クラウドファンディングの終了報告と御礼
この度はクラウドファンディング「文楽×アニメーション ―日本が誇る文楽を世界へ!PROJECT―」へ、たくさんのご寄附と応援のお言葉をいただき、誠にありがとうございました。
最終的に、直接ご支援のお申し出をいただきました「代理支援」の方を含めて、480件、903万円ものご支援を賜りました。目標金額を大きく上回る支援総額と熱い応援コメントの数々に、文楽が多くの方々に愛され支えられていること、そして私たち国立劇場の使命の重さを身に沁みて感じております。
《使途のご報告》
皆様から頂戴したご支援9,030,000円は、手数料等を除いた全額を、文楽『曾根崎心中』の背景美術映像の制作に充てさせていただきました。お陰様で2024年3月に映像が完成し、同月下旬には、有楽町よみうりホールで上演された東京公演「BUNRAKU 1st session」にてお披露目をさせていただくことができました。
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![](https://readyfor.jp/s3/readyfor-img/ckeditor_assets/pictures/1327344/content_358834277a5fb0f7e54c727925cbfd295f24e08f.jpg)
![](https://readyfor.jp/s3/readyfor-img/ckeditor_assets/pictures/1327342/content_c3042dffe7c90b61de518d1c2d1a073a2ab5ca7d.jpg)
繊細な色遣いで描かれた背景美術映像が、場面に奥行をもたらしています。
![](https://readyfor.jp/s3/readyfor-img/ckeditor_assets/pictures/1327346/content_5579176972b99555691b01d89a0cc22a4955a5af.jpg)
同公演は外国の方やお子様連れの方にも大変ご好評をいただき、アニメーションとのコラボレーションによる本企画が、文楽と、若い世代の方や海外の方々との接点になりうることを再確認することができました。今後は本企画の海外展開に向けて、鋭意準備を進めてまいります(今後の関連ニュースも、本プロジェクトの活動報告にて随時ご報告する予定です。)。
この度のクラウドファンディングを通して、私たちは皆様から「伝統を未来へつないでほしい」という願いとともに、「挑戦と進化を続けてほしい」というメッセージも数多く頂戴しました。それらはとりもなおさず、国立劇場の目指すところでもございます。
皆様が文楽を世界へ届けるという目標に共感し、このプロジェクトを支えてくださったという事実が、頂戴したご支援以上に、制作スタッフたちに勇気を与えてくださったと感じております。改めて、この度の皆様のご厚情に心より御礼を申し上げます。
皆様の思いにお応えできるよう、私たちはこれからも、日本の伝統芸能を未来へつないでいくため、その普及と創造に取り組んでまいります。
今後とも国立劇場(日本芸術文化振興会)を応援してくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
令和6年4月30日
独立行政法人日本芸術文化振興会