メイン画像の子。下半身付随の子猫「たま」の保護 〜その１｜出会い〜

 

たまとの出会い

 

2023年9月。一本の保護依頼が入ったことが始まりでした。

 

「ビルとビルの細い隙間に子猫がいる。家族で暮らしている感じでしばらく上階からご飯を投げ込んでいたが、気づいたら子猫1匹だけになっていた。どうやら足が動かない様子」

 

いただいた画像を見ると確かに足の形状がおかしい。

 

 

まだまだ猛暑日の続く大阪。動くこともできず水分も摂れず、じりじりと体力を奪われているのでは・・・。

 

それは大変だ！と、とにかく現場に向かいました。

 

ビルの持ち主さんに侵入許可を取りに行くと、「あぁ！なんか猫おるっぽいな！声しとるわ。助けに来たん？あぁかまへんで！」

 

ということで普段締め切っている建物の隙間の扉の鍵をゲットし、狭い隙間を進むとササッと何かがＬ字の奥に消えていった気配がしました。

 

とってもスリムな代表に一生懸命突入してもらいましたが、どうあがいても人は入れない。

 

 

なるほど、足が悪いならすぐに捕まるんじゃないかと思ったけど動ける様子。

 

 

念のため持って来てよかった 。捕獲機！

 

 

上から謎の泥水が降ってくる。

下はなんかわからん悪臭を放つ泥でグズグズ。

壁にはGが大量にうごめいている。

 

しかもこんなガタガタの場所にしか置けず、はたしてちゃんと閉まってくれるのか・・・

かなり警戒してるようなので長期戦覚悟で待機することにしました。

 

 

と思っていたら意外と早く入ってくれました。

めちゃくちゃお腹空いてたんでしょうね。

 

 

あらぁ、なんてかわいらしいきゅるるんな子、車の中でもとても大人しかったです。

 

（のちにとんでもない豹変を見せるとは誰が予測できただろうか…）

 

 

 

 

三毛猫といえば「たま」でしょう
(｀・ω・´)ｷﾘｯ

 

という代表の一声でたまと命名。施設到着後、隔離状態で健康状態を確認。

 

※一部、ケガをしている画像等センシティブな内容が含まれています。

 

 

 

 

 

 

 

 

引きずっていたから踵はズル剥け。

臀部にも赤みが見えますがなんせ身体が真っ黒でよくわからない。

足はやはり動かせないようですが怪我なのか神経系なのかわかりません。

 

とんでもなく臭いので洗いたいけどいい感じにイカ耳なので、今日はこのままそっとしておいてあげようとなりました。

 

動けるとはいえトイレに登れるのかわからないので、とりあえずペットシーツで様子見です。

 

おやすみ、たま

 

 

次の活動報告に続きます。