外装が完成した教育棟。ここではIT、クラフト工房、図書館、など様々な教室が整備されます。

皆様、こんにちは。

エクマットラの渡辺大樹です。

 

エクマットラアカデミー開校に向けて、クラウドファンディングをはじめ、様々な形でご支援・ご協力を頂いた皆様に、ご報告とご連絡をさせて頂きたく思います。

 

先月末に皆様にご連絡をさせて頂いた際、4月末にアカデミーの開校式典を行いたい旨をお伝えさせて頂きました。日程が決まらないのは最大の支援者であるダッチバングラ銀行の予定によるところが大きく、確定できないということもお知らせいたしました。

 

3月末から今まで、最後の建設作業とその他の家具・備品整備を行ってまいりましたが、4月末、さらに仮予定日としていた今日4月27日になっても、開校にこぎつけることができず、誠に申し訳ありません。応援して下さっている皆様には心よりお詫びさせて頂きつつ、以下のご報告をさせて頂きたくご連絡差し上げました。誤解のないようお伝えさせて頂きたいのは、さらなる遅延が生じてしまっている理由はダッチバングラ銀行の予定ではなく、偏に工事を予定通りに進めさせられなかった我々の責任です。

 

以下、さらなる遅延となってしまった理由と現状、今後の計画をご連絡させて頂きます。

 

工事遅延の原因

 

 1.工事業者、特に金属加工業者の工事の進捗の大幅な遅れ

 

 2.深井戸の採掘の失敗と新たな深井戸の採掘

 

 1.に関して、アカデミー建設には現在、土木建設業者、電気系統建設業 

者、金属系建設業者の3業者が工事に携わっており、先月3月23日の時点で、土木は15人、金属は10人以上の作業体制で急ピッチで工事を行っておりました。

 そして、その後3週間は人員を増やし、それぞれ20人~30人の作業員を動員して作業を進め、4月20日までに開校に向けての全ての工事を終えるという合意のもと、その分の支払いも行い、最終段階の工事に入っておりました。

しかし、3月26日の祝日以降、業者、特に金属業者の工事のスピードが落ち、4月上旬に入ると勝手に人員を引き上げてしまい、工事が全く進まないという状況に陥ってしまいました。理由はこの業者自身の資金繰りの問題でした。4月20日になってやっと、建設総合監督である設計家のイクバル氏から圧力をかけてもらいつつ、業者への資金貸与を行ってもらうことで、決着し工事が再開しました。  

 

 2.深井戸に関して、鉄分の含有量が非常に高いこの地域で、子ども達が安全な飲み水と生活用水を確保するうえで、雨水利用とともに、特に乾季には500フィート以上の深さからの深井戸からの水の採取が必要不可欠でした。12月末のクラウドファンディング終了後、その資金の一部を活用させて頂き、深井戸の採掘を行いました。3月中旬には約550フィートの深さの水脈から水が湧出し、これでアカデミー開校の最後の鍵であった深井戸と安全な水源が確保できたと喜んでおりました。

しかし数日経った後の3月24日から深井戸から泥層が混じるようになり、その後泥水のみとなり、結果的に全く水が出なくなりました。何度か深さを変えてみたものの、以前の水脈にあたることがなく、この深井戸を破棄せざるを得なくなりました。

その後も場所を変え、テストボーリングを数か所行った結果、1か月後に無事に新たな深井戸を完成することができましたが、その間、この作業に土木業者の作業員の半数以上が奪われ、他の建設に支障をきたす事態となってしまいました。

 

現在の状況

  1. に関しては、業者の資金繰りが解決したことで、工事が再開し3月下旬時点の工事のスピードに戻ったことで、解決したと考えられます。もちろん厳しいチェックは必要で継続しております。
  2. に関しては、上述の通り、4月20日にアカデミー内の別の地点の約600フィートの深さから、65フィートもの豊富な水脈にあたり、完全に安全な水が豊富に湧出するようになりました。現在地域住民が非常に喜んで毎日バケツや甕を持って水を汲みに来ています。アカデミーが地域への貢献を行う上で、雨季の雨水の提供と歓喜の深井戸の水の提供は、開校後も形を決めて良い形で継続できたらと考えております。

 

今後の開校に向けたスケジュール

 

 上記、1,2の現状から、土木、金属共に、4月20日以降、計画していたスピードで建設を再開することができております。作業としてはこのままのスピードで進めば5月下旬には全てが完了する予定ですが、以下の理由で慎重に開校までの日程を決めさせて頂きたくご連絡いたします。

理由として、

  • 5月15日から断食月が始まってしまうこと。断食月には工事の進捗が落ちるとともに、断食期間中の式典開催は事実上不可能であること。
  • イード明けの6月末が会計年度末であり、ダッチバングラ銀行関係者の都合が合わないこと。
  • 何度も遅延を繰り返してしまった反省から、もう次はないと心に刻み、確実に開校ができる日程を設定したいこと。

 

という3つの理由から、7月第1週の開校式典開催を執り行いたく考えております。

開校に向けての日程を、以下の通り引かせて頂きたくご連絡いたします。

  

  ≪開校に向けた日程変更案≫

  5月15日: 断食月開始(6月14日まで。断食期間中に工事完了)

6月15日(予定): イード(断食明けイスラム教のお祭りで、その後1 

 週間ほど様々な機能がストップする)

   7月第一週(有力候補7月6日):アカデミー開校式典

7月最終週~8月第一週:支援者の方々に向けた開校報告会の実施

 (於:東京)

8月末まで:支援者の方々へその他のリターンの送付

 

 

  とさせて頂きたく、ご連絡いたします。さらなる大幅な遅延となってしまうことに心よりお詫び申し上げるとともに、皆様のご理解を頂けましたら幸いです。

 

最後に

 

クラウドファンディングを始めさせて頂いた昨年11月以降、そして開校が迫っているとお知らせした3月末以降、多くの方から開校日のお問い合わせを頂き、楽しみに待ってくださっている方々がこれほどいらっしゃるのだということに改めて励まされると同時に、これだけの方々の期待を背負って活動しているにも関わらず、度重なる遅延という事態を招いてしまい、感謝の気持ちをしっかりと形で示すことができず誠に申し訳なく、忸怩たる思いでいっぱいです。

 

皆様から非常に大きな支援を頂いたクラウドファンディングが終了してすでに4か月が経ちました。当初の予定では1月中に開校を行い、3月中に開校報告会を行うという計画で有難いご支援を頂きました。

皆様に約束してお金を受け取った以上、ここには大きな責任が生じます。

何らかの業務を仕事として引き受けて、納期が3か月延びます、半年延びますというのは、話になりません。

これは、業者にも言えることではありますが、約束して皆様からお金を受け取っている以上、全て我々の責任です。

「バングラデシュだから」「業者がトラブルを起こして」「仕事ではなく社会活動だから」というのは全くもって話になりません。

 

有難い、有難すぎるご支援をして下さった皆様の期待を裏切る形になってしまいましたこと、深く反省すると同時に改めまして心よりお詫び申し上げます。

 

何度もこうしたご報告とお願いで心苦しいですが、「子ども達にとって最高のアカデミー」絶対に妥協することなくしっかりとした形で開校し、運営してまいりますので、ご理解頂きそれまでどうか温かく見守って頂けましたらと願っております。

 

引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

 

皆様への心からの感謝とともに。

 

2018年4月27日

渡辺大樹

 

*アカデミーの現在の状況の写真を共有させて頂きます。

アップロードの関係で一部のみ。

こちらは入口すぐにある野外ステージ。ここでは朝礼や、 文化発表会などのステージが行なわれる予定です。
周りにある自然を活かして、 こうした木々にハンモックやブランコなどを吊るす予定です。
新着情報一覧へ