奈良県の在日朝鮮学校の歴史をまとめた本を出版したい!

奈良県の在日朝鮮学校の歴史をまとめた本を出版したい!

支援総額

768,000

目標金額 400,000円

支援者
95人
募集終了日
2020年9月9日

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プロジェクト本文

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【達成のお礼とネクストゴールについて(8/18 追記)】 

皆さまからの大きなご支援のおかげで、8月17日に無事第一目標金額を達成することができました。ご支援いただいた皆さま、本当にありがとうございます。 
また、応援コメントを読みながら、奈良の朝鮮学校や在日同胞の歴史についても関心を寄せて下さること、歴史を記録する大切さを共感いただき感謝しております。 

本日残りの期間でネクストゴール(60万円)に挑戦することを決めました。 
コロナ禍の中で寄付金集めが難航しています。 
またこの目標より多く達成した場合には、 
奈良朝鮮幼稚班(学校法人 奈良朝鮮学園)の運営費に当てさせていただきますが、 
毎年、財政対策で行われていた納涼会やチャリティ公演など、 
イベントの中止が相次ぎ、幼稚班の運営も大変きびしい状況にあります。 

引き続き皆さまからいただくご支援は、本の出版と、幼稚班運営費に充てさせていただく予定です。 
最終日まで、応援・ご支援のほどよろしくお願いいたします。

 

 

▼自己紹介

はじめまして 高元秀(コ・ウォンス)と申します。
デザイン事務所アトリエKO代表、東京生まれの在日コリアン2世です。
私は1982年に大学を卒業して奈良朝鮮初中級学校(学校法人奈良朝鮮学園)で9年間教員を勤め、その後も美術講師として同校で計15年間教鞭をとりました。いまはフリーのグラフィックデザイナーです。
その奈良朝鮮初中級学校が創立50周年を迎え「奈良50周年プロジェクト」を立ち上げました。 
記念事業のひとつとして50年の歴史を振り返る記念誌の出版がきまり、私はその記念誌の編集長に任命され、約1年間編集作業に携わってまいりました。 
編集にあたってこの記念誌をただの記念本にするのではなく、なぜ奈良に朝鮮学校が建ったのか、さらにはなぜ奈良に朝鮮人が住むようになったのかを、ひもといていく本にしようと考えました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼なぜ「奈良の朝鮮学校」を出版しようとしたのか

 

本のプロローグ(まえがき)を引用します。
「みなさんは奈良朝鮮初中級学校をご存じでしょうか。
この地にこの校舎が建てられ、50年が経とうとしています。
ここには朝鮮半島にルーツを持つ子どもたちが、今日も元気に通っています。
なぜここにこの校舎が建てられたのでしょうか。
本書はこのことを様々な記録や資料、この校舎の建設にかかわった方々や、ここに通った学生たちの証言を通してひもといていきます。
この本が奈良の地になぜ、朝鮮半島にルーツを持つ人々が住むようになったのかを知り、また朝鮮人の同胞の方々にとっては、なぜ自分たちがここに住み生きているのかを知ることの手助けになればと思っています。
そして多文化共生の時代に、お互いを知り、共に手を取り合って、
これからの50年を仲良く豊かに生きていく手助けになればと願っています。」

奈良朝鮮初中級学校は奈良県で唯一の朝鮮学校です。
しかし少子化や財政難など様々な理由で2008年の卒業式をもって休校となりました。
そのとき奈良の同胞たちは、はじめて学校の大事さ、ありがたさに気付き、学校が無くなるということがどんなにつらく、大変なことなのかに気付きました。
気付いた同胞たちは、再び力を合わせ2014年に幼稚班(幼稚園)を復活させます(全国の朝鮮学校で休校になったあと再開された学校はこの一例のみ、現在の園児数は4名)。
在日1世たちが建てた学校にはいま4世5世の子どもたちが通っています。
50周年を迎え、これからの50年を見据えたとき、この学校が必ず必要であること、我々やこれから生まれる子どもたちがみずからのルーツを知るべきこと、そして共に生きていく地域住民や奈良県の方々に我々や学校の存在を理解していいただくことが重要だと考えます。
この本が出版されたら奈良県のすべての図書館と、中学校に寄贈する予定です。
したがって若い世代により広く読んで欲しいと思い、本文は中学生くらいを対象とした文面構成となっています。

 

 

 

 

 

 

 

▼プロジェクトの内容

 

【目次】
プロローグ 奈良朝鮮初中級学校を知っていますか?
第1章 なぜ奈良県に朝鮮半島の人々が住むようになったのか
第2章 なぜ学校を作ろうとしたのか
第3章 在日本朝鮮奈良県商工会の結成
第4章 奈良朝鮮初中級学校の創立
第5章 奈良朝鮮学校と同胞たちの歩み
第6章 休校
第7章 再起動
第8章 奈良朝鮮幼稚班の復活
終章 100年の未来に向かって
資料
・在日朝鮮人問題発生の歴史的根源/呉圭祥
・在日朝鮮人はどんな歴史を歩んだのか ─奈良の地から考える─/川瀬俊治
・生駒トンネルと朝鮮人労働者/川瀬俊治
・ほか 年表 など

 

 

 

 

【概要】
◼︎出版予定日:2020年9月12日
◼︎出版社 :ハンマウン出版社
◼︎ページ数:160ページ(フルカラー)
◼︎サイズ:A4版
◼︎初版部数:2000部
◼︎頒価:2000円
※若い世代により手にとって欲しい思いからフルカラーにし、すべての見開きページに写真や図をいれています。
※資料と第1章部分は奈良の在日朝鮮人研究の第一人者である川瀬俊治に執筆をお願いし、大変充実した物となっております。
川瀬俊治には監修もしていただきました。

 

▼プロジェクトの現況


昨年2019年4月に立ち上がったプロジェクトは、学校建設に携わった一世の方々がいない状況の中、思ったよりも写真や資料が集まらず、当初から難航しました。 
コロナ禍で編集会議が滞り、出版予定も大幅に遅れました。 
しかし学校創立当時の金成憲先生が保管していた膨大な資料とともに、当の金先生にも編集に携わっていただき、大きく前進します。 
また、奈良の在日朝鮮人研究の第一人者である川瀬俊治さんに大変大きな力をいただいております。川瀬俊治さんには第1章部分と資料執筆を執筆をお願いし、大変充実した物となっております。また、監修もしていただきました。 
その後、写真や資料を求めて朝鮮大学校資料室や朝鮮新報社、朝鮮商工新聞社など訪ね、新聞の縮小版から資料を集める作業や、創立当時の先生方を招いての座談会、伊賀の同胞を訪ねインタビューをするなど、編集作業を進めてきました。 
現在(8/1時点で)160ページ中148ページの編集が終わり、校正作業とともに最終段階にはいっております

 

 

 

 

▼資金使途について

【必要経費】
本プロジェクトの必要経費は、以下の通りです。
この一部をクラウド・ファンディングによって賄いたいと考えています。

◼︎版権(写真) 200,000円
◼︎編集,校正 200,000円
◼︎装丁,組版 200,000円
◼︎印刷,製本 1,200,000円
◼︎諸経費(送料など) 200,000円
------------------------
 合計   2,000,000円

【クラウド・ファンディング使途】
奈良県同胞を中心とした方々による寄付金などで
120万円はすでに確保しておりますが残り80万円が不足しております。
40万円をこのクラウドファンディングで、
残りの40万円は自力で寄付を募りたいと思います。
またこの目標より多く達成した場合には、
奈良朝鮮幼稚班(学校法人 奈良朝鮮学園)の運営費に当てさせていただきます。

 

またコロナウイルスの影響によりプロジェクトもしくはリターンに延期や遅延が発生する可能性がございます。その場合迅速にご連絡、対応をさせていただきます。

 

 

 

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プロフィール

1962年東京生まれ。在日コリアン二世。朝鮮大学校(東京)師範教育学部美術科卒。 卒業後、奈良朝鮮初中級学校にて教鞭をとる。その後、大阪の朝鮮学校を中心に美術講師をしながら自らの創作活動を展開。同時に在日本朝鮮文学芸術家同盟大阪美術部長、日朝美術科懇談会(大阪)事務局長、アルン展事務局長などを歴任し企画に携わる。近年はフリーのグラフィックデザイナーとして活動。2018年には済州四・三犠牲者慰霊碑(大阪市天王寺区)のデザイン・設計を担当した。高賛侑監督の映画「アイたちの学校」(2019)「ワタシタチハニンゲンダ!」(2022)の宣伝美術を担当。一般財団法人大阪コリアタウン歴史資料館 理事。

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リターン

3,000


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奈良同胞50周年記念誌『奈良の朝鮮学校』

・サンクスレター
・<奈良の朝鮮学校>電子書籍版(PDF,ダウンロード版)
※ダウンロードアドレスとパスワードをお知らせします。
(9/12~30日間限定)

申込数
16
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年10月

5,000


alt

奈良同胞50周年記念誌『奈良の朝鮮学校』

・サンクスレター
・<奈良の朝鮮学校>紙書籍版1冊
・<奈良の朝鮮学校>電子書籍版(PDF,ダウンロード版)
※ダウンロードアドレスとパスワードをお知らせします。
(9/12~30日間限定)

申込数
30
在庫数
完売
発送完了予定月
2020年10月

3,000


alt

奈良同胞50周年記念誌『奈良の朝鮮学校』

・サンクスレター
・<奈良の朝鮮学校>電子書籍版(PDF,ダウンロード版)
※ダウンロードアドレスとパスワードをお知らせします。
(9/12~30日間限定)

申込数
16
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年10月

5,000


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奈良同胞50周年記念誌『奈良の朝鮮学校』

・サンクスレター
・<奈良の朝鮮学校>紙書籍版1冊
・<奈良の朝鮮学校>電子書籍版(PDF,ダウンロード版)
※ダウンロードアドレスとパスワードをお知らせします。
(9/12~30日間限定)

申込数
30
在庫数
完売
発送完了予定月
2020年10月
1 ~ 1/ 7

プロフィール

1962年東京生まれ。在日コリアン二世。朝鮮大学校(東京)師範教育学部美術科卒。 卒業後、奈良朝鮮初中級学校にて教鞭をとる。その後、大阪の朝鮮学校を中心に美術講師をしながら自らの創作活動を展開。同時に在日本朝鮮文学芸術家同盟大阪美術部長、日朝美術科懇談会(大阪)事務局長、アルン展事務局長などを歴任し企画に携わる。近年はフリーのグラフィックデザイナーとして活動。2018年には済州四・三犠牲者慰霊碑(大阪市天王寺区)のデザイン・設計を担当した。高賛侑監督の映画「アイたちの学校」(2019)「ワタシタチハニンゲンダ!」(2022)の宣伝美術を担当。一般財団法人大阪コリアタウン歴史資料館 理事。

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