このプロジェクトでは継続的な支援を募集しています
貧困・困窮状態にある若者の「実費」を肩代わり!継続支援のお願い
【報告】23年1月の活動状況について
日々、私たちの活動にご支援をいただき誠にありがとうございます。
育て上げネットのPR担当の山崎です。
本クラウドファンディングによる寄付の引き受け状況と、利用状況に関する情報をお伝えします。
今年度も残すところわずかとなりました。
年度の終わりは「所属」を失いやすい時期です。
次の進路が決まらないまま卒業をする。
次の雇用契約が決まらずに失職する。
自分と社会を示してくれる「つながり」が無くなる経験をしたことがある方は実はそんなに多くないのかもしれません。ただ、そうであるからこそ、社会から孤立して、ヒントも道筋も用意されていない状況に困惑る方が非常に増える時期なのです。
この時期、大切なのは早期につながりを作ることが求められるのですが、そうして不安定な時期ほど実費は重くのしかかってきます。本プロジェクトを利用してもらうことで、少しでもつながりやすい環境を作ってまいります。
今回も実際に交通費を補填した方の事例をご報告します。
※個人情報の特定を避けるため、年齢・性別・支援拠点など一部改変している部分がありますことご了承ください。
―――さくらさん(22歳・女性)―――
都内の通信高校に通うさくらさん。3年できっちり卒業するつもりだったのに、その目標は遠のくばかりで現在、高校7年生になっていました。
持病の治療に時間を要したこともありますが、それ以上に卒業できないのはレポートの提出とスクーリング(通学)が足りていないことにあります。
「今年こそ卒業」と話す一方で、課題との向き合い方は気乗りしない様子。
最近は支援機関の来所も減っていました。
―本当に卒業する気があるのか?
―実はやりたいことが別にあるんじゃないのか?
担当スタッフにも本心を掴ませない言動に八方ふさがりの状態が続いていました。
――支援スタッフの声―――
何年もさくらさんのことを見ていますが今も彼女の本音はわかりません。
やきもきしますし、何を求められているのか、わからないです。
経験や知識があっても、それは前例なので100%当てはまるとは限らないんです。結局、さくらさん本人と向き合っていくなかにしか正解はないんですよね。
卒業する気がないなら…と、手を離すこともできるのかもしれません。
でも、そうしたら彼女はいったいどこにいくのだろうと思うのです。
たとえ時間がかかったとしても、さくらさんが頼ってくれる間は私たちのできることをやりたいと思います。
今は、本人が卒業を口にする間はそのための支援を続け、そこから糸口を見つけようと考えています。
最近は「次にいつ来られる?」と聞くと、
「わからない・・・」と顔を曇らせて答えていました。
来所のためのサポートを提案したら受け入れてくれて、12月ごろからは安定してこられるようになりました。
年度末の今からとれる単位は限られているので、8年目の高校生はもう確定しています。それでも「次は●●日に行きます!」と自分から言えるようになったこの変化を大切に、彼女と向き合っていきたいと思います。
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【2023年1月の活用状況と残高】
■活用可能金額:67,582円
■活用した金額:52,500円
・ICカードによる補填‥‥48,500円(※)
・美容院でのカット代・・・ 4,000円
※1月分を遡って精算した方が複数名いらっしゃったため、金額が大きくなりました)
■受益者数:11名(1月31日時点/延べ)
■繰越金:15,082円
【寄付の引き受け状況について】
2023年1月分(翌月25日着金)について
寄付金額:66,000円/寄付者数:38名
活用予定額:43,692円(※1)
繰越金含残高:58,774円
【今後の予定】
・多くの方からのご支援をいただくことができ、繰越金に余裕が出てきましたので、ニーズの高いパソコンやWi-Fi機器などの貸出について検討をしています。レンタル・リース契約は継続的に費用が発生する固定費となりますので、充分な余剰ができたと判断できましたらこちらも導入します。
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※1‥‥Readyfor社への手数料およびクラウドファンディングページの運営や寄付いただいたみなさまの情報管理、調査・研究をはじめとするバックオフィス業務にかかる人件費を主なものとして、実費補填するための振込手数料、本活動に関係する広報活動の費用を事務費としてしています。
コース
1,000円 / 月
1回分の相談費相当で若者を応援する
・活動報告を本プロジェクト内で掲載します(月1度程度)
・税額控除に使用できる寄付金受領証を発行します(毎年1月末頃)
※活動報告の情報は一般公開されるもので、寄付者限定のものではありません
3,000円 / 月
週1度の相談相当で若者を応援する
・活動報告を本プロジェクト内で掲載します(月1度程度)
・税額控除に使用できる寄付金受領証を発行します(毎年1月末頃)
※活動報告の情報は一般公開されるもので、寄付者限定のものではありません
5,000円 / 月
1か月分の通信費相当で若者を応援する
・活動報告を本プロジェクト内で掲載します(月1度程度)
・税額控除に使用できる寄付金受領証を発行します(毎年1月末頃)
※活動報告の情報は一般公開されるもので、寄付者限定のものではありません
10,000円 / 月
1か月分の定期券相当で若者を応援する
・活動報告を本プロジェクト内で掲載します(月1度程度)
・税額控除に使用できる寄付金受領証を発行します(毎年1月末頃)
※活動報告の情報は一般公開されるもので、寄付者限定のものではありません