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ついに完結!”幻の復元国宝”の完全版をいっしょに楽しもう!

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支援総額

476,000

目標金額 1,000,000円

支援者
36人
募集終了日
2019年7月16日

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2019年07月12日 10:13

むかしと対話できる不思議なデジタル復元

昨日お話しした「体感できない美術館の限界」は、けっこう根が深いとも言えます。

 

色あせた美術品を上からの白い照明で、ガラス越しに鑑賞することは、作品自体は大切なものですから仕方のないことです。しかし、説明を十分にしないと、「大切だから触れない → 昔から触ってない」という誤解を生んでしまう可能性があります。

 

日本美術は体感すれば、簡単に分かる。

なので、体感することを前提で丁寧に説明する必要があります。いや、体感することで説明が成り立ってしまうので、とにかくデジタル復元で体感してしまうのが得策です。

 

もうひとつ大げさに言うならば、体感しないこということは、「当時の人々の心情に近づける」素晴らしい機会を逸しているということです。

花下遊楽図の場合、実際の「醍醐の花見」が行われて数十年ほど後に制作された可能性があり、だんだんと思い出になりつつあるこの画題で、大作を作り上げた時代の空気も考えると伝わってくる情緒もひとしおです。

つまり、大阪夏の陣、冬の陣で悲劇の死をとげた淀殿と息子秀頼へ想いを馳せながら桜を見上げ、憂さを晴らすかのような盛大なる舞が繰り広げられる宴に、当時の人々はどのような想いで参加したのでしょうか(参加できるように工夫したのでしょうか)。哀愁だけでもない娯楽だけでもない無常観にも通じる想いは、やはり座して薄桃色の八重桜を見上げ、淀殿に相対しないと分からないのです。

 

 

さらに当時の人々は、このペアの屏風を実際の桜の季節に広げて、自分たちも花見をしていたと思います。それほどまでに、屏風は道具でした。

屏風の後ろには本物の桜が立ち、その花びらを散らし始めている。屏風の間を通って、桜の髪飾りをした女性が、お酒やお膳を運び入れる。そして、三味線の楽の音……。

 

 

 

今、美術館に飾られている作品との距離感と、当時、道具として触っていた作品との距離感の違いはあまりにも大きく、そして作品を通して得られる感情が、あまりにも違いすぎます。

当時の人々が、それらの道具を使って得た心情は、今の人々が忘れ去りつつある「無常観から侘び寂びへのゆらぎ」かもしれません。

 

でも、今なら間に合います。ぎりぎりデジタル復元が登場したからです。

だからこそ体験していただきたいのです。忘れかけた人々のあの心持を、感覚を作品から浴びてほしい、と強く願っております。

もし、何か感じることがございましたら、ぜひご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

 

次は、デジタル復元がどのように「ゆらぎ」をとらえてきたかをお話します。

 

リターン

5,000


オリジナルステッカープラン

オリジナルステッカープラン

■サンクスメール
■小林泰三オリジナルステッカー(1セット)

「花下遊楽図屏風」のモチーフだけではなく、小林泰三先生がこれまでに復元した作品の中から汎用性の高い図柄をオリジナルシールにしてお届けします。

※写真はイメージです

支援者
10人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年12月

10,000


屏風特別鑑賞会ご招待券プラン

屏風特別鑑賞会ご招待券プラン

■サンクスメール
■屏風特別鑑賞会・招待チケット(1枚)

ついに完全な形になった屏風の鑑賞会にご招待。

小林先生ご自身による屏風に関する講座、鑑賞や写真撮影、簡単な軽飲食がセットになっています。

鑑賞会は2019年中に都内・大阪市内を各1回ずつ予定しています。

開催日時や場所の詳細はまだ未定ですが、11月中にはReadyforのメッセージから皆さまにくわしいご案内を順次お送りしてまいります。

会場での飲食代はご招待の中に含まれておりますが、会場までの交通費や宿泊費等は参加者のご負担となります。

【プログラム案】(150分)
・おしのぎ(軽食)を囲んで先生との歓談(45分)
・先生による講座と鑑賞のポイント解説(30分)
・参加者による鑑賞や記念撮影(75分)
※人数により入替制での鑑賞になります

支援者
15人
在庫数
33
発送完了予定月
2019年12月

16,000


屏風特別鑑賞会ご招待券プラン(ペア)

屏風特別鑑賞会ご招待券プラン(ペア)

■サンクスメール
■屏風特別鑑賞会・招待チケット(2枚)

ついに完全な形になった屏風の鑑賞会にご招待。お得なペアプランです。

小林先生ご自身による屏風に関する講座、鑑賞や写真撮影、簡単な軽飲食がセットになっています。

鑑賞会は2019年中に都内・大阪市内を各1回ずつ予定しています。

開催日時や場所の詳細はまだ未定ですが、11月中にはReadyforのメッセージから皆さまにくわしいご案内を順次お送りしてまいります。

会場での飲食代はご招待の中に含まれておりますが、会場までの交通費や宿泊費等は参加者のご負担となります。

【プログラム案】(150分)
・おしのぎ(軽食)を囲んで先生との歓談(45分)
・先生による講座と鑑賞のポイント解説(30分)
・参加者による鑑賞や記念撮影(75分)
※人数により入替制での鑑賞になります

支援者
6人
在庫数
44
発送完了予定月
2019年12月

20,000


特別鑑賞会+ミニ復元屏風つきプラン

特別鑑賞会+ミニ復元屏風つきプラン

■サンクスメール
■屏風特別鑑賞会・招待チケット(1枚)
■ミニ花下遊楽図屏風(1セット)

特別鑑賞会参加に加え、このプロジェクトのために制作されるミニ屏風がついたコースです。

玄関に置いたり、花瓶の後ろに置いたり…お部屋の雰囲気をたちまち雅やかな雰囲気にしてくれます。

※リターン画像はあくまでイメージです。現状模写ではなく、描かれた当時の復元模写になります

小林先生ご自身による屏風に関する講座、鑑賞や写真撮影、簡単な軽飲食がセットになった鑑賞会は2019年中に都内・大阪市内を各1回ずつ予定しています。

開催日時や場所の詳細はまだ未定ですが、11月中にはReadyforのメッセージから皆さまにくわしいご案内を順次お送りしてまいります。

会場での飲食代はご招待の中に含まれておりますが、会場までの交通費や宿泊費等は参加者のご負担となります。

【プログラム案】(150分)
・おしのぎ(軽食)を囲んで先生との歓談(45分)
・先生による講座と鑑賞のポイント解説(30分)
・参加者による鑑賞や記念撮影(75分)
※人数により入替制での鑑賞になります

支援者
0人
在庫数
30
発送完了予定月
2019年12月

30,000


先生によるデラックス!都内日本美術解説ツアープラン

先生によるデラックス!都内日本美術解説ツアープラン

■サンクスメール
■先生による都内日本美術解説ツアー
■ミニ花下遊楽図屏風(1セット)
■屏風特別鑑賞会・招待チケット(1枚)

鑑賞会の参加とミニ屏風に加え、先生と一緒に都内日本美術作品を「賞道的に」鑑賞しながら回ることのできるスペシャルプランです。

開催日時や開催場所は各美術館の秋の特別展情報が公開される9月中旬をメドに当プロジェクトの更新情報でお知らせします。

美術館観覧のあと、会場を借りて講演会形式にするか、カフェなどで気軽にサロン形式にするかは、参加人数をふまえながら11月初旬に決定し、具体的な日程と内容を11月中に参加の皆さまにReadyforのメッセージでお送りします。

なお、解説ツアーにともなう会場までの交通費や宿泊代、施設入場料、飲食代は参加者のご負担となります。

【解説ツアー案(上野の場合)】(180分)
10:00 上野集合 上野東照宮見学
11:00 美術館見学
12:00 食事をとりながら歓談、質疑応答など

鑑賞会の内容については他プランと同様です。詳細は他プランの内容をご確認ください。

支援者
5人
在庫数
25
発送完了予定月
2019年12月

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