支援総額
目標金額 300,000円
- 支援者
- 31人
- 募集終了日
- 2015年2月24日
自分は一人ぼっちだったけど、本は私を追い払わないから
カンボジア事務所で今回のプロジェクトのシニアコーディネーターを務めるヴィチェットは英語が堪能なスタッフです。
会話はもちろん、読み書きも、事務所のどのスタッフよりもきれいな文章を書きます。
そのことに触れると、難民キャンプでの自身の話をしてくれました。
難民キャンプでは与えられた資材を使い、自分で家を作る。
ヴィチェットは内戦で親を亡くした戦争遺児だったのです。
「難民キャンプの孤児院にいた時に、英語を勉強したいと思った。
でも親もいずお金が払えないから、ずっと難民キャンプにあった英語教室の外で耳をそばだてて授業を聞いていたんだ。
でも・・・例え、外であっても、先生が私を見つけては追い出したんだよ。
ここに来るなって・・・。悲しかったし、つらかった。
だから難民キャンプで高校を卒業してから子どもたちに無料で勉強を教えたよ。
だから、ここの図書館は誰でも来られるようにしたい。私と同じ思いはしてもらいたくないんだ」
と。
難民キャンプの図書室。
その内、シャンティの本が難民キャンプに届くようになりました。
「でも届く本の数が少なかった(笑)そして皆、読みたくて待っている。
だから1冊の本をやっとの思いで借りられたら、すぐにノートに書き写したんだ。
そして次の人に渡したよ。
自分は一人ぼっちだったけど、本は私を追い払わない。
そんな本の思い出があるから、何があってもこの活動を続けたいんだ」
今回の図書館に来る人たちの多くがヴィチェットと同じ年。ちょうど10代の多感な時期を内戦の戦火を逃れる終わってしまった世代です。
「僕は図書館があったから勉強できた。みんなの土地にはなかったんだ」といった上で
「学びたいと願う心があれば、誰でも扉を開いてくれる。それが図書館じゃないか」と笑顔を向けてくれました。
スタッフの思いと覚悟、村人の思い、そして子どもたちの夢と未来が向けられている場所。それが図書館でした。
Readyfor?のこの挑戦も40日を切りました。ぜひ未来を作る図書館を応援してください。よろしくお願いいたします。
リターン
3,000円
・お礼状と報告書
- 支援者
- 19人
- 在庫数
- 制限なし
10,000円
・お礼状と報告書
・カンボジアシルクで作ったフラワーテッシュケース
- 支援者
- 8人
- 在庫数
- 制限なし
30,000円
・お礼状と報告書
・カンボジアシルクで作ったフラワーテッシュケース
・カンボジアで作ったオリジナルTシャツ
・FBでお名前を公開
- 支援者
- 4人
- 在庫数
- 制限なし