このプロジェクトでは継続的な支援を募集しています
貧困・困窮状態にある若者の「実費」を肩代わり!継続支援のお願い
【報告】23年2月の活動状況
日々、私たちの活動にご支援をいただき誠にありがとうございます。
育て上げネットのPR担当の山崎です。
本クラウドファンディングによる寄付の引き受け状況と、利用状況に関する情報をお伝えします。
22年度の活動報告も今回が最後となります。
昨年4月から延べ402回、累計698,000円のご支援をいただき、延べ95名の方の交通費をはじめとする実費負担を解消することができました。
実費負担が解消されることで、支援が良い方向に進む様子をたくさんみてきました。「孤立」を経験する若者にとって、実費がかかることがどれだけ社会との距離を作ってきたのか、この1年で強く実感しています。
今回も実際に交通費を補填した方の事例をご報告します。
※個人情報の特定を避けるため、年齢・性別・支援拠点など一部改変している部分がありますことご了承ください。
―――たくみさん(19歳・男性)―――
イラストを描くことが好きで、美術系の専門学校に行きたいと願っていたたくみさんは、経済的な事情でその進路を諦めざるを得なくなりました。
進路が決まらないまま卒業して困惑する彼をみかねて、お母さまが支援機関に来所しました。
自分の好きなことやスキルを活かしたトレーニングプログラムを見かけて相談をしてくださいました。たくみさんの状況を話したあと本人が大切にしている「美術・イラスト」をテーマに仕事はできるのかと相談をうけたのです。
次の相談日にはたくみさん自身も来てくれました。
進学ができないことがわかってアルバイトも考えたけれど、どうもうまくいかない…
「このままではいけない」のはわかっているけど、どうしても足が踏み出せない。
そして、行けなかった専門学校への未練。
たくみさんの悩みが垣間見えてきました。
どうしても希望が持てず、ひきこもりがちになって、彼はどんどん自信を失っていきます。
「どうしたら外に出ていけるか、自信が持てるか」という相談は何度も重ねてきました。
昔から友人が多い方でもなく、人付き合いが得意でないこと、外に出る機会が減ってからは余計に「こんな状態で人前に行けない」と強く感じておられました。
――支援スタッフの声―――
美術を学んできたからこそ、たくみさんが自分の現状に納得いかなかったのかもしれません。私たちからは美容院で髪を切るところから始めてみようと提案しました。
実は以前からお世話になっている美容師さんがいます。就職活動で「身だしなみ」が重要なのは言うまでもないですが、整えろと言われても何から始めたら良いかわからない方はとても多いのです。
たくみさんにも、ひきこもり状態に理解がある美容師を紹介したのです。
初対面の相手に不安そうではありましたが、理髪費や交通費もこちらで負担することで一歩踏み出すことができました。
ただ髪を整えただけ…ではあるのですが、たくみさんにとっては大きなターニングポイントになりました。外に出ることの抵抗感は薄れ、支援拠点にもよく顔を出してくれるようになりました。
現在は、スタッフの知人でキャラクターデザインを生業にしている方の話を参考にしながら、イラストのスキルを活かした仕事を探しめています。
社会参加が億劫になってしまうと些細なことも壁になってひとつひとつの行動が先延ばしになってしまいがちです。そんなとき「いろんな人があなたを応援しているよ」と伝えながら、ご寄付を活用させていただいています。
若者が一歩を踏み出せなくなることも、勇気をだしてもう一度前に進めるようになることも、私たちはどちらにも影響を与えています。今後もみなさんのご支援が若者を励まし、支えとなるよう最前線の現場で活動を続けていきます。
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【2023年2月の活用状況と残高】
■活用可能金額:58,774円
■活用した金額:47,380円
・ビデオ通話用端末購入‥‥44,380円
・ICカードによる補填・・・ 3,000円
先月に多めに支払いをしていることもあり、交通費の申請は少なめでした。
■受益者数:2名(2月28日時点/延べ)
■繰越金:11,394円
【寄付の引き受け状況について】
2023年2月分(翌月25日着金)について
寄付金額:66,000円/寄付者数:38名
活用予定額:43,692円(※1)
繰越金含残高:55,086円
【今後の予定】
・昨月に交通費を多めに補填して、財務的な余裕ができたのでビデオ通話等のオンライン支援用の端末を購入することができました。来月以降はSIMカードの契約費がランニングコストとしてかかるようになりますので注視しながら変わらず交通費等のニーズの高いものでもサポートを継続してまいります。
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※1‥‥Readyfor社への手数料およびクラウドファンディングページの運営や寄付いただいたみなさまの情報管理、調査・研究をはじめとするバックオフィス業務にかかる人件費を主なものとして、実費補填するための振込手数料、本活動に関係する広報活動の費用を事務費としてしています。
コース
1,000円 / 月
1回分の相談費相当で若者を応援する
・活動報告を本プロジェクト内で掲載します(月1度程度)
・税額控除に使用できる寄付金受領証を発行します(毎年1月末頃)
※活動報告の情報は一般公開されるもので、寄付者限定のものではありません
3,000円 / 月
週1度の相談相当で若者を応援する
・活動報告を本プロジェクト内で掲載します(月1度程度)
・税額控除に使用できる寄付金受領証を発行します(毎年1月末頃)
※活動報告の情報は一般公開されるもので、寄付者限定のものではありません
5,000円 / 月
1か月分の通信費相当で若者を応援する
・活動報告を本プロジェクト内で掲載します(月1度程度)
・税額控除に使用できる寄付金受領証を発行します(毎年1月末頃)
※活動報告の情報は一般公開されるもので、寄付者限定のものではありません
10,000円 / 月
1か月分の定期券相当で若者を応援する
・活動報告を本プロジェクト内で掲載します(月1度程度)
・税額控除に使用できる寄付金受領証を発行します(毎年1月末頃)
※活動報告の情報は一般公開されるもので、寄付者限定のものではありません