
支援総額
目標金額 1,500,000円
- 支援者
- 111人
- 募集終了日
- 2019年10月16日
ようこそ!サンゴ礁科学の世界へ
今回はリターンにある研究所のニュースレター「KIKAIREEFS」の記事を一部ご紹介します。

ぜひ、肩の力を 抜いて読んでみてください。
サンゴは動物?植物?
サンゴは、イソギンチャクの仲間なので動物ということになるのですが、実は植物をパートナーにしているんです。どういうことかというと、サンゴは褐虫藻という数10マイクロメートルサイズのとても小さな植物を飼ってるんです。
その一緒にいる褐虫藻が光を食べてサンゴにエネルギーを与えることでサンゴは生きています。
ですから、サンゴが生きていくためには光が必要なんです。光を使ってエネルギーを作り出すことを光合成と言いますが、光合成ができると栄養分が全く無いところでも生きていけます。ですからサンゴは、海の砂漠と呼ばれる栄養分の乏しい、海洋学的に熱帯・亜熱帯と呼ばれる地域に生息しています。
白化は植物とのパートナーシップの危機
サンゴは褐虫藻という植物とパートナーシップを結んだことにより、今の繁栄があります。 ですから、光が無くなり、植物がいなくなってしまうと大抵のサンゴは死んでしまいます。そうじゃないタイプのサンゴもいますが、多くは死んでしまいます。
サンゴが生息する沿岸(浅場)は生存競争がとても激しくて、そこにどんな生物が生息するのかは、ものすごく大きな問題です。一昨年ほど前、石西礁湖(西表島と石垣島の間の海域、日本で一番大きいサンゴ礁)のサンゴ礁が約9割白化してしまいました。水温が上がりすぎると白化してしまいます。
サンゴは骨が真っ白いのでパートナーの褐虫藻がいなくなるとスカスカに白く見えてしまいます。その現象が白化です。 しかし、白化してもサンゴはまだ死んでいません。白化するとパートナーを変えようとするサンゴもいます。
そうやって次の環境に適応するタイプもいれば、変えないタイプもいるのですが、一旦いなくなったパートナーが一週間くらいで戻ってくればまた生きられます。
このようにサンゴは、パートナーシップを進化の過程で取り入れてから栄養をパートナーに頼るようになってしまったので、一週間以上離れていると死んでしまいます。サンゴ自身も夜、プランクトンなどを一生懸命に食べますが追いつかなくて死んでしまいます。 そうすると藻が生えてきて、サンゴにとっては辛くなります。 沿岸はものすごく競争が激しいので、ちょっとでも隙を見せたらあっ!という間にやられてしまいます。
ただ、サンゴは刺胞動物なので、毒を少しだけ出しながら普段は頑張っています。でも、一旦死んでしまうとあっという間に藻場になってしまい、そうするともう次の競争にサンゴは入れないんです。
植物とサンゴが一緒にいるメリットは?
サンゴは植物からエネルギーをもらい、植物は強烈な紫外線からサンゴが守ってくれていて、サンゴと植物どっちがよりメリットがある、というのは分かりません。
進化の過程でそのようなことをずっと繰り返してきているので、サンゴの種類によっては親から子へとパートナーも一緒に渡すタイプもいます。
しかし、種によっては親からもらうことなく自らの力でパートナーを獲得するサンゴもいます。今は地球環境が激変しているので、どちらが生きやすいかというと、ちょっと分かりません。
親から直接パートナーごと渡すと、子どもは最初からパートナーを持っているので楽でしょうが、ただそれだけでしょうか?
この記事をご覧になっている皆さんは、どう考えるでしょうか?
喜界島サンゴ礁科学研究所
理事長 渡邊 剛(北海道大学)

喜界島サンゴ礁科学研究所ホームページ
https://www.facebook.com/kikaireefs/
https://twitter.com/KIKAIreefs
リターン
3,000円

お気持ちコース
・お礼メール
・研究所ニュースレター購読権(無期限)
- 申込数
- 62
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年12月
10,000円

研究生コース
・お礼メール
・研究所ニュースレター購読権(無期限)
・調査報告書(PDF)
- 申込数
- 38
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2019年12月
3,000円

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- 2019年12月
10,000円

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