プロジェクト概要

性の在り様に関わらず、すべての人が生きやすい社会をめざして
「多様な性を生きる人のための防災ガイドブック」を発行します!

 

はじめまして。性と人権ネットワークESTOです。 ESTOは、すべての人がその性の在り様に関わらず存在を尊重されることを願い、1998年に発足した非営利の団体です。 自覚する性別と身体や書類上の性別に違和感がある人、生まれつき身体の性別が非典型的な人、同性を好きになる人などへの支援活動を通して、自分の「性」を考え、セクシュアリティの尊重とジェンダーの平等をめざす活動をしています。

 

2011年3月11日に起こった東日本大震災で、多様な性を生きる人の困りごとを耳にする中で、災害時においてセクシュアルマイノリティの方々がひとりで悩みを抱えずに済むよう、防災ガイドブックを製作したいとプロジェクトを立ち上げました。ガイドブック制作費と発行に当たってのシンポジウム費用として69万円(READYFOR手数料含む)を必要としています。みなさまのご支援・応援をお願いいたします!

 

多様な性を生きる人々のために、緊急時に使える防災ガイドブックを作ります。

 

東日本大震災時、多様な性の人たちは「見えない」存在になってしまいました。

 

ESTOはこれまで、宮城県でも定期的に交流会を行ってきました。 2011年3月11日の東日本大震災は、多くの方が犠牲になり、行方不明になったままの方もまだまだいらっしゃいます。 その中で、多様な性を生きている人たちはどうやって過ごしていたのか…。 遠方から支援に来た当事者団体は「当事者に出会えない」と話し、避難所などに関わった方は「そんな人は居なかった」と話します。

 

支援に来ようとしてくださった方々も、「震災でどのようなことで困っているのか分からない」ということで「どんな支援が必要か」を知るために被災地域の団体にアクセスされたと聞いています。私が知っている限りでは、災害と性の多様性はこれまで大きく議論されることが無かったため、被災地で「起こりうるであろう」ことの想定はできていても、実際にそれが起こっているのか、それとももっと違う困難が発生しているのか分からない状況でした。

 

緊張状態に加えて、目に見えない心の不安や葛藤を抱えています。

 

特に災害時等の緊張状態において、
多様な性を持つ方々だからこそ抱えやすい悩みや不安

 

社会が「男女」であったり「夫婦(と子ども)」という「家族」を前提にしているため、避難所などで心の性別と身体の性別が異なる方がトイレや入浴設備などを利用できないことがあります。また、同性のカップルで避難した場合に説明を求められる可能性もあります。そのため、そもそも当事者の方が「避難所に行く」という選択をしにくい場合もあります。

 

また、ホルモン療法やHIVの治療のための薬が手に入るのか、という不安や性暴力の被害にあったときに、被害を訴えにくい、相談支援機関があってもセクシュアリティのことを理解してもらえるか分からず、相談をすることができない、などの問題がありました。また、同性のパートナーとは「家族」と認められにくいためにどちらかが救急搬送された時や死亡した場合にパートナーに連絡が行くのか、という不安も挙がりました。

 

多様な性を持つ人々にとって避難所での生活やパートナーの情報を得る難しさに居心地の悪さを感じることも。

 

災害時にセクシュアリティのことを言うのは「ワガママ」なの?

 

私たちは、非常時だからこそ「誰もが安全に生きられる社会」というのは、セクシュアリティのことだけでなく、あらゆる人を守ってくれる社会だと考えています。 そこで、多様なセクシュアリティを生きる人たちが日常から防災に備えられる情報の提供と当事者と一緒に社会で生きたいと思う人がどんなことが必要なのかを知ってもらうために、防災ガイドブックの作成をはじめました。

 

 

震災後、セクシュアリティの多様性と災害の問題に取り組んできました。

 

普段は秋田・岩手・宮城・東京などで交流会やイベントを行っています。宮城ではこれまで2000年から40回ほど、交流会を行ってきました。特に震災後は「震災と性の多様性」をテーマにし、災害時の困難とその解決方法の共有や災害時の食などを通して、ガイドブック作成の検討などを行ってきました。

 

震災後、最初の宮城交流会では会員同士の安否確認の場にもなり、参加者同士がお互いの無事を直接確認することができました。また、震災後に年2回だけの交流会ではなく、もっと居場所となれるような場所をということで、宮城では隔月で小さな交流会の場を設け、お茶をしながらのんびりできるような場所の提供を行っています。

また、2014年と2015年には災害と性の多様性をテーマにしたシンポジウムを宮城県で行い、一般参加者などを交えたイベントを通して社会に訴えかける活動を行いました。

 

防災ガイドブックというきっかけを通して、多様な性を考えるシンポジウムを行います。

 

「多様な性を生きる人のための防災ガイドブック」の発行とシンポジウムを通して、災害時に誰もが生きやすい社会を目指していきたい

 

今回のプロジェクトでは、みなさんからご支援をいただいて「多様な性を生きる人のための防災ガイドブック」の発行とシンポジウムを行います。 発行したガイドブックは多様な性を生きる当事者の方にお渡しするだけでなく、行政や避難所を運営する方の手に渡るよう、広く配布したいと思っています。 また、併せてシンポジウムを行うことで、実際に当事者がどのような思いで震災後を生きているのかやどのように社会と連携していくことができるのかをみんなで考え、防災・復興への思いをあらたにしたいと思っています。

 

イメージとしては、当事者の方にとっては災害時にどのようなことが起こるのか、そのために事前に準備しておく物や平時から確認しておくと良いこと、どのような社会資源につながることができるのかをイメージしてもらうこと、いざという時の支援先の情報などを知ってもらうものにしたいと思っています。

 

また、当事者だけではなく支援者や避難所運営にあたる方にも、当事者がどのような困難を抱えやすいのかやどのような支援があると良いのかの一端を知っていただくことができるものにしたいと考えています。

 

現在のラフ案です。

 

いつか「防災ガイドブック」がいらなくなることを目指して。

 

今回のプロジェクトを通して、災害時の性の多様性と安全について、身を守るすべを発信することはもちろん、社会的に考えるための土台づくりをしたいと思います。 性・健康状態・仕事・家族…さまざまな要素を持つ一人ひとりが、災害時、そして平時にその状況によって排除されることが無くなることが大切だと考えています。 そしていつか、多様性が尊重されることが当たり前になり、個人の状況によって命をあきらめる人がいなくなることをめざします。 今回のプロジェクトをその「はじめの一歩」にしていきたいです。みなさまの応援・ご支援をどうか、お願いいたします。

 

最後まで読んでくださってありがとうございます。

ご支援いただいた方々へのリターンとして、ガイドブックをお届けします!

 

 

「多様な性を生きる人のための防災ガイドブック」をお手元に!

 

今回、10,000円以上のご支援には、完成した防災ガイドブックをお届けいたします。ご自身の生活にお役立ていただくことはもちろん、周りの人などと一緒に防災について考えてみるなど、ご活用ください。また、50,000円以上のご支援で防災・復興に関する講師を無料で派遣します(交通費はご負担ください)。

ご自身が住んでいる地域で「多様な性と防災・復興」について考えてみませんか。

※ガイドブックは後日、無料で配布する可能性もあります。あらかじめご了承ください。

 

 


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