長く続けるとハッピーになる!!「支援」はいつまで続けるか?

東日本大震災から7年。その年に生まれた子は、今春に小学校入学。その年に小学校に入学した子は、中学2年生。
小学校低学年だった子は、今高校生。そして当然、自分もしっかり(笑)7歳年を取っている・・・


こども・わらずキャンプ楽会の代表。渡辺和浩です。7歳年を増やしながら、7年、この活動を続けています。


「日々新しく、日本各地で、世界のいろんな場所で、支援が必要な人・地域が増えて中で、支援っていつまで続けるものなのか?続ける必要があるのか?」
そんな外からの声と、自分の心からの問いかけと向き合いながら、7歳年を取りました。
自分の7歳増については「いくつ年を取っても代り映えしないな・・・」と思うのですが、参加する子どもたちの7歳増を見ていると「このキャンプを続けていて良かったな」と、ハッピーな気持ちになります。

 

このキャンプは、何回も、何年間も続けて参加してくれる子も多く、一年に3回開催していることもあり、一人の子どもの数年間の歩みを見守ることが出来る、ということが特徴の一つです。
高校生になった子は、これまでの「子どもとしての参加者」から「一大人としてのスタッフ」に成長しました。小・中学生時代にずっと参加していた子どもから、何人かが高校生スタッフとして活躍しています。
小学生時代に参加していたものの、中学生になり部活で忙しく、参加できないでいた中学3年生が、今回の夏のキャンプに「中学生活最後の思い出づくりに」と、何年ぶりに、何人も参加申込してくれました。


彼らは、この夏を過ぎると、厳しい受験競争が本格化します。彼らの暮らす、宮城県気仙沼市は、震災以後加速した人口減のため、小中学校も、高校も統廃合が進み、気を抜くと高校の進学先すら無くなってしまう・・・という厳しさです。
そんな彼らに、「厳しかったり、大変だったりする中にも、美しいことや、嬉しいこと、気持ちいいことがたくさん詰まっている!!」そんな経験をしてほしいと考え、今回支援をお願いしている、シャワークライミングを行います。


ある中学2年生は、この春「初めて自分の学校の校庭が使えた!体育の授業が出来た!」と、嬉しそうに教えてくれました。震災から7年間、自分の学校の校庭には、プレハブの仮設住宅がずっと建っていました。震災の年に小学校に入学した中学2年生は、ずっと授業や部活で使えませんでした。


ある小学校高学年の子は、この春まで7年間、プレハブの仮設住宅に住み続けていました。「すっかり、仮設住宅で育った子、仮設住宅の記憶しかない子になってしまった」と、親御さんは話していました。
そんな、遊ぶ場所も満足に確保できなかった子でも、このキャンプに来ると、日々のうっ憤を発散するかのように過ごし、成長を続けています。

 

このReadyforでも、日々新しいプロジェクトが立ち上がり、支援してみたい!!という選択肢が増え続けています。いろんなプロジェクトに、新しいプロジェクトに支援を行い、世界を「横に広げてゆく」ことも大切で、魅力的なことだと思います。
でも、同じことを7年続け、横に広げるだけでなく「深く、深―く掘り続けてきた」経験でいうと、「長く続けると、ハッピーなことがたくさんある!!」と自信を持って言えます。


そして、支援の必要というのは、短い期間で無くなるわけではないな、と思います。
実際に、被災した宮城県気仙沼市に行くと、もちろん7年前そのままの姿ではありませんが、はっきりと、7年前に、この場所で、どんなことが起こったのか、一目見て想像できる風景が続いています。

そんな環境の中で、7年間、毎日365日暮らし続け、成長を続ける子どもたち。7年前の震災の日に、彼らはどんな光景を目にし、何を記憶し、どう感じながら過ごしてきたのか。
自分の想像力が追い付かないのですが、そんな彼らだけに、私たちが少しの力を出し合って、彼らがハッピーになれる経験を提供してあげることで、その何倍もの「ハッピー」を、私たちに与えてくれるのではないか。
この7年の経験は、そのハッピーの連鎖の繰り返しでした。そして、これからも続けたいと思っています。


是非この、ハッピーの連鎖の中に、皆さんも参加してください。よろしくお願いします!!

 

スタッフに会いたくて参加するこどもは少なくない。これも長年続けているからのこと。
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