収穫とは？【タイミングは、どうやって見極める？】

なんとなくブドウ栽培＆醸造に関する一年の流れを、この新着情報に投稿してきました。

いよいよ収穫！
※産地や気候、そしてブドウの品種・ワインのスタイルに応じて世界各地で収穫のタイミングを判断する要素は若干異なるということを先に申し上げておきます

ここはスワートランドでの収穫についてお話(^^♪
収穫のタイミングは、まず目視から。結実し、実が生長していきますが、最初の頃は非常に青々としています。それが、結実から約70～80日程度で、果皮の色が鮮やかな緑、そしてちょっとだけ黄色になってきます。ちょっと早い生産者だと、この頃からブドウの房や実を採取するサンプリングを行って糖度（Brix値を使用）を測り始めます。
※おそらく、糖度としては18～19度くらいかと

この時期から、糖度は１週間に0.8～1.2くらい上がると想定し、収穫の計画を立て始めるのです。糖度22.5～23度が収穫のタイミングだとすると、糖度19度であれば翌週もサンプリングを行って状況を観察していきますが、ここで大切なのは必ず指で潰して中の状態を確認し、食してフェノリック・ライプネスもしっかりと考察する！

測定も大切ですが、種が青い＆果皮が成熟していないと不快なタンニンとなってワインに残ってしまうのです。

基本的にブドウ畑を縦横無尽に歩き、畑の全体像をとらえて状況を確認すれば、いい収穫ができるということができます(^ ^♪