学校カミオクプロジェクト終了報告
【終了報告】
10月9日・10日をもちまして
『神様からの贈り物』
2021年度公演が無事終了しました
それに伴いまして
今回のクラウドファンディング
高校生が創る『神様からの贈り物』
舞台公演の夢を叶えたい!
のプロジェクトも終了となります
長期にわたり見守って頂き
誠にありがとうございました
最後に
プロジェクト実行責任教諭の山本から
今回のプロジェクトを振り返りながら
お礼のご挨拶とさせて頂きます
【プロジェクトの軌跡】
2019年7月
劇団MONA作品
『神様からの贈り物』神戸公演を
芸術鑑賞の一環として
生徒と教員で観たところから本格的に
#学校カミオクはスタートしました
舞台を観た生徒から
『自分たちもこの作品をやってみたい』
そんな声が多く上がり、
どうやったらその夢が実現できるのか
そこからのスタートでした
実は、学校で舞台作品を創るためには
様々な壁があります
生徒が一丸となる意思と覚悟があるのか
先生が苦楽を共にする覚悟があるのか
学校が予算をかける体制を作れるのか
一つ一つ
時間をかけながら壁を乗り越え
最後のミッションがこの
クラウドファンディングでした
最後に2020年度生が
オンライン公演という形で
支援者様へ想いを届け、
無事126万1000円の支援を頂き
2021年度の舞台公演が決定しました
【神様からの贈り物episode2】
クラウドファンディングを達成させた
2020年度生が卒業し
舞台公演の夢は
2021年度生へ
引き継がれることになりました
この学年の第一印象は
『真面目』
素直で、真面目で、周囲へ気遣いができる
授業の雰囲気は少し大人しくて、
自分への自信の無さも所々伺える
そういった印象を持ったことを
覚えています
舞台の稽古は
発声や基礎練習からのスタートでした
1学期に行った『外郎売』
という台本を読むテストでは
ほとんどの生徒が練習を重ねた成果を見せ、
完璧に読んでみせてくれました
7月末にキャストを発表した後は
2役を任せた生徒もいたにもかかわらず
60ページもの台本を
早々に覚えていきました
夏休みも返上で
学校が開いている日は
毎日自主的に集まり
稽古を重ねてきました
劇場公演に向けて
9月に校内で4公演をやり切り、
公演を観た方からは称賛の声を
多く頂きました
にもかかわらず、
当の本人たちは
不完全燃焼。
演技力や表現力は
十分練習してきたはずなのに
何故か心残りがある
そんな壁にぶち当たりました
公演一週間前
最後の劇場公演を
悔いのないものにするために
全員が抱えていた気持ちを
正直に話し合いました
綺麗ごとではなく、
ずっと抱え込んでいたこと、
ずっと悩んでいたこと、
ずっと本音で話をしたかったこと。
全てを正直に話したことで
泣き崩れる生徒もいました
それでも最後は
全員が投げ出すことなく
前向きに受け止めようとする姿勢こそが、
公演を成功させたい
という意思を共有することになりました
最後の公演は
『完全燃焼』
これまでの練習の成果を全て出し切り
支援者様はじめ、
これまで支えてくださった全ての方へ
感謝を伝える最高の公演となりました
【エピローグ】
今回のプロジェクトは
決して確実な勝算があった訳ではありません
もし100万円達成できなかったら?
もし新型コロナの影響でできなくなったら?
もし負荷をかけ過ぎで1人でも脱落したら?
もし緊張でセリフが飛んでしまったら?
沢山の方が関わり、
沢山の方が支援してくださるなかで
賛否両論、
いろんな意見を頂くこともありました
生徒にとっても、
代わりのいないキャストを任される重圧は
相当なものであったと思います
100%成功させれるかなんて
誰にもわかりません。
それでも、今回のプロジェクトは
生徒や私自身が
なんとしても叶えたい夢でした。
何かを成し遂げる人は
覚悟を決めて、腹をくくり、
人知れずの困難を乗り越えて、
そこに立っている。
そんな世界の裏側を、
今回のプロジェクトの過程を通して
身を持って学ぶ授業になりました。
チャレンジする機会をくださった学校、
クラウドファンディングの支援者様、
そして、
このプロジェクトに挑戦したことを
正解にしてくれた
生徒に心から感謝しています。
今回チャレンジした生徒に、
いつか頑張りたいことができたとき、
今回のチャレンジが糧となることを
願っています。
今回のプロジェクトを
見守って頂いた全ての方へ
心より御礼申し上げます。
クラーク高等学院
コミュニケーション専攻
山本 航平
【収支報告(概算)】
今回支援頂いた126万1000円
につきましては下記の費用として
使用いたしました
サイト利用手数料
約14万円
リターン作成・郵送費
約8万円
劇場使用料(4日間)
約32万円
音響・照明スタッフ人件費(4日間)
約20万円
スタッフ、生徒交通費・食費
約5万円
公演映像撮影業者依頼費
約22万円
小道具製作・衣装費
約10万円
挿入歌『雛菊』製作クラファン費
約5万円
その他雑費
約4万
残金(約8万円)は生徒の舞台鑑賞費等
コミュニケーション専攻授業の費用として
大切に使用させて頂きます。
【今後について】
今回の舞台公演は
新型コロナウイルスの状況を鑑み
業者へ動画撮影を依頼しておりました。
つきましては
全支援者様へ後日(11月中旬ごろ)
動画URLを添付いたしますので、
公演の様子を是非ご覧ください。
次年度以降の取り組みにつきましては
現在検討中です。
今後のプロジェクトは
各HPやSNSでも随時発進予定ですので
引き続き本校の教育活動に
ご理解・ご協力のほど
何卒よろしくお願いいたします。
クラーク高等学院