小さなお別れ、大きなお別れ

施設のシニア猫たちに繰り返される、小さなお別れと大きなお別れ。

ボランティアに行くとシニア猫たちが嬉しそうに寄ってきて、なでてもらおうとアピールします。

誰かがなでられているのを羨ましそうに見つめてみたり。

そんなふれあいの時間が終われば、必ず帰る時間が来てしまうわけで…

人が来て、時間が経ったら帰ってしまう。

寂しそうに見つめられると、帰りたくない気持ちになってしまいます。

施設のシニア猫たちは、元飼い主との別れや、施設でのボランティアさんとの日々の別れ等、色んな別れを経験して日々を過ごしています。

施設のシニア猫たちを保護猫カフェで引き取るのにも、同じシニア猫ルームで暮らす子たちとの別れが待っています。

日々を過ごした仲間たちとの別れを経験させることになるのも、少し、ごめんねという気持ちになります。

普通におうちで暮らせていれば経験することのない別れがたくさんあって、シニア猫たちにたくさんの負担を掛けてしまう。

でもきっとこの子たちの、人に愛されたいという気持ちは間違いなく本当だと感じるので、それだけは叶えてあげられるよう、カフェでの最後のおうち探しを頑張りたいと思います。