福山市立動物園で19日、ふくちゃんの世界にただ一つの「エンリッチメントアイテム」開発のキックオフ会議を開きました。製作やプロジェクトに関わるメンバーが動物園に集まって意見交換し、来年4月の完成を目指した開発が正式に動き始めました。


 

エンリッチメントアイテムは、ふくちゃんが運動場で遊ぶための道具です。限られた飼育環境でのストレスを減らし、免疫力を向上させることによって結核の再発を防ぎます。クラウドファンディング の第2ゴール(200万円)で開発を目標に掲げ、みなさまの温かいご支援により達成できました。その後、具体的な開発に向けた調整を進めてきました。

 

会議に参加したのは、園長、副園長、ふくちゃんの飼育担当ら職員、地元企業でエンリッチメントアイテムを製作する遊具メーカー・タカオ株式会社の担当者、リターンのふくちゃんグッズを担当するLLP和楽美、グッズのデザイナー、司会を務めた福山市の産業支援コーデネーター、ふくちゃんプロジェクトのハピズーの計10人です。マスコミ各社のみなさんも集まりました。

 


エンリッチメントアイテムの開発イメージ(タカオ株式会社作成)


エンリッチメントアイテムの仮の名称は「ゴロゴロローラー」。ふくちゃんが脚でけったり鼻で押したりして回転させると、中からえさが出てくる仕組みです。体重2700キロのふくちゃんが踏んでも壊れないように、重さ200キロの頑丈な構造を想定しています。

 

会議では、寺岡園長がクラウドファンディング の目的や支援状況を説明した後、エンリッチメントアイテムの開発の流れを確認。構造については、ゴロゴロと転がってふくちゃんや飼育設備を傷つけることを防ぐために、円柱以外の形についても検討されました。

 

 

 

タカオは全国で有名な遊具メーカーですが、ゾウ専用の遊具を開発するのは初めて。ゾウの飼育担当にとっても初の取り組みで、「やってみないとわからないことが多い」といいます。

 

タカオが2019年1月をめどに試作品を作り、両者で改良を繰り返して完成度を高めていきます。19年4月29日のふくちゃん誕生日会で支援者やお客さんにお披露目する予定です。

新着情報一覧へ