サザンゲートの公園で、はじめてこの猫に出会った頃は、襟毛もりっぱで、ライオンを思わせる猫だったので、 リオンと名前をつけました。

 

人のそばには来るものの、触られるのは嫌いなようで、
なつかない猫でした。

 

そのうち口内炎になり、
べとべとしたよだれで、せっかくの襟毛もよだれで固まり、
うまく毛づくろいもできないのか、だんだんぼろ雑巾のようになっていき、気になって仕方がありませんでした。

 


 
口内炎がひどくなって、ドライフードが食べられなくなったときには、
何とか捕獲して、病院で注射をしてもらいました。


長毛の猫なので、少しブラシをかけてあげたいのに、
触るととても怒って攻撃してきました。

お手入れが必要な長毛で、口内炎もあるのに
公園に返すべきではないという思いがありましたが、
ケージの中もストレスのようですし、
公園では幸せそうにしている猫なので、
口内炎が良くなるのを待って、公園に返しました。

 

口内炎は何度か悪化し、病院で注射してもらい、
またうちに来て、それでも頑なになついてくれない猫でした。
 
ある日、必ず出てくるリオンが見えないので、 あたりを探すと、車が止ま

っている近くに横たわっていました。

 

近づいて見ると、 息はしていましたが、
 顔を見ると、鼻血が出て、瞳孔は左右に揺れ続けていました。

 触ろうとすると、怒る元気はあるようで
 シャーっと吹いて、立ち上がりましたが、
よろよろと斜めに倒れこみました。

 

急いで病院へ連れて行くと、
事故で頭を強く打ったのだろうということで、
抗生剤と抗炎症剤の注射をしてもらい、
皮下補液をしてもらいました。

 
お薬と皮下補液を続け、眼振はとまりましたが、
まったく食欲がわかず、どんどんやせていくリオン。
卵黄をミルクで溶いたものや、
とろとろの猫缶ペーストをあげても食べず、
もう無理なのかも・・・と思いかけました。


でも、事故から10日目の晩、
 突然すごい勢いで、猫缶ペーストを食べ始め、
 小さい缶ですけれど、なんと、2缶完食!!
 

 攻撃的で、まったく触ることができなかったリオンでしたが、
後遺症でバランスがとれず、ヨタヨタしているものの、
少し回復してくると、自分から私のひざに乗ってくるようになりました。
抱っこされて、ごろごろ喉をならすリオン。
シャンプーもさせてくれるようになり、その変化にはびっくり。


珍しいことに、この頃、ひどかった口内炎はきれいに治っていました。

うちにいてもストレスではないようですし、事故の後遺症もあるので、
公園には返さずにおりました。

 

それから半年ほどたったころ、腎臓が悪くなり、
病院に通いましたが、だんだん食欲が落ちて
体はやせて小さくなり、静かに亡くなりました。

 

ようやく私を信用して、甘えてくれるようになり、もっともっと一緒にい

たかったのに・・・お別れは辛いものです。

 

今、やっとリオンのことを書くことができましたが、
長いこと辛くて、ブログにも書けなかったリオンのこと・・・でした。

 

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