー(作家がまだ字の書けないこどもにインタビュー)
などを収録しています
Bコース
●「ぶんぶんの時間」の作家が、出張ワークショップします。
*遠方の場合(横浜市からの交通費が片道1000円以上の方は差額分の交通費をいただきます。参加者は3名まで無料、場所はご提案ください。)
*詳細については、ご相談させて下さい。
- 支援者
- 1人
- 在庫数
- 制限なし