日本で出版された字の読み書き(識字)についての本を読みました。

 

 

 

日本でも歴史が生んだ被差別部落出身者や在日の方たちなど、学校に通うことができず日本語の読み書きが不自由な方たちがいます。

 

 

 

そんな女性の話でした。

 

 

 

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差別と貧しさから文字を学べなかった女性が、街頭で署名活動をしていた人に「代わりに名前を書いてあげましたよ」といって用紙を手渡された。

 

 

 

「自分の名前だ」と喜んで家に持ち帰り、子どもに読んでもらった。

 

 

 

「お母さんこれ・・・」字が読める子どもは、ためらいつつも、涙目になる。

 

 

 

その紙に書かれていたのは、お母さんの名前じゃなく

 

 

 

「あなたはバカです」

 

 

 

と書かれていたのです。

 

 

 

ショック。怒り、悲しみ、恥かしさ、自己嫌悪。

 

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字が読めないことで、自分を否定された気持ちになり、社会とのつながりをも、断ちたくなる出来事です。

 

 

 

この街頭で署名活動をし、ふざけてそんなことを書いた人のことを考えるとこらえようのない怒りを感じます。

 

 

 

これはカンボジアの人たちも同じこと。文字を書けることは「生活に困らない」ことはもちろん、それ以上のことを伝えてくれます。

 

 

 

 

 

文字を獲得して、自分の力を引き出し、それを通じて社会性や権利を取り戻すこと。

 

 

つまり、自分の存在を認識し、自分自身で社会・世界と向き合う力を身につけること。

 

 

識字学校の先生が識字は

 

 

「自分を知り、他人を知り、そして人間を知っていくこと」

 

 

とおっしゃっていました。

 

 

 

 

 

文字が書けないから、悲しみ、怒り、自己嫌悪に陥り・・・そんなお母さんを一人でも減らしたい!

 

 

 

 

このチャレンジもあと1カ月となりました。

 

 

やっと半分近くまで来ています。不躾なお願いばかりで恐縮ですが、そんなお母さんを減らしたいと強く思い活動をしています。

 

 

図書室を作るご支援をいただければ幸いです。

 

 

 

 

 

 

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